Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:アジャンタ洞窟

空港からは、事前にアレンジしておいた車でホテルへ。

今回、車のアレンジは全て事前にホテルにお願いしてあり、行き帰りの空港送迎+アジャンタ+翌日のエローラを合わせて4,100ルピーでした。時間がタイトな弾丸旅行なので、不確実要素は早めにつぶしておくに限ります。

宿泊先はTripadvisorで評判の良かったGreen Olive Hotel。早朝到着にもかかわらず、部屋が空いていたようですぐに案内してもらえました。宿代は約3,000ルピーです。

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外に出るのも面倒だったので、ホテルでブッフェの朝食をとることに。基本は部屋代に込みですが、今回のようにチェックイン日に朝食をとる場合は265ルピーでした。

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朝食後は早速アジャンタに向かいました。

アウランガーバード市内からアジャンタまでは100kmとそれなりに距離があります。途中、インド式ドライブインで小休憩。

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スナックの袋を暖簾のように吊るしているのは何か意味があるのでしょうか。

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2時間半ほどでアジャンタの駐車場に着きました。一般車は洞窟前までは入れないので、ここからは年季の入ったバスに乗って入り口まで向かいます。

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ここが入り口。最近値上げされたらしい500ルピーのチケット代を払っていざ入場。

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 階段が辛い人向けにはこういったものもありましたが、入り口から洞窟まではすぐなので、わざわざ使っている人は見かけませんでした。

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階段を上りきると、洞窟が見えてきます。

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まずは第1窟から。ここが一番装飾の保存状態が良く、見ごたえがあります。

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天井画。

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外から見ると、ここが岩山を削って造られたということがよくわかります。

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窟によっては、このように天井は掘ったままになっているようなところも。

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第10窟。アジャンタ洞窟群の中でも最古と言われている洞窟です。正面の装飾は既に崩落しており、内部に日光が入るのを避けるための簡易壁が設けられています。

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内部には立派なストゥーパ

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第10窟の柱の一つには、ここを1819年に発見したイギリス人John Smithのサインが残っています。自力で探すのは至難の技なので、見てみたいならスタッフに尋ねた方がベターです。

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団体で来て各窟で礼拝をしている仏教徒も。彼らと後で話したところ、サンフランシスコ在住のベトナム系米国人とのことでした。

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鮮やかな壁画です。

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内部の壁画だけでなく、外部の彫刻も細かいところまで凝っています。

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これだけの数の洞窟があると、ひとつひとつ見ていくとかなりの時間が必要です。昼になると気温が上がっていきますが、内部では水は一切売っていなかったので、入場する時に十分な量の水を持ち込む必要があります。私は500ml一本しか持ち込まず、後半はかなり苦しみました。

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建造中に放棄されたと思われる窟もあります。

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そして最奥にあるのが第26窟。ここは外部、内部共に緻密な彫刻が多くあり見逃せません。

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第10窟と比べると、彫刻の細かさがわかります。

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壁を取り囲む彫刻も見事。

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これは迫力がありました。

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涅槃仏もあります。これはインド人観光客にかなり人気なようでした。

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これで洞窟は全て見終わったので、アジャンタ全体を見渡せる展望台まで上がってみることにします。

展望台は2つあり、1つ目は15分ほどの登りで着きました。ここでコーラ、スプライトを売っている露天商と出会い、やっと喉の渇きを癒すことに成功。

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ここから少し奥に行くと滝も見えます。滝つぼを歩いている人も見えたので、第26窟から更に奥に進む道もあったのかもしれません。

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そこから更に上がると2つ目の展望台。ロンリープラネットには1つ目の展望台から40分はかかると書いてありましたが、実際には15分程度で着きました。ここはまさに最初にJohn Smithがアジャンタ洞窟群を発見した場所とのことです。

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これにてアジャンタ観光終了。また入り口まで降りてバスに乗り、駐車場まで戻り、アウランガーバードへ帰ります。お昼時は過ぎていましたが、めぼしいレストランもなさそうだったのでランチはチップスで済ませました。