空港のチェックインカウンターは南国らしい開放的な雰囲気。行列とも無縁です。
チェックインは9:00~11:00とのこと。空港の規模を考えると12:20発のフライトに対してクローズが早すぎる気がしますが、ここでは時間に追われるような生活をする人はいないのでしょう。
フィジーエアウェイズのツバル線は急な欠航が多いことで有名。この便が唯一のツバルと外国を結ぶ航空路線なので欠航されると困るなと思っていたのですが、チェックインスタッフに確認したところ、既に往路の機材がスバを出発済のこと。これで安心してフィジーに戻れそうです。
カウンターにはパソコンも設置されているのですが、なぜかチェックインはスタッフの手作業。乗客名簿と目視で照らし合わせて確認しているようでした。
そういうわけでボーディングパスも当然手書き。この手書き仕様でも、アラスカ航空へのマイルの事後加算は問題なく行えました。
預け荷物のタグはスバまで。そこから先に乗り継ぎがあろうとも、スバでのピックアップは必須のよう。
チェックインを済ませたら、まだ出発まで2時間近くあるので空港の周りをぶらぶら。外は暑いので、空港ターミナルのすぐ向かいにある政府庁舎に入ってみることにしました。
3階建てのビルに全ての省庁が入居しています。
さすがにオフィス内に入るのは憚られるので、ロビーエリアでゆっくり。ロビーは3階まで吹き抜けになっており、冷房の効きが悪いのか、上に行けば行くほど暑くなります。
1時間ほど前に空港に戻ると出国審査場がオープンしていたので、出国。
制限エリアの待合スペースは冷房がありませんが、強力なファンが3台あるため問題無し。
定刻通りに消防車のサイレンが周囲に響き渡り、スバからの便が到着。機内清掃中に機外で休憩中のパイロットが見えましたが、どうやらインド系のようです。
搭乗開始。普通の機材と逆で、前方の列の乗客から搭乗が案内されます。
帰りの便はビジネスクラス乗客は私のみ。ビジネス需要はほぼ皆無なルートであることは容易に想像がつきます。
この便ではウェルカムドリンクは離陸前に提供されました。また、これはこの便に限ったことではないのですが、離陸前に配られるハンドタオルは甘い香りのアロマで良い匂い。これも南国らしい演出です。
搭乗が終わるとすぐに機材も動き出して、、、
テイクオフ。
前日に歩いた干潮時に現れる陸地も、上空から見ると一目瞭然。さすがに環礁が一周全て繋がるわけではなさそうです。
3日間滞在したツバルともお別れ。
小型機ですが、水平飛行に入るとカーテンが閉められ、一応エコノミークラスとは隔離されます。
往路と同様にiPadも配布。
食事メニューはビーフ、マヒマヒ、ベジタリアンの3択からビーフを。往路便の朝食に比べるとグレードアップしている印象です。
もちろんアルコールもサーブされますので、ビーフに合わせて赤ワインを。乗客が1人しかいないにも関わらず、後方からリフィルにも頻繁に来てくれるのは好印象。
途中、帯状に連なる形状のサンゴ礁が見えました。あまり見ない不思議な隆起の形です。
小さな島々が多く見えてきたらフィジー本島もすぐそこ。
ナウソリの街を横目に降下。ツバル基準で見るとフィジーの一地方都市でも十分大都市。
着陸。
ここもボーディングブリッジは無く、歩いてターミナルまで。やはりここでも降機が一番最後になるので、入国審査も列の最後尾に並ぶはめに。
空港からスバ市街まではタクシーで25フィジードル(=約1,300円)。3日前に空港まで送ってもらったドライバーに復路の送迎も頼んでおいたところ、ちゃんと空港で待っていてくれました。
フィジーでは日本からの中古車が相当に流通しており、この車も日本のタクシーの中古。懐かしい表示です。