Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

3日目:モルディブ滞在 (3) ティラフシ島ぶらぶら

ヴィリンギリ島へ渡った昨日に続いて、2日連続で南西端の船着場へ。今日の行き先はティラフシ島です。

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10分間隔で運航していたヴィリンギリ島への船と違い、ティラフシ島への船は1時間〜2時間に1本のみ。今回は13:00発の便に乗船しました。

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中はがらがら。

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出港後、船は昨日訪れたヴィリンギリ島の横を通過していきます。

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ヴィリンギリ島を過ぎると、進行方向にティラフシ島が見えてきました。

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30分ほどの乗船で無事ティラフシ島に到着。帰りの船は16時発の便に狙いをつけて、それまでの2時間半で島を探検してみます。

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ティラフシ島はモルディブの国内産業を発展させることを目的として20年ほど前に開発が始まった島。そうした経緯から島全体が工業地帯のようになっています。一般家庭用の住宅は基本的に無く、労働者向けの宿舎があるのみ。女性は全く見かけず、おそらく人口全てが男性の島です。

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メインの産業は造船業。小ぶりの船がほとんどですが、建造や修繕が行われている様子が伺えます。

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この島で生活する労働者用の商店もいくつかありました。

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中は普通のスーパーですが、工具類の品揃えが多いのが特徴的。

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道路が舗装されておらず泥だらけの靴が多いためか、商店はどこも土足厳禁。

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面白いことに、この島で目立つのはヒンディー語だかタミル語だかの文字。少なくともモルディブの言語であるディベヒ語ではありません。おそらくこの島の労働者の大半はインドやスリランカからの移民なのでしょう。

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造船所エリアを抜けると、ゴミ集積場エリアに出ました。

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ペットボトルはまとめて潰してリサイクルでしょうか。

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そして、ティラフシ島の代名詞とも言えるゴミの山。

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マーレにはゴミ処理施設が無く、首都で出たゴミは基本的に全てこの島へ運ばれてきます。GWに訪れたツバルにもこのような場所はありましたが、それとは比較にならない規模です。

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ちなみに、このゴミの山から海を望むと、対岸にリゾートホテルのような施設が見えます。モルディブまで休暇に出かけて、泊まった部屋からの眺めがゴミの山だったらさぞかしがっかりなことでしょう。

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ティラフシ島は今でも埋め立てによる拡張工事が継続中。

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更に奥の方に歩みを進めると、船の墓場のような場所に辿り着きました。解体待ちなのか、いくつもの船が半分沈んだまま横たわっています。

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ここで写真を撮っていたらどこからともなくこの廃船のオーナーだという人が現れ、この船を買いに来たのか?と聞かれました。5年前に中古船を買い取ったものの使い物にならず、部品だけでも処分して現金化できないかと考えて、ずっと保管(放置?)していたそう。まさか売り物だったとは。

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そして島の最西端までやってきました。

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ここでも更に埋め立てが行われている様子。白い砂浜と青い海のリゾートに代表されるモルディブの対外的なイメージとは随分違った風景がこの島にはありました。

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15:40頃、船着場に帰還。ちょうど16時の船に合うタイミングで帰って来られました。

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帰りの船は大混雑。ここでも当然乗客は男性のみです。

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これにてモルディブ観光も終わり。ホテルに戻ってシャワーを浴びたら、空港へ向かいます。