ターミナル3に着いたらシルバークリスラウンジへ。相変わらず、椅子がずらっと並ぶだけの平凡なラウンジです。
深夜便に乗ってきた後なので、シャワーで汗を流してリフレッシュ。チェンナイでもコロンボでもラウンジにシャワーが無かったので、これは助かりました。
この頃の新型コロナウイルス感染はまだ中国が中心で、シンガポールが入国禁止措置を取っていたのも中国本土のみでした。2ヶ月で世界がこうも変わってしまうとは。
ガラガラの北京行きのゲートの横で、SQ12便のゲートは大賑わい。成田経由ロサンゼルス行きの便ということで、日本行きの便のような日本人ばかりという空気感も無く、LAXまでの通しでの乗客が半分以上を占めているような雰囲気でした。
機材はB777-300ER。米国まで行く長距離線仕様の機材ということで、搭載されているビジネスクラスシートも最新型のものです。座席横にはスリッパ、メニューがプリセットされていました。
シート前方は前の座席の下の方に潜り込む形になっているのですが、今回は運良く最前列を確保出来たため、前方もこの広さ。B777で1-2-1の配置ですから、他の航空会社のファーストクラスと変わらない横幅ということになります。
ウェルカムドリンクは朝なのでノンアルでした。頼めばアルコールも出してくれるとは思いますが、今回は食事時まで我慢。
タキシング中にターミナル4が見えました。2017年にオープンしたチャンギでは最新のターミナルですが、エアサイドで相互に移動可能なターミナル1~3と違い、このターミナルの発着便でしか利用出来ないので、まだ訪れる機会がありません。
水平飛行に移った後は機内食のサービスが始まるので、メニューの確認から。今回はBook the Cookでロブスターを注文しているので、自然と洋食コースになります。
まずはドリンクのオーダーを取りに来たので、シャンパンをもらいました。
続いてまずはサテー。9:40頃に水平飛行にシートベルトサインが消え、これが出てくるのが10:00頃と、ここまでは順調でした。
サテーの後は随分と待たされ、10:45頃になってやっと次の皿かと思いきや、ここでナッツの配布。
前菜がサーブされたのは、サテーが出てから1時間も経過した11:00頃でした。ホットミールでもないのに、なぜこれを準備するのに1時間も必要なのか、理解に苦しみます。
その後にパンも到着。SQのガーリックブレッドはいつも美味しいので気に入っています。
そこから20分ほど待って、やっとメインが到着。Book the Cookをオーダーしていることを事前に確認され、ちゃんとオーダー通りのロブスターがやって来ました。
ちなみに、昨年A380のスイートに搭乗した時にもBook the Cookでロブスターをオーダーしていました。やはりビジネスとスイートの差は大きく、アスパラガス、トマト、サフランライスという添え物のラインナップは同じですが、ロブスターのサイズ感は段違いです。
食後のデザートは抹茶アイス。JALのシンガポール便で出されるSATSアイスと違い、こちらはまともに食べられる甘さで一安心。
その後はチーズが待っていますが、これはガッカリな内容でした。SQとはいえ、やはりアジア系のエアラインにチーズは期待出来ないのでしょうか。
最後はチョコレートと緑茶で終了。既に12時過ぎと、2時間以上に亘る長いランチコースでした。
食事が終わると既にフィリピン沖。
ここから先は、シートをフルフラットにしてゆったり。このタイプのシートは背もたれを手前に倒してフルフラットにするので、クルーにお願いして準備してもらいました。
足元はこの広さ。前の便が深夜便にも関わらず3時間も眠れなかったため、ここで食後の昼寝です。
2時間ほど眠ることができ、着陸前に寝起きのアップルジュース。
南国だったインドからスリランカ、シンガポール経由で真冬の日本に帰還。冬の関東平野らしく、空は晴れ渡っていました。
成田ではANAのA380の隣りに駐機。マジマジとこの機材を見るのは初めてですが、尾翼が白地に青文字という通常機材と逆の配色なのが少し違和感。コロナ騒ぎの現在では、固定費だけが嵩んでしまう無用の長物と化していることでしょう。