昼前まではホテルで休憩。街の中心からは少し離れているので、外に広がるのはのどかな景色です。
仮眠を取ってゆっくりしてから街へ。中心部までは歩いて10分ほど。
まずは腹ごしらえに、せっかくのチベット文化圏なのでチベット料理を。これはトゥクパという麺料理。
そしてチベット風餃子のモモ。インドでは基本的に食事というとカレーがメインになってしまう中で、チベット料理が楽しめるラダック地方は貴重な存在です。
腹を満たした後は街をぶらぶら。こちらがレーのメイン通り。
通りの脇では地元の農家の方々による露天市場がオープン。顔つきからインド系とは全く違う民族であることがわかります。
銀行の建物もチベット様式の建築。
レーの町中には旅行会社も多く、各社ともパンゴン湖やヌブラ渓谷へのツアーの掲示を出しています。オンシーズンであれば、一人旅だったとしても参加するツアーを見つけるのは難しくなさそうです。私は残念ながら超弾丸旅行のため今回はパス。
レーの街のほぼどこにいても、視線を上げるとそびえ立つ王宮が目に入ります。せっかくなので、高山慣れを兼ねて登ってみることに。
王宮の方向に歩いていくと、LEH PALACEへの道のりを示した標識が出てくるので、これに沿って進めば迷いません。
完全に裏道といった雰囲気。標識が無ければ迷ってしまうことは確実です。
王宮へは迂回道を通れば車でもアクセスが可能なため、歩いて登る人は少ないのか、近隣住民を除けばほとんどすれ違う人もいません。
少しずつ王宮が近づいてきました。レーは標高3,500mに位置しておりすぐ息切れをしてしまうので、高山病にならないように休憩を挟みながらゆっくり登ります。
振り返ればレー市街地を一望。
20分ほどかけて、ようやく王宮の真下まで到着しました。
正面に出るとチケット売り場と入り口があります。入場料はインド国民なら15ルピーのところ、外国人は200ルピー。インドの観光地ではよくある二重価格です。
王宮の中には少し展示もありますが大したものではなく、一番の見所は屋上からの眺望でしょう。
レー市街。奥に聳える山は5,000m級でしょうか。
ホテルがあるUpper Karzoo地区はこちら。周囲が土色一色になっている一方、市街地は木々が生えて青々としているのには感銘を受けます。灌漑設備がしっかりしているのでしょう。
王宮のさらに奥に立っているのはツェモ・ゴンパ。
屋上の壁が落書きだらけなのは残念。
王宮を出たら、続いてツェモ・ゴンパを目指します。見た限りではそんなに遠くないのですが、この標高ではあそこまで行くのにも一苦労。
タルチョ(チベット仏教の経文が書いてある五色の旗)が青空に映えます。
王宮からは20分ほど登って、やっとツェモ・ゴンパに到着。
広いレーの街でも、王宮を見下ろすことができるのはここくらいでしょう。
ここまで来ると来訪客も少ないのか、チケット売り場は無人。入場料の30ルピーを置いて、チケットを1枚取っていきます。仏教寺院で入場料をちょろまかすような恐れ多いことをする人などいないのでしょう。
ゴンパの中にはダライ・ラマの写真も。チベット仏教の影響圏にあることがよくわかります。
ゴンパの頂上からの景色。王宮からの眺めに比べて随分視線が高くなりました。
ゴンパ内は梯子の昇り降りが多くあります。梯子は固定されておらず、ただ立てかけられているだけなので、気をつけないと事故になる可能性も。
ツェモ・ゴンパからは裏にある階段を降りていけば、直接Upper Karzoo地区に戻ることが出来ます。
下りは簡単。10分ほどで下まで降りてきてしまいました。
ホテルへ戻る道すがらの光景。レーではポプラの木が目立ちます。
道沿いには水路を多く見かけます。これがレー市内が青々としている理由でしょう。
5時頃、ホテルへ帰還。翌日は車をチャーターして近くの村々を周ります。