1日がかりの岬めぐりコース、8時間コース、礼文林道コースを繋ぐトレッキングも、いよいよ最終パート。
8時間コースも歩き終わり、宇遠内分岐点から礼文林道コースへ。
林道というだけあり、車両も通れそうな幅の道です。周囲は背の高い笹が育っており、視界はあまり開けていません。
40分ほど歩いて、礼文滝コースへの分岐に到着しました。ここから2kmほど進んだ先の海岸線沿いにある礼文滝まで続くこのコースは渡渉もあったりして面白いルートのようなのですが、この日は時間が無いのでパスして先へ。
分岐から更に20分歩くと、レブンウスユキソウ群生地。礼文の名前が付いていますが、礼文島の固有種ではなく、北海道やサハリンであれば各地で見られる花だそうです。
レブンウスユキソウのベストシーズンは6月だそうですが、7月中旬のこの時期でもまだこの通りたくさん咲いていました。
拡大するとこんな見た目の花。サウンドオブミュージックで有名なエーデルワイスの仲間です。
礼文島の山間部は森林が無い禿山状態のところが多いのですが、これは過去に複数回あった山火事が原因だそう。現在、所々では植林での森林回復が図られています。
群生地の少し先には、元地集落を見渡せる展望台。最後の最後で、雲の隙間から晴れ間も見えてきました。
群生地から20分歩いて車道への合流地点に到着し、礼文林道コースも終了。この後は車道を1.5km歩き、16:30に香深の町まで歩き終えました。約30kmを9時間で無事踏破です。
この日の夜は、漁協直営の食堂「海鮮処かふか」へ。評判が良いだけあり、電話をかけると予約で満席とのことでしたが、時間をずらして20時頃に伺うと、直ぐに入ることが出来ました。
漁協直営なだけあり、やはり推しは海の幸ということで、寿司を注文。ウニやホタテをはじめ、地元の水揚げ品を中心にしたネタで8貫1,840円と、東京に比べればかなり良心的な値段で満足でした。