この日は夕方のフライトでヤンゴンまで戻ります。それまでの間、ボートをチャーターして インレー湖の南西側に位置するインディン村(In Dein Village)を訪れることにしました。
ボートは宿のおばちゃん経由でアレンジして15,000チャット(=約1,000円)。1人でボートを借りきって1,000円なんて、ミャンマーの物価の安さを実感します。
朝7時にホテルまでバイタクに迎えに来てもらい船着場へ。そのままバイタクドライバーから船頭さんに引き継がれ、すぐに出発です。天気は幸いなことに今日も快晴。
湖に出ると、カモメ(?)がボートに合わせて横を飛んで行きます。餌付けをする観光客が多いのかもしれません。
昨日も通った水上農園の脇を再び通過。
生活排水垂れ流しの水辺で泳ぐ少年達。きっと逞しく育つことでしょう。
インディン村が位置するのはインレー湖岸ではなく、少し内陸に入ったところ。そのためボートも途中からは川に入り上流へと進んでいきました。
インレー湖周辺の中でも人気スポットのインディン村とあって、村に近づくと観光客のボートで川が渋滞するほど。
ニャウンシュエから1時間弱でインディン村に到着しました。
インディン村の一番の見所といえば、丘の上にあるパゴダ(僧院)と仏塔群。入り口で撮影料500チャット(=約35円)を払って入場しました。パゴダまでは長い屋根付きの参道が整備されています。
参道の入り口にはバイタクの運転手が待ち構えており、歩くと1時間かかるからバイタクで迂回した方が良いということを言ってきますが、実際は15分ほどで到着するので騙されないようにしましょう。
両側にお土産屋がありますが、朝の時間帯は人も少なくまだ静か。昼過ぎから観光客が増えて騒々しくなるらしいので、ここを訪れるなら朝一がオススメです。
パゴダに到着。ここで靴を脱ぎます。
パゴダ内部は正直大したことが無いのですが、目を惹くのがこの仏塔群。
金ぴかの仏塔が並ぶ様は圧巻です。1つ1つの仏塔の下に日付とネームプレートが埋め込まれており、その人による寄付で立てられたことを表しています。
端の方には古い仏塔群が残っています。上の方が欠けていたり、上の方まで残っているものの傾いていたりと、それぞれに味がありました。
さらに古いものになると、もはや地面に飲み込まれ始めていたり。パゴダ周辺の金色に輝く仏塔もいずれはこうなるのでしょう。
このように樹木に乗っ取られている仏塔も。人工物を易々と飲み込んでいく自然の強さを感じます。
すぐ脇にある小山に登ると全体像が俯瞰可能。規模自体はそこまで巨大ではありませんが、こう見ると密集度はかなりのものです。
続いて参道を下りて川岸まで戻ったら、橋を渡って川の反対側にあるパゴダへ。
岩山の上にあるこのパゴダはインレー湖の眺望が良いとロンプラに書いてあったので足を伸ばしてみましたが、こちら側まで来る観光客はほとんどいないのか、道中は地元住民以外誰ともすれ違いませんでした。
眺めはこんなもの。確かに遠くまで見渡せますが、高さが少し足りない気も。
これ以上の眺望を期待する場合は、インレー湖畔で毎朝気球ツアーが催行されているので、それに参加するのがベストでしょう。300ドル以上するらしいですが。
インディン村の観光客向けレストランで昼食。ビール1本込みで7,500チャット(=約500円)。
食後はボートでニャウンシュエに戻り、タクシーで空港へ向かいました。