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とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記

3日目:スペイン最高峰・テイデ山登山 (2) Altavista避難小屋〜登頂〜下山

登山2日目は、山頂でご来光を見るため4:30に起床。4時前後から他の宿泊客も起き出してガヤガヤしてくるので、目覚ましをかけなくても自然と目が覚めました。

ゆっくりと朝食を済ませ、6時に出発。ここは欧州の西の端(地理的にはほぼアフリカ)にあるので、日の出は遅いのです。

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まずは2km先にあるロープウェイの駅を目指します。暗闇の中、登山客のヘッドライトが列を造っていました。眼下には麓の町の灯りが。

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刻々と明るくなっていきます。立ち止まって風景を眺めたくなりますが、日の出までに頂上にたどり着くため、先を急ぎます。

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最初の1.5kmちょっとはきつい登りが続きますが、残りの0.5kmは平らな道。ロープウェイで登って来た人向けの遊歩道になっているらしく、一気に歩きやすくなりました。

この辺りに来ると、下の写真では分かりにくいですが暗闇にテイデ山のシルエットがくっきりと見えます。頂上にライトが見えるので、ペースの速い人はもう登頂したようです。

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6:50、標高3,555mのロープウェイ乗り場に到着。残りは0.7km、標高差163mです。

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ここから先は急登。ただし、足場はしっかりしていました。

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7:13、登頂。頂上には特に三角点のようなものはなく、それぞれ適当な場所に陣取って日の出を待ちます。

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7:25、ご来光。雲海からの日の出となりました。

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そして昨晩の日の入りと同様、太陽と反対側に現れるテイデ山の影。現地の人達にとっては、日の出を見るよりもこの影を見る方が重要なようで、皆写真に収めていました。

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スペイン最高峰のテイデ山は、当然カナリア諸島の中でも最高峰。ここからなら周囲の島々も見渡せます。

これがグランカナリア島。GWにはあちら側からテイデ山を眺めました。

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西側に見えるのはパルマ島。カナリア諸島で最も緑豊かな島と言われており、有名なトレッキングコースもあります。

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テイデの影の先に見える2つの島は、手前がゴメラ島、奥がイエロ島。この2島は空港のキャパシティの関係でスペイン本土からの直行便が無く、そのため観光客も少なめだそう。この島々もいつか行きたいものです。

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頂上付近では、いくつもの場所から硫黄臭のする蒸気が出ています。日本人には慣れた匂いですが、火山活動が活発で無い国の人からすると異臭に感じられるようです。

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よく見ると、テイデ山を囲むように山脈が周囲に連なっています。テイデ山自身が大きなカルデラの中にあるのでした。

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そのカルデラの底にあるのが今日の下山地点でもあるパラドール。標高差1,600mをこれから下ります。8:00に下山開始。

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8:20、ロープウェイ駅まで戻って来ました。Altavista避難小屋に宿泊した客のほとんどはここからロープウェイで下りるらしく、9時の運転開始を待っています。

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ロープウェイは往復27ユーロ。強風で止まることもしばしばあり、これに乗って登って来たとしても、下山したい時に運休していた場合は、歩いて下山するしかないケースもあるので注意が必要です。

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ロープウェイ駅を過ぎると、本当に誰もいなくなりました。

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8:45、ビエホ山(Pico Viejo)の火口を見下ろす展望台に到着。ここまでは遊歩道扱いで、ロープウェイ客でも気軽に歩いて来られます。

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ここから先は足元の悪いガレ場をビエホ山に向かってほぼ直進で下山。この区間は難易度もExtremeに設定されており、少し歩きづらいので注意が必要でした。

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40分ほどでガレ場を抜け、平坦な砂地へ。ここまで来ると随分楽になります。

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ここからパラドールへの下山は左に折れる道を進むのですが、その前にせっかくなのでビエホ山の山頂にも立ち寄ることに。ここの山頂への分岐点は以下の写真の場所なのですが、一切標識が無く少し分かりづらいです。maps.meで要確認。

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分岐点からは少し登りますが、テイデ山に比べれば朝飯前のレベル。

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9:45、ビエホ山頂。標高3,135mです。ここもテイデ山同様、三角点のようなものはありません。

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ビエホ山頂から覗く火口。ここは火山活動を停止しているのか、蒸気が噴出するような場所もありません。テイデ山と違って人っ子一人おらず、風の音しかしない、とても静かな空間。

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ビエホ山頂から望むテイデ山。逆光で写真ではよく見えませんが、その手前には先ほど降りて来たガレ場が広がっています。

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10:10、下山開始。数分ですぐにパラドールへの下山道(S-23)への分岐道に出ます。ここからパラドールまでは6.7km。

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下山道もあいにく日陰は全くありません。ほとんど登り返しも無く、ただひたすら下り。

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途中、溶岩流の跡を横断する場所が2カ所あり、その周辺だけ大小の石が足場に転がり歩きにくいところがあります。

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道すがらにはコース番号を示す"23"の標識はコンスタントに立てられているのですが、残りの距離が書いていないので、GPSで確認しないとどれくらい歩いたか分かりません。ゴールであるパラドールの手前にある岩の構造物Roques de Garciaが基本的にずっと見えるので、目視で距離を推測しながら歩きます。

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この原っぱの中に突出している岩山がRoques de Garcia。昨日ブランカ山からも見えました。

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途中に45分ほどのランチ休憩をはさみ、12:30にRoques de Garciaの散策路と合流。残り1.4kmです。

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Roques de Garciaは大型バスが何台も訪れる観光地のため、この散策路はほぼ平坦。ここまで来ればもうゴールは目前です。

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これがRoques de Garciaで有名な岩の1つ。その形状から、カテドラルと呼ばれています。

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最も有名なのはシンチャードと呼ばれるこの岩だそう。確かに特徴的な形をしています。

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ユーロ導入前のスペインの通貨であるペセタでは、お札の絵柄にも採用されていたようです。

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この周辺は観光客だらけ。トレッキングポールに登山ウェアの私は少々場違いな雰囲気でした。

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13:00、パラドール着。パラドールとはスペイン国営のホテルブランド名です。スペイン全国で数多くのホテルを運営しており、まだ泊まったことはありませんがなかなかの高級路線だそう。

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帰りのバスは16:00発なので、それまで時間つぶし。登山ウェアでパラドールのレストランに入るのは気が引けたので、カフェテリアで軽く食事を買って外のベンチでリラックスすることにしました。やはり登山の後はビールに限ります。シーザーサラダと合わせて13ユーロと、なかなか強気な価格設定。

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パラドールから見たテイデ山。右端のブランカ山、左側のビエホ山と合わせて3つのピークが全て見渡せる絶好の位置です。今回は右側方向から左に向かって踏破したことになります。

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16:00のバスは時間通りに出発。弾丸旅行のため、プエルトデラクルスに戻ったらホテルで荷物をピックアップして、そのまま空港へ直行です。

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