朝7時頃、ホリデイインをチェックアウトしてロンドン名物の2階建てバスで空港へ。冬のロンドンはこの時間でもまだ夜明け前です。
出発便はターミナル3なので、ヒースローのセントラルバスステーション行きに乗車しました。到着すると、バスステーション内は不思議なライティング。
ターミナル1,2,3を利用の際は、セントラルバスステーションから各ターミナルまで歩いて行くことになります。今回利用のターミナル3は5分ほどで到着。
前日にマドリードで搭乗券は受け取っており荷物もスルーで預けていたので、チェックインカウンターは立ち寄ること無く通過。
ファーストクラス利用者とエメラルドステータス保持者には塀で隔離された専用チェックインカウンターが用意されているようですが、上から覗き見る限り特段違いはなさそうでした。
そのままファストトラックで出国。ビジネスクラスの搭乗券があれば、特段インビテーションが無くとも利用可能でした。イギリスは出国審査は特に無く、自動改札のようなゲートを通過するだけです。
ヒースローでは搭乗の1時間前にならないとゲートが発表されないため、ラウンジに入れない場合はゲート前ではなく免税店やレストランが立ち並ぶエリアで待つことになります。朝は北米便の出発が多い時間帯なので、それなりに混み合っていました。
ターミナル3にはワンワールド系ではBA、AA、CX、QFの4社がラウンジを構えています。今回は昨年改装されたばかりのキャセイパシフィック航空のラウンジを利用してみました。
ここはホーム空港でないにも関わらず、ファーストクラス用とビジネスクラス用のラウンジが別々に設置されています。キャセイのロンドンに対する注力ぶりを現していると言えるでしょう。ワンワールドエメラルド保持者であれば、搭乗クラスに関係なくファーストクラスラウンジが利用可能です。
まずはダイニングへ。
香港のホームラウンジと同じく、アラカルトメニューから注文する形式。この時間帯は朝食メニューです。
The Eastern Setをチョイス。お粥、点心、フライドヌードルといった香港風の内容。朝にはちょうど良い量です。
食後はソファーでゆったり。朝はキャセイ便が無いからか、かなり空いていて快適です。
場所によって椅子の種類も様々。
ダイニングコーナー以外にも、ドリンク類や軽食等を自由に取れるカウンターもあります。
ここにあるのは簡単なサンドイッチやフルーツ、デザート等。
もちろんアルコールもあります。
ソファー席からは外の駐機場の様子がよく見えます。A380はやはり存在感で他を圧倒していました。
搭乗時刻になったので、モニターでゲートを確認。31番と結構遠くのゲートがアサインされていました。
小走り気味にゲートへ急いで、ファイナルコールで無事搭乗。機材はB787-8で、座席はおなじみの初代スカイスイートです。
昨年秋から増便されたこのJAL42便ですが、ビジネスクラスの搭乗率は50%といったところ。羽田深夜発のJAL41便に比べて、復路のこの便はロンドンで当日乗り継ぎ可能な欧州内出発地が限られているのが少し使いづらいのでしょう。
隣りに駐機していたのは、最近は日本ではほとんど見なくなったB747。BAがターミナル3から長距離線を飛ばしているとは知りませんでした。
ゲート出発後、朝の滑走路混雑で少し待たされた後に離陸。
ドーバー海峡を渡り、オランダ上空に到達したあたりで食事のサービスがスタート。
海上には風力発電用の風車が並んでいるのが見えました。かなり大規模で、さすが再生可能エネルギー先進国のオランダです。
メニュー。
アラカルトはB787だと搭載スペースに限りがあるのでB777に比べると少なめですが、それでも他社比では十分。
まずはお決まりの和洋共通の前菜から。
続いて小鉢類。
和食のメインは、最近は肉と魚を1品ずつというのがJALのトレンドのよう。今回は豚とサーモンです。
デザート。これは見た目も味も安っぽい感じがして残念。
バルト海あたりで食事終了。昨年に2度乗ったBA(羽田便、成田便)に比べるとペースの早いサービスでした。羽田に朝到着のフライトなので、ここから先は睡眠を確保するのが最優先。食後はドリエルを服用して強制終了です。
到着前の朝食もパスして、到着直前まで8時間ほど熟睡。
6時過ぎ、羽田に到着しました。シャワーを浴びてから出勤と思っていたのですが、なんと空港のシャワールームの待ち時間は90分。それなら自宅に戻った方がまだ早いので、一旦帰宅し身支度を整えてから出社しました。