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とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記

6日目:ロビンソンクルーソー島滞在 (3)

ロビンソンクルーソー島での滞在も3日目。翌日はもう帰りの飛行機の日なので、フルで使える日はこの日が最後です。

午前中はマルセロにお願いしてボートをアレンジしてもらい、プエルト・イングレス"Puerto Inglés"という別の湾へ。ボートに乗るために港へ行くと、昨日入港した貨物船がちょうど荷下しをしているところでした。

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今回乗るボートはこれ。マルセロは仕事が忙しいとのことで、彼の友人のロドリゴが同行してくれました。

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海上から見るサンフアンバウティスタの全景。左手奥にEl Yunque、右手奥にセルカーク展望台があります。

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20分ほどの航海でプエルト・イングレスに到着。ここも当然国立公園です。

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この島は基本的に切り立った崖に囲まれており、船の上陸が可能な湾は島全体で3つしかありません。そのうちの1つがこのプエルト・イングレス。

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ここに来た理由は、とあるアメリカ人に会うため。信じられない話なのですが、彼は大航海時代にスペイン船がこの島に財宝を隠したと本気で信じており、島民を雇って目星を付けた場所を掘らせているのです。

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それがこの場所。発掘現場は撮影禁止でしたが、深さは5m程度まで掘り進んでおり、10人程度の島民が働いています。

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彼がそのアメリカ人、Bernard。アメリカでビジネスマンとして成功を収めたらしく、資金には全く苦労していないそうです。もう10年以上、夏の半年だけサンフアンバウティスタに住み、私費を投じて発掘作業を進めていると言っていました。ロドリゴ曰く、働いている島民への給与も良く島の経済に貢献しているため、島民との関係も良好とのこと。

金持ちの道楽かと思いきや本人は至って本気。チリ政府と契約も結んでおり、自然環境保護のため掘削機械の使用は禁止、財宝が発見された場合の取り分はチリ政府90%、Bernard10%となかなか厳しい条件です。

彼曰く採掘現場の隣にある洞窟に手がかりが残されていたということで、壁に掘られた文字やイラストの解読のしかたを丁寧に解説してくれました。それが合っているのかはわかりませんが。

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彼の作業はチリ政府が建てた観光客向けの案内板にも掲載されるほど。変わった人ですが、人柄は良いのでぜひ頑張って見つけてほしいものです。

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ここにもオタリアがいました。この島はオタリアの楽園になっているようです。

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Bernardから一通り話を聞いた後はサンフアンバウティスタに戻り、集落内を少しぶらぶら。実はこの村は2010年のチリ大地震時に津波で大きな被害を受けています。海岸近くにはまだその痕跡が。

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陸地に打ち上げられた船。津波の記憶を風化させないためにわざとそのまま残しています。

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津波で更地となった土地に新たに造られたサッカーグラウンド。復興にはチリ政府からかなりの援助金が出ているようです。

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これらの木はきっと津波を耐えたのでしょう。東北の一本松を思い出す風景です。

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街の端の岸壁には、いくつか不自然な穴が空いている箇所がありました。

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中を見ると、なんと弾丸が食い込んでいるのでした。第一次世界大戦イギリス海軍とドイツ海軍がここの湾で交戦した時に撃ち込まれたものがそのまま残っているそうです。

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午後は、ミラドール展望台に次いで眺めが良いという、サルシプエデス"Salsipuedes" へ。

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午後になって雲もなくなり、3日目にして初めて快晴に恵まれました。

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集落の中で発見したごみ捨て場。10種類以上の分別は感心です。当然ごみも貨物船に載って本土まで運ばれます。

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登山道の入り口。

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国立公園の入り口を示すゲートがあるのはセルカーク展望台と同じです。

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ゲートを過ぎてしばらくは林の中。

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しばらくすると、林を抜けて道はこんな感じに。良いハイキング日和になりました。

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ゲートから30分もかからず、サルシプエデスに到着。

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Salsipuedesを英語に訳すと"Leave if you can"。その名の通り、断崖絶壁の真上に位置しています。この奥はもう海面までほぼ垂直。

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反対側にはサンフアンバウティスタが広がります。

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サルシプエデスの先もしばらくまだ道が続いていそうだったので歩いてみることにしたのですが、、、

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5分ほどで道は消えて完全に草藪になってしまいました。このまま進むと方角的にはセルカーク展望台の方なのですが、ロストしては大変なので引き返すことにします。

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帰り道、スペイン軍が建造した砦に立ち寄りました。

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島で唯一見かけた英語付きの解説板。

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海に向けて大砲が並びます。当時幅を利かせていた海賊への対策が目的だったようです。

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帰りに村の商店に立ち寄ると大混雑。それもそのはず、昨日までは空っぽだったボックスに貨物船から荷下ろしされた野菜がたっぷり入っています。値段は本土の2倍ですが、それでも飛ぶように売れているようでした。

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