スカイチームのうち何社かは既にターミナル3へと移動しましたが、KLMはまだターミナル2発着。ガルーダからの乗り継ぎの場合はターミナル3から2へと移動しなければなりません。
移動手段はスカイトレインかシャトルバス(どちらも無料)なのですが、スカイトレインは20分に1本と全く使い物にならないため、シャトルバスで移動。ターミナル3は出発階のゲート4に発着所があります。
シャトルバスは車体全面に大きくFree Shuttle Busと書いてあるので間違えることはありません。運がよかったのか、待ち時間2分ほどですぐにやってきました。
ところが、途中経由するターミナル1の前で渋滞にはまってしまいました。タクシーが3列の車線を目一杯使って客待ちをしているため、他の車が全く通り抜けできない状況。いくらターミナルの建物自体が新築されても、こうした無秩序さは変わらないままのようです。
結局20分以上かかってターミナル2に到着。これならおとなしく次のスカイトレインを待っていた方が早く到着できたというオチでした。
もともとジャカルタでの乗り継ぎ時間は3時間あったのですが、到着便のガルーダが1時間遅延したことに加え、ターミナル間の移動に手間取ったおかげで、KLMのチェックインカウンターに着いたのは既に出発時刻の1時間前。既に人もほとんどおらず、クローズの寸前でした。
チェックイン後は出国審査もかなり列が長くなっており、抜けるのに15分ほどかかりました。
国際線出発の制限エリアはガルーダが抜けて利用客が減ったせいか、シャッターを下ろした店が目立ちます。徐々に国際線はターミナル3へ移っていくとのことなので、ターミナル2はこのまま少しずつ寂れていくのでしょう。
ガルーダの移転後は当然ガルーダラウンジも無くなったので、KLMも他アライアンスのエアラインと同様の共用ラウンジを利用します。チェックイン時に受け取ったinviationによると、Pura Indah LoungeとJAS Premier Loungeの2カ所のうち好きな方を利用できるようです。
こちらがJASの方。
すぐ隣にPura Indahもあります。どうやらKLM以外にも、JAL、キャセイ、エティハド、エミレーツなどは2つのラウンジの好きな方を利用可としているようです。
搭乗時刻が迫っていたので、ラウンジには立ち寄ることなくそのままゲートへ。ちょうど優先搭乗中のタイミングでした。
機材はB777-300ER。ビジネスクラスのシートは、先月乗ったばかりのTGのB787に採用されているタイプとそっくりです。
ウェルカムドリンクはオレンジジュース。もちろんシャンパンもありました。
離陸前にアメニティも配布。
搭乗がスムーズに進んだのかドアクローズは定刻の10分前でしたが、滑走路が混んでいるとのことで、なかなか出発せず。クアラルンプールでの乗り継ぎは別発券にもかかわらず1時間45分しかないので遅延は困るのですが、ハラハラしながら待つしかありません。結局、ドアクローズから35分ほど経ってやっと離陸しました。
機内食メニュー。以遠権路線ということもあり軽めの内容で、メインはパスタかカレーの2択です。
ドリンクメニューでは、KLMのシグネチャーカクテルというフライングダッチマンが目立ちます。キャセイやフィンエアでもこうした独自ドリンクはありましたが、なかなかお国柄が出ていて面白いものです。
機内食はパスタを選択。距離も短いのでワンプレートなのは致し方ありません。
食後は緑茶。注文する時に、砂糖はいるか?と聞いてくるあたりは欧米のエアライン。
到着前に、KLM名物であるデルフトのミニチュアハウスが配られます。たくさんの種類が入ったカゴを持ってクルーが席を周ってくるので、お気に入りのがあればそれをもらえますが、今回はクルーのおすすめで2017年の最新作というものをもらいました。
中にはジンが入っているのですが、残念ながらこの後の北京の乗り継ぎで液体類は持ち込み不可と言われてしまい、開封して中身は捨てざるをえませんでした。クアラルンプールの乗り継ぎ時は何も言われなかったのですが、空港によって扱いに差があるので、乗り継ぎ便がある場合は要注意です。