ターミナル2Eの乗り継ぎ用出国審査は人がほとんどおらず、あっという間に通過。75分の乗り継ぎでしたが、余裕で出発フロアに到着しました。
搭乗開始まで一息つこうかと、とりあえずエールフランスのラウンジへ。
ところが、入り口からこのような混雑。内部は座る椅子が見当たらないほどの大混雑でした。
スタッフによる清掃も間に合っていないのか、使い終えた皿や食べ残しが数々のテーブルに放置されていたり、地下に位置するので天井も低く息苦しかったりと、良いところが全くないラウンジだったので、早々に退散。エールフランスのハブ空港ということで期待していただけに、かなりガッカリでした。
ということで、ゲート前のベンチで待機。こちらの方がよっぽど人口密度も低く快適です。
搭乗開始。乗客は日本人が大半のところ、スカイチームなのでJGCやSFCの影響も無いはずですが、優先搭乗客がかなり多かったのには驚きました。意外とスカイチームのエリートステータスを持つ日本人も多いのでしょうか。
ちなみに、この便でも搭乗開始と言っておきながら、ゲート通過後には通路で機内準備が整うのを待つはめに。パリ発のエールフランス便は今回の旅行で2便乗りましたが、どちらもこのような待ち時間があったので、CDGでは機内準備が整わずとも搭乗開始のアナウンスをするのは普通の運用なのかもしれません。
通路で10分以上待たされた後、ようやく機内へ。数日前に乗った便と違い、この便のシートは逆ヘリンボーン型の最新式です。機材もB777-300ERとかなり大型のものを使っており、エールフランスにとっての羽田線の重要性が感じられます。
座席にはハンガー、スリッパ、ブランケットが事前に配置されていました。ハンガーは自分でジャケットを掛けておけば、クルーが離陸前に回収してくれます。
足元は広々。あとはフルフラットにした時に敷くようなマットレスがあれば言うことなしなのですが。
モニターは枠が大きいせいで、画面は少し小さめ。
今回の席はビジネスクラスの最前列だったので、すぐ前方はファーストクラス。離陸前はカーテンが開いていたので、自席から覗き見ることが出来ました。エールフランスのファーストにも一度は乗ってみたいですが、特典での発券はハードルが高すぎます。
座席に着くと、まずはアメニティポーチと免税品冊子の配布。
続いてウェルカムドリンク。シャンパンもありましたが、なぜかオレンジジュースを取ったようです。
エールフランスの安全ビデオはモデル5人が出演。黒人やアジア人も含めて人種間の配慮はしっかりと為されている一方、性別は5人とも当然女性、というのがいかにもフランス的な気がしました。
機内食メニュー。パリを23:20発というフライトなので、1食目は軽めかとも思いましたが、どうやら離陸後にはしっかりとした夕食が出てきます。そして羽田へは19:20着なのですが、到着前の食事は"朝食"。
ワインはシャンパン1種と白赤が各2種。フランスの航空会社だからと言って、特段ワインのセレクションが充実しているわけではありませんでした。
離陸後、水平飛行に入ると機内食サービスのスタート。まずは以前の便でも気に入ったチーズビスケットとOTSUMAMIが配られます。
今回は食に乏しい西アフリカを中心とした旅行だったので、せっかくのパリ発のエールフランス便にも関わらず和食を選んでしまいました。和食はチーズ、デザートが付かないため、代わりということで前菜と一緒にチョコレートが配られます。
和食のメインは豚の角煮。前菜を含めても、白米と漬物以外はハズレも無く、外国の航空会社にしては頑張っている和食です。少なくともBAよりは随分まともでした。
その後、本来和食をオーダーした人には付いていないはずのデザートですが、数が余っていたのか、クルーの方にぜひどうぞ、と言われたのでありがたくもらいました。緑茶と一緒にもらってこれで食事終了。
片付けまで済んだのはエストニア上空あたりでした。羽田まではまだ9時間というあたり。
東京時間だと朝の10時ですが、パリ時間だと既に深夜2時なのでここらで就寝。
5時間ほど寝て東シベリア上空で起床。ギャレーの方へ向かうと、このような小さなカウンターが用意されており、カップヌードルやキッシュが置いてありました。キッシュは見本が置いてあり、実際はクルーに頼むと温めたものを持ってきてくれるようです。
目覚めた後は映画を見て過ごします。ペルーのコメディ映画を見ていたのですが、じゃんけんをするシーンで、スペイン語でもJan-ken-pon!と言うのは知りませんでした。後で調べたところ、ペルーでは日系移民の影響で日本語がそのまま広まったようです。
羽田まで残り2時間弱という辺りで、到着前の朝食のサービスが開始。
ヨーロッパでも大陸側の航空会社らしく、朝食はかなりあっさり。朝からヘビーなイングリッシュブレックファストを出してくるBAとは対照的です。
定刻より少し早い19時頃に羽田に到着。この時間帯の到着便は少ないのか、珍しく混雑に遭遇せずに入国審査までたどり着くことが出来ました。