3日間、現地在住の友人の世話になりつつプエルトバラスの周辺を観光。車を出してもらえたので、交通手段の心配もする必要がなく随分気楽になりました。
まずはペトロウエ滝へ。最近改築されたと思われる近代的な建物がエントランスです。
建物内にはカヤックツアーの受付、アルティザンチョコレートの販売、土産物屋等、観光客向けの施設が一通り入っていました。
建物を通り抜けると、滝への入場ゲート。入場料4,000ペソ(=800円)はここで支払いです。
入場ゲートから滝までは誰でも歩ける平坦な道で数百メートル。
すぐに視界が開け、ペトロウエ川が目に入ってきました。この辺りまで来るともう滝の轟音が聞こえてきます。
すぐにペトロウエ滝に到着。落差は大したことないのですが、横方向にいくつも小さな滝が連なっており、かなりの水量。
この水量のため、滝に近づくと水しぶきをかなり感じることになります。それにしても水がエメラルド色で美しい。
天気がよければ、富士山に似て美しい形状のオソルノ山が滝のバックに構えて良い写真が撮れるはずなのですが、残念ながらこの日は曇り。乾期にも関わらず、滞在中は基本的にずっと天気がイマイチだったのが残念です。
ペトロウエの滝の周りにはちょっとした散策コースもあります。
15分で一周できるほどのコースで、ルート上には小さな滝もあるのですが、あの迫力の滝を見た後だとなんとも寂しい限り。ペトロウエ滝に行く前にこちらを周るといいかもしれません。
ペトロウエ滝を後にして、次はオソルノ山へ。中腹のロッジまでであれば道路が繋がっているので行ってみましたが、やはり雲の中。
この辺りは冬はスキー場になるので、リフトが設置されています。リフト自体は通年運行で動いているので、無駄だとは思いつつも乗ってみましたが、案の定何も見えず。往復で12,000ペソ(=2,400円)と結構良い値段がします。
リフトを降りた先には軽いハイキングコースがあるはずですが、何も見えず。下手に歩くとガチで遭難の可能性があるので、10分ほどの滞在で大人しく下に戻りました。
幸運なのことに、下に戻ってみるとロッジ周辺は雲が晴れています。奥に広がるのはジャンキウエ湖。湖の対岸にはプエルトバラスの街があるのですが、さすがにそこまでは見えませんでした。
それでも山頂の方はまだ雲の中。
ロッジで少し休憩。レストランや土産物屋が入っています。標高が1,200mあり外はなかなか寒いため、暖をとる観光客で賑わっていました。
プエルトバラスの市内もうろうろ。
元々ドイツ系の移民が多かった街ということもあり、ドイツ風のビルが多く建っています。この銀行もコーポレートカラーは青色なのですが、街の雰囲気に合わせてシックな印象に。
ずっと天気が悪いので、天気に関係無いアクティビティということで、ペトロウエ川でのラフティングにも挑戦。プエルトバラスの市内にはツアー会社が何軒もあり、だいたいどこでも申し込めます。半日で35,000ペソ(=7,000円)が相場。
ウェットスーツ、ヘルメット、専用のシューズ等は支給されるので、水着とタオルさえ持参すれば問題なし。
スタート前にまずはレクチャーを受け、スタッフによる各指示の意味や、落ちないための座り方、それでも水に落ちた時の対処法などを学びます。英語話者とスペイン語話者でボートを分けてそれぞれの言語で説明や指示があるので、スペイン語がわからずとも問題は無さそうです。
このツアーはカメラマン付きで、ツアー後にデータをもらうことができました。
このところ悪天候が続いており水量が多いということで、スリルも高め。操縦スタッフが流れの強い方にうまく誘導するので、初心者でも思いきり楽しめる内容でした。
チリは南米の中でも食事が美味しいことでも有名。プエルトバラス滞在中にはいろいろ食べました。
行きのLATAMの機内食でも食べたトゥルーチャ。
セントージャという蟹の一種。日本でいうところのタラバガニに近いようです。
そしてチリといえば肉。
オニオン、フライドポテト、目玉焼きと一緒に食べるアロポブレ"a lo pobre"というスタイルが定番ですが、かなりの量。
変わり種では、チリでもこの地域でしか食べないと思われるクルード"crudo"。クルードとは"生"という意味で、そのまま生の牛肉が出てきます。ユッケのようなものです。
ピクルスとオニオンを混ぜて、塩・コショウを振って食べるのが普通。チリで生肉は若干心配でしたが、腹をくだすことはありませんでした。