ヤンゴン空港での国際線ターミナルから国内線ターミナルへの移動は、徒歩でも5分程度。大きなスーツケースを持っている場合はタクシーに乗ってもいいですが、今回はバックパック1つなので余裕で歩いて行ける距離です。
国際線ターミナルを出てから右手側に伸びる歩道をひたすら歩くと、すぐに到着。こちらも国内線ターミナル同様に新しい建物でした。
ミャンマーの国内線はたくさんの弱小航空会社が群雄割拠している状態。これだけ航空会社が多いと目当てのカウンターを見つけるのにも一苦労ですが、なんとかゴールデンミャンマー航空も見つかりました。
12番と14番の2つのカウンターを使用していますが、行き先によってカウンターを使い分けており、ヘーホー行きはこの日は12番。
搭乗券はコンピューター出力されるものではないアナログなタイプ。座席番号はシールで、名前に至っては手書きでした。ミャンマーの国内線はまだまだシステム化が進んでいないようです。
保安検査を越えて出発ゲート前へ。ミャンマーコンビニエンスストアなる店があり、小腹が空いた場合のスナック菓子などはここで買えそうです。
コーヒーショップもあります。全体的にミャンマーとは思えないほど清潔で快適なターミナルです。
国内線ターミナルに唯一あるラウンジのMingalar Sky Loungeはプライオリティパスで利用可能。早速入ってみることにしました。入り口はエスカレーターを上がったところです。
広いラウンジ。しかも国内線にはビジネスクラスの設定があるフライトが少ないのか、ほとんど利用客もいません。
一応、フード類もホットミールを含めて用意されています。
開けてみると思ったより小ぶりな器で盛られているのは、やはり利用者が少ないからでしょうか。
ミャンマーの国民食とも言えるモヒンガーもしっかり用意されています。
モヒンガーとは、魚(主にナマズを使うようです。)のダシをベースにしたスープヌードルのこと。魚の臭みはほとんど無く、日本人の舌にも合いやすいヌードルです。早速ここで一杯食べてみました。
11:30出発予定なので11:00過ぎになってゲートに行くと、未だ搭乗は始まっておらず。それどころか、同じゴールデンミャンマー航空の7:30発マンダレー行きすらまだ出発していません。
結局、そのあとすぐにマンダレー行きの搭乗が始まり、それが終わってヘーホー行きの搭乗が始まったのは12:00頃でした。ちなみに、同じく11:30発のタンドウェ行きは13:30まで2時間遅延とのこと。ゴールデンミャンマー航空は遅延常習犯のようです。
ちなみに表示がvia Hehoとなっている通り、この便は経由便。ヘーホーとタチレクを経由してラーショーまで、シャン州の3都市を順番に回る各駅停車のようなフライトです。
どうやらバスで機体まで移動するよう。2台のバスが向かい合う形で停車しているのは、1台が日本の中古車、もう1台が韓国の中古車で乗降扉の位置が逆になっているからです。
こちらが日本の中古車。"ノンステップバス"の表示がまだ日本語のままです。
私が乗ったのは韓国製の方でした。こちらも座席にハングルの広告が入ったまま。
機材はターミナルの建物からかなり離れた位置に駐機していました。機材はAT72-600。最近だとフィジー航空で同じ機材に乗っており、その時と同じく機体の後ろ側からの搭乗です。
遅延を取り戻すため、全員搭乗するとすぐにタキシングを開始してサッサと離陸。
国内線ですが、一応機内食が配られました。パンが2つという質素なものですが、まさか機内食が出るとは思ってもいなかったのでびっくり。
ヘーホーの付近も一面の畑。この地域はもっと山がちなのかと思っていましたが、そうではないようです。
晴れ渡ったヘーホー空港に着陸。当然ボーディングブリッジなどは無く、降機したら歩いてターミナルまで向かいます。
小さな空港。国内線専用です。
空港の建物に入ると、なぜかイミグレーションブースがありました。パスポートにスタンプを押されるわけではなく、意図は不明です。
ここで事前にアレンジしていたタクシーのドライバーと合流し、一路インレー湖の湖岸に位置するニャウンシュエへ向かいます。