礼文岳登頂を終え、香深に戻って来たのは9:40頃。13:25発のフェリーで利尻島へと向かうため、それまでの余った時間で最後に桃岩展望台コースを歩きます。
香深からは初日に元地へ向かった時と同じ方向へ進み、トンネルに入らずに分岐を右へ進めば桃岩方面。
桃岩登山口までは車道も繋がっているのですが、分岐のすぐ先に、歩行者用の近道が用意されているので、歩く場合はこちらへ。
こんな感じの歩きやすい道です。普段トレッキングをしないような初心者でも問題なく歩けるでしょう。
桃岩展望台コースの全容。あまり歩くつもりのない観光客は桃岩展望台までの往復で済ませる人が多いようですが、今回は約6kmを歩いて反対側にある知床集落まで向かいます。
香深から20分で、桃岩展望台に到着。
これが桃岩。その下には、2日前に訪れた桃台猫台や、海に浮かぶ猫岩まで見えます。
桃岩の由来はきっと形が桃に似ているということなのでしょうが、展望台から見るよりも下側の桃台猫台から見上げた方が、より桃感が出ていた気がします。2日前に下から見上げた時の記事はこちら。
桃岩展望台から先も、比較的平坦で歩きやすい道。必要な場所では階段や木道も整備されているので、この辺りであればトレッキングシューズでなくとも普通のスニーカーでも問題なさそうです。
ただ、問題はかなりの強風。この写真からも伝わるでしょうが風を遮るものがなく、吹き曝しの中を歩くことになりました。
風は強いですが、視界を遮るものもないので利尻岳は常に見えています。
礼文島は花の浮島と呼ばれるだけあり、数々の野花が見られました。礼文島を日帰りで訪れ時間が無い人は、このコースだけ歩けばとりあえず満足出来るでしょう。
晴れれば海も綺麗。
桃岩展望台から45分ほどで、元地灯台に到着。ここまで来ると、観光客の数も随分減りました。
元地灯台から先は、利尻岳を正面に見ながらの下り。ゴールである知床集落は海岸沿いなので、そこまで下りが続きますが、そこまで標高差があるわけではないので傾斜は緩やかです。
11:15、ゴール。6kmを1時間半で歩きました。知床集落から香深へと戻るバスは12:13発なので、歩くペースが少し速過ぎたようです。
ここにも昆布。
バスまで1時間ほどありますが、知床集落には喫茶店やレストランはおろか、商店も1軒も無し。買い物ができる場所といえば、バス停近くにある自動販売機くらいしかありませんでした。香深まで走って帰ろうかとも思いましたが、少し距離もあるのでそれは断念し、大人しくバスを待ちます。