普段ラウンジだけで記事にすることは無いのですが、せっかくのファーストクラスラウンジなので、フライトとは別扱いにしてみました。
エミレーツはA380を100機以上も保有している超巨大エアライン。そのハブ空港といううことで、当然ラウンジは複数箇所あります。その中で今回利用したのは、コンコースBにあるラウンジ。
免税店やレストランが並ぶメインフロアからは、エスカレーターで1階上がったところに位置しています。
エスカレーターを降りて右に曲がるとファーストクラスラウンジの入り口。ちなみに、反対側にはビジネスクラスラウンジがあります。
受付でボーディングパスを提示して手続きを済ませてから入室すると、まず目に入ってくるのが噴水。その奥には終わりが見えないほどの長い廊下が続いていました。かなりの規模です。
入り口近くにある看板でまずは全容を把握。ビジネスセンターやダイニングエリアといった定番の設備に加え、高級ワインショップであるLe Closや短時間であれば無料での利用も可能なTimeless Spaが入っています。
まずはそのTimeless Spaへ。ところが、残念ながら朝の混雑する時間帯だったせいか、最短で2時間待ちとの案内でした。この時点で次のフライトの搭乗開始まで1時間ほどしかなく、あえなく断念。
続いてダイニングエリアで軽く朝食を。
ファーストクラスラウンジということで、当然?アラカルトメニュー。こういうのを体験すると、JALの羽田・成田のラウンジが如何にサブスタンダードであるか思い知らされます。
卵料理からアラブ料理、インド料理にお粥まで。アジア人、インド人、白人と誰が来ても対応可能なラインナップ。
甘党向けのメニューももちろんあります。キヌアのお粥がSweet Optionsなのは不思議な感じ。
がっつり食べたいところですが、ちょうど到着便で朝食を済ませたばかりで、この後の乗り継ぎ便でも食事は楽しむ予定。よって、ここでは一番軽そうなChicken Congeeで済ませました。見た目は華やかさに欠けるものの、味は特段問題無し。まあお粥なんて失敗しようが無い気もしますが。
もちろん、アラカルトだけでなくビュッフェもあります。さすがにここまでは手が出ませんでしたが、ホットミールやサラダ、スイーツ類など品揃えは豊富。
ちなみに、このラウンジ内でサーブされる水は全てVOSS。金をかけている感がわかりやすいところに注力するのが中東流。
ちなみに、ここはキッチンがガラス張りになっており、中の仕事ぶりを覗き見ることが可能です。常時数十人は座れるダイニングスペースで次々とアラカルトがオーダーされるわけですから、キッチンの忙しさもかなりのものでしょう。働いているのはほとんど南アジア系とフィリピン系で、中東の労働者層の縮図といったところ。
食後はラウンジ内をふらふら。前回ビジネスクラスラウンジを利用した時も感じたのですがラウンジが本当に広く、一般フロアの1つ上の階がまるまるラウンジになっています。部屋感は全くなく、これ自体がターミナルの通常エリアの一部であるかのよう。
そのおかげで、ピーク時間帯であるにも関わらず全く混雑した様子はありません。
もはや端が見えない廊下。これだけの設備を保てるだけの成金エアラインだということを隠そうともしないのがエミレーツらしいところでした。
滞在時間1時間ほどでゲートへ向かい、帰国便への搭乗です。