アルジェ空港は建物内に入場する際にまず手荷物検査を受ける必要があります。この時間帯はエミレーツとカタールの大型機2機の出発が重なる時間帯だからか、建物の外まで長蛇の列。
15分ほど列に並んでやっと建物内へ。カタール航空のチェックインカウンターもエコノミークラスは大行列でしたが、優先レーンは列も無く、スムーズにチェックイン完了。
フライトの予定出発時刻は15:15なのですが、チェックイン時に受け取ったボーディングパスによると、搭乗開始時刻は13:00と異様に早く設定されていました。
既にチェックインを終えた時点で13:30で、出国審査と保安検査を終えて制限エリアに入ったのは13:45。ただのミスプリントかと思ったら、本当にもう搭乗が開始しています。
ゲートスタッフに早い搭乗開始の理由を聞いたところ、アルジェ空港ではボーディングブリッジで乗客全員が一人ずつ手荷物検査を再度受ける必要があるため、他空港より早く設定しているとのこと。確かに手荷物検査はあったものの、1人15秒程度で済むので、そこまで早く搭乗を始める必要も無い気はしますが。
機材は当初のスケジュール上ではA340-600でした。久しぶりに絶滅危惧種のA340シリーズに搭乗できるかと楽しみにしていたのですが、結局当日飛んできたのはA330-200。
カタール航空のA330は随時新シートに置き換えられているはずですが、今回の機材はまだ古いシートでした。このシートの場合、4列あるビジネスクラスは前3列が前方コンパートメントに配置されている一方、4列目のみギャレーの後ろ側で1列だけのミニコンパートメントとなっているので、よりプライベート感があります。
隣に建設中の新ターミナルは、少なくとも外見上は完成が近づいているようです。
出発直前になって、中国人乗客2人が機体出入り口の近くで騒ぎ始めました。どうやらアルジェリア入国が許可されず、今乗ってきた便で強制送還されることになった様子。クルーが「私たちにはどうすることも出来ない」といって宥めますが、多分英語も理解出来ないのかいつまでも騒ぎ続けます。結局乗客の中から英語が話せる中国人を見つけ出して通訳を頼み、なんとか席に着かせていました。
ほぼ同時刻発のエミレーツ便に続いて離陸。
離陸。左が新ターミナル、右が現在運用中の国際線ターミナルです。
新モスクのミナレットを後方に見ながらアルジェとはお別れ。
機内食メニュー。一応アラカルトとなっていますが、実質コースメニューです。
ナッツからスタート。カタール航空のナッツはいつもほどよく温められていて、お気に入りの1つです。
本日のスープからスタート。ほうれん草かブロッコリーか何かだったしますが、既に記憶がありません。
続いて前菜はタイ風牛肉サラダ。
メインはラム肉。そういえばせっかくアルジェリアに行ったのに名物のクスクスを食べる機会が無かったことにここで気づきました。アルジェ搭載の機内食なので、まあ最後にアルジェリアのクスクスを食べたと言っても間違いではないでしょう。
チーズプレートはパスして、デザートのチョコレートケーキ。
食事をしている間に、ちょうど夕暮れ時を迎えました。空がピンク色に染まり、一番美しくなる時間帯。
ドーハの到着はまたバスゲートでした。