Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

4日目:チュニスエア TU606 チュニス〜マドリード ビジネス

チュニスの空港も建物入場前にはセキュリティチェックが。IS予備軍が大勢いる国ですから、仕方ありません。

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出発ロビーは天井の低い古い建物ながらも、建築は優美でおしゃれ。

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チュニスエアは行き先別にチェックインカウンターを分ける運用をしているので、モニターで自分の便のカウンターをチェック。搭乗便はマドリード行きかと思いきや、マドリードは経由地で最終目的地はリスボンのようです。

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アサインされていた24/25番カウンターはどちらも大行列。優先カウンターはありませんでした。チュニスエアのホームページにはビジネスクラス乗客用の優先カウンターがあると記載されていたのですが。

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チェックインを終え、余ったチュニジアディナールを米ドルかユーロに戻そうと思い両替所へ。しかし、困ったことにチュニジアディナールへ両替した時の書類が無いと再両替は不可とのこと。今回は到着時にATMで必要な分を下ろしているので、ATMの引き出し時の明細を見せたのですが、どの両替所も受け付けてくれませんでした。

手元に3,000円分ほどディナールが余ったのでどうしようかと思い、空港の免税店で買い物でもしようかと思ったところ、免税店では米ドル、ユーロ等のハードカレンシーしか受け付けず、ディナール払いは不可で、使い道を見つけられないまま出国となってしまいました。チュニジアでのATMの利用は計画的に。

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気を取り直して出国後はチュニスエアのラウンジへ。チュニスに就航する大半の外航の指定ラウンジにもなっているようです。

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あまり期待してはいなかったものの、ラウンジ内部は残念ながらかなり貧相。フード類の種類も少なく、椅子もあまり居心地がいいタイプのものはありません。極め付けは、トイレが水浸しで全く使える状態ではありませんでした。エミレーツのファースト客等もここを利用するのかと思うと、ご愁傷様としかいいようがありません。

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居心地の悪いラウンジは早々に離れ、早めにゲートへ。こちらの方が滑走路もよく見え、ラウンジよりも開放感があります。

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今回搭乗するA320。機齢25年というなかなかの年代物な機材です。

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優先搭乗のアナウンスも無く搭乗開始。ここまでビジネスクラスの恩恵はほとんど受けていません。

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古い機材にも関わらず、従来のビジネスクラスシートは取り払われ、欧州スタイルのエコノミーシートの中央席が空席なだけのタイプに置き換えられていました。

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中央席には取り外し可能な簡易テーブルが設置されています。

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どうやらチェックインしたのに搭乗していない客がいるようで、その客の荷物を下ろすのに手間取り、30分ほど定刻より遅れて離陸。

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 離陸後はすぐにテーブルクロスが準備され、食事タイムに。

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メニューが配布されるわけでもなく、口頭で確認されるわけでもなく、ただこのプレートが出てきました。なんと各皿にラップがかかったまま。

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ラップを外すとこんな感じ。フライト時間が2時間しかない短距離路線ですから、これだけでも十分に思えるほどの内容です。

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ところが、これを食べ終わって下げてもらうタイミングで、クルーが次はビーフとチキンのどちらがいいかと聞いてきます。どうやら先ほどのプレートは前菜という扱いだったようです。

ビーフをお願いすると、出てきたのがこれ。アフリカらしさをなんとなく感じるワイルドなプレートです。地上サービスは散々のチュニスエアも、短距離路線にも関わらず機内食は他社比でも非常に充実しているのでした。

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ちなみに、このフライトで隣に座っていたのは何とリビア人の男性。トリポリで自動車ディーラーの仕事をしており、今回はマドリードへ出張とのことでした。破綻国家であるはずのリビアでこうして普通に生活をしている人と話をするというのは、何とも不思議な感覚です。

彼は一般的なリビア人に比べても裕福そうですし、他の国に移住しようと思わないのか?と訊いたところ、治安は悪いけどライフラインが寸断されているわけではないし、何より祖国だからね、と言っていたのが印象的でした。

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食事が終わる頃にはもうイベリア半島上空。

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トレホンの町を横目に見ながら降下するいつもの着陸ルート。

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チュニスエアはターミナル1に到着。隣りに並ぶのはライアンエアばかりでした。

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普段はターミナル4ばかり利用しているので、1~3の旧ターミナルは久しぶり。低い天井と殺風景なインテリアに時代を感じます。

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預け荷物を一度ピックアップする必要があるので一旦入国。無料のターミナル間連絡バスでターミナル4へと向かいました。

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