Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1~2日目:乗り継ぎでソウル観光 元祖馬山ハルメアグチム、戦争記念館、又来屋

乗り継ぎでソウルに1泊する旅程で、せっかくなのでソウル観光に出かけます。韓国は金浦/仁川の乗り継ぎで入国をしたことは何度かありますが、観光をするのは今回が初めてです。

実は今回は一人旅では無く同行人が一緒。ソウルに何度か来たことがあるとのことだったので、こちらはただ付いていくまま、ホテルに荷物を置いたら既に23時過ぎですが早速出発しました。

地下鉄の自動券売機は日本語対応で便利。ただ、キャッシュレス化が進んでいる韓国にしては珍しく現金しか受け付けてくれないので要注意です。地元の利用者はICカードを使うので、きっとこれを使うのは外国人観光客くらいなのでしょう。

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駅の雰囲気は日本と似ています。

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地下鉄に乗って新沙駅で下車。そこから歩いて数分でやって来たのは"元祖馬山ハルメアグチム"なる食堂です。同行人曰く、カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)の老舗とのこと。

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店の前の水槽には蟹がうようよ。これでだいたいのサイズ感は掴めます。

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席に着くと、まず出てくるのが大量のお通し。これは日本の韓国料理店でもお馴染みです。

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ビールはcass。日本のものに比べるとすっきりした味わいの、アジアらしいビールでした。

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そしてお待ちかねのカンジャンケジャン登場。韓国料理が好きな人には定番のようですが、お恥ずかしながら今回初体験となりました。生のワタリガニを数日間醤油に漬け込んだだけなのですが、想像以上の美味しさで驚き。

普段カニと言えば茹でたものを食べることが多いので、こんな食べ方があるとは。生臭さもなく、プリッとした身に醤油ダレが染み込んでいて、ご飯が進む美味しさです。この量で60,000ウォン(=約6,000円)と安くはありませんが、その価値は十分にありました。

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食べ終わると既に深夜2時過ぎ。もちろん地下鉄も無いので、お店の人が呼んでくれたタクシーでホテルまで戻りました。

翌日はホテルのバイキングでスタート。宿泊したのはシェラトン・ソウル・Dキューブシティです。

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この日もフライトは16時過ぎなので、それまで観光へ。地下鉄で移動しようとしたところ、ホーム上に屋台を発見しました。これは日本には無い風景でしょう。

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やって来たのは戦争記念館。あいにくの雨模様です。

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正門の前には勇敢な兵士たちの像。旧ソ連圏で見かけそうなデザインですが、後ろの方で倒れながら縋っている人がいるあたりは韓国ならではでしょうか。

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入口横には、つらつらと名前が書き込まれているパネルがあります。

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何かというと、朝鮮戦争で戦死した兵士の名簿でした。国籍別に並んでおり、アメリカ人兵士のみ州別に並んでいるのですが、ハワイ州の犠牲者に日系人の名前の多いこと。

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入館料は無料なので、チケットを買う必要も無くそのまま館内へ。

戦争記念館という名前の通り、高句麗の時代から朝鮮半島で行われてきた戦争が時系列順に展示されています。これは文禄・慶長の役で活躍した李舜臣が用いていた亀甲船。

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伊藤博文を暗殺したことで有名なこの人も、この国では英雄扱いです。

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前日の夜更かしが祟って行動開始が遅れたので、全部を見学することはできずに太平洋戦争の前あたりでタイムアップ。日本人としては複雑な気分になるような展示も多かったですが、韓国人が歴史をどう捉えているかを学べる場所であることは間違いありません。

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続いてランチにやって来たのは又来屋(ウレオク)。冷麺とプルコギの有名店で、ミシュランガイドにも載っている店だそうです。予約をしていたので、戦争記念館を切り上げてでも急いでやって来たのでした。

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プルコギは1人前33,000ウォン(=約3,300円)、冷麺は13,000ウォン(=約1,300円)。一応高級店のようです。

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注文を済ませるとお通しがセットされるのは昨日と一緒。

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まずは冷麺が登場。1つだけ頼んで2人で分けたいというと、店員のおばちゃんがなんとハサミで麺を半分に切って別の器に分けてくれました。ずいぶん豪快な韓国スタイルです。

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続いてプルコギも登場しました。店員さんが焼いてくれるので、こちらは出来上がったものを食べるだけ。やはり韓国人と味覚が似ているのか、冷麺といいプルコギといい日本人の舌でも美味しいものがたくさんあり、韓国はグルメツアーで来る分には楽しい行き先であることは間違いなさそうです。

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16時間の弾丸ソウル滞在は以上。ホテルに戻ってから空港へ向かい、今回の旅の目的地であるカザフスタンへと飛び立ちます。