この日は久しぶりに成田空港第1ターミナルからの出発。仕事納めの後に、そのまま東京駅からバスに乗ってやってきました。
クリスマスも過ぎて空港はお正月モード。
エチオピア航空のチェックインは特段混雑しておらず、すぐに終了。今回の旅程はアディスアベバ経由でアクラまで行った後に別切り航空券のASKY便でリベリアへと乗り継ぐルートでしたが、ASKY便のチェックインはここでは出来ませんでした。
ファストトラックを使ってサクッと出国。
出国後はラウンジへ。エチオピア航空はスターアライアンスに加盟しているためANAとユナイテッドが利用可能ですが、ANAは夜の時間帯にホノルル行きA380が2便連続出発でラウンジ混雑必至のため、ユナイテッドクラブを使うことにしました。
まずはシャワーでリフレッシュ。トイレにウォシュレットが付いていなかったり、全体的に無骨な造りにアメリカらしさが現れている気がします。
シャワールームは10室以上。この時間帯のユナイテッドクラブは利用客も少なく閑散としているため、待ち時間無しですぐに利用出来ました。
ちなみに、利用者が少ないせいか、シャワールーム近くのビュッフェコーナーは既にクローズ済み。
反対側のビュッフェは辛うじてオープンしていました。ただし、食事の種類はこれに加えてホットミールが数種類ある程度です。まあ、米系ラウンジなのでそもそもミール類には期待するだけ無駄でしょう。
ラウンジ自体はかなり広々とした作りでした。きっと夕方の北米〜東南アジア乗り継ぎ便の発着時間帯はアメリカ人で混雑するのでしょう。
エチオピア航空の出発ゲートへ。年末の出国ピークということもあってかアフリカ系の人々の姿は少なく、日本人が乗客の大半を占めているようです。アディスアベバ行きですが、仁川までの以遠区間のみの搭乗も可能なので、韓国が行き先の人もそれなりにいると思われます。
ボーディングパスに記載された予定時刻より20分ほど遅れて搭乗開始。ビジネスクラスは2-2-2の配列です。
シートは色々な航空会社でよく見るタイプのもの。2-2-2の配置でフルフラットにはなりますが、窓側の座席はダイレクトな通路アクセスが確保されておらず、かなり詰め込み感のある仕様です。
AA、QR、TG等、最近搭乗した同シートの便では、中距離線(及び重要度の低い路線)用として導入されており、各航空会社共に長距離の主要路線にはよりグレードの高いシートを採用しています。それに比べると、このシートを長距離路線用として採用しているエチオピア航空は、ハード面で劣っている感は否めません。
座席に着くとウェルカムドリンクのサービス。シャンパンを貰いました。
パーソナルモニターは解像度も十分。最初のWelcome画面でこれだけの言語がありながら日本語が無いのには少し驚きました。
選べる言語は英語、アラビア語、中国語、フランス語、アムハラ語(エチオピアの公用語)、ポルトガル語。日本語が無いのは仕方ないとして、ポルトガル語があるのは興味深いところです。
その後、季節柄メリークリスマスのメッセージが10以上の言語で順番に表示されるのですが、これも日本語は無し。アジア言語だと中国語、タイ語、ヒンディー語は確認出来たので、こうした面からもエチオピア航空における日本路線の重要度の低さがわかります。
安全ビデオはクルーが水着で踊ったりする、少し意外なテイスト。エチオピアは保守的なお国柄かと思っていたのですが、案外そうでもないのかもしれません。
離陸。冬は空気が澄んでいるので、東京の夜景もくっきりと見えました。
東京からソウルの区間でも、機内食はしっかりサーブされます。一応"軽食"(Light Meal)とはなっていますが、前菜・サラダ・主菜・デザートで構成されており、主菜は3種類から選択可能です。日系のソウル線が機内食は1択しか無いことを考えると、かなりの気合の入れよう。
今回はチキンを選びました。メニューには書いていませんがキムチとコチュジャンが付いてきたので、仁川で搭載した機内食のようです。この後仁川を出た後も再び食事がサーブされるので、ここでは完食せず半分程度に抑えておきました。
デザートはラズベリームースケーキ。これは小さいのでペロリと。
フライトマップを見てみて気になったのが、"Dokdo"(独島)と"EAST SEA"(東海)の表示。韓国のロビー活動の成果でしょうか。韓国系キャリア以外でこのような表示がされているのは初めて見た気がします。
結局搭乗時の遅れをそのまま引き継ぎ、定刻より20分の遅延で仁川空港に到着しました。アディスアベバまでの通しの乗客も、ここで一旦降機させられます。