桃園空港から、今年3月に開業したばかりのMRTに乗って台北の中心部へ。路線図によると、普通車と直達車(急行)の2種類があるようです。
自動券売機で悠遊卡を買ってホームへ。運賃は桃園空港から台北駅までは160台湾ドル(約600円)です。
このホーム、表示がイマイチわかりづらく、次に来る列車が普通なのか直達なのかよくわかりません。
とりあえず一番最初に来た電車に乗車。各駅に停まっていくので、どうやら普通車だったようです。
途中、A8の長庚醫院駅で直達車との待ち合わせがあったので乗り換えました。空港駅にわかりやすい表示があれば最初から後発の直達車に乗ったのですが。
普通車のロングシートに対して直達車はクロスシートと内装に違いがあるので、今後はそれで見分けられそうです。
直達車の連結部にあるこの表示はどこかで見覚えがあると思ったら、香港の空港鉄道とそっくりでした。
桃園空港から乗り換えを含めて約40分で台北駅に到着。最初から直達車に乗っていれば所要時間はもっと短かったはずです。
台北駅で見かけた、その名もDAIJOUBUというエナジードリンク。
台北駅からはMRTに乗り換えて中正紀念堂駅へ。駅から外に出てすぐのところにある金峰魯肉飯でまずは腹ごしらえ。
有名な店らしく、日本人観光客も何組か来ていました。魯肉飯のサイズは大中小から選べ、中サイズと味玉で55台湾ドル(約200円)と激安ですが、味は文句なし。どこへ行っても食事が安くて美味しいのは東アジア・東南アジアの一番の魅力です。
食事を済ませたら中正紀念堂へ。台北は以前にも1度訪れているのですが、ここだけは前回時間がなく行きそびれていたので、今回台中へ向かう前に立ち寄ることに。
本堂には入場無料で入れます。正面に鎮座するのは蒋介石の巨像。その前ではちょうど衛兵の交代セレモニーがやっているところでした。
セレモニー終了後に衛兵に近寄ってみると、背後には送風機が。この日は30度を超えて湿気も高めと、なかなか過酷な仕事です。
本堂から敷地を望むと、この規模感に圧倒。大陸由来の民族であることを嫌でも連想させられます。
本堂の下は蒋介石の足跡を辿るミュージアム。こちらも入場無料でした。日本語の解説があるのはさすが台湾です。
台北駅へ戻り、高鉄で台中へ向かいます。10分〜20分間隔で運行しているため、事前に予約する必要はありません。
日本の新幹線技術が輸出されたため、内装も日本のものとそっくりです。
台北から台中までの運賃は700台湾ドル(約2,600円)。約1時間で到着しました。
高鉄の台中駅は台中市街から少し離れており、中心部へは在来線かバスでアクセスすることになります。在来線の方が迷わず簡単なのですが、今回は駅構内を歩いていたらちょうどバス乗り場に着いたのでそのままバスに乗ってみることに。
バスは何路線もあるので、自分の行き先に向かうかどうか確認が必要です。幸い台中の路線バス網はGoogle Mapに登録されているので、検索して出てきた番号のバスに乗れば間違いありません。
電車で10分のところをバスだと40分かかって中心部へ。
今回の宿泊先はホリデイインエクスプレス。最安値だった内側向きの部屋で予約していたが、当日チェックインすると最上階のパークビューをアサインしてもらえました。これもIHGゴールドのおかげでしょうか。
パークビューの名の通り、眼下には台中公園。奥には台中市街が広がり文句無しの眺めです。1泊約8,000円でこれなら満足、おすすめの宿です。
昼寝をしたあと、暗くなってから街中をぶらぶら。川沿いは綺麗に整備されており散歩に最適です。
台中でも有名な観光名所、宮原眼科。
名前の通り、日本統治時代の1927年に眼科としてオープンした建物ですが、現在は観光客向けのお土産屋になっています。
中は眼科当時の雰囲気を残しています。ただ、日本語を話す店員も多いですがセールスの押しが強くあまりゆっくりすることはできません。パイナップルケーキ等が売られていますが、価格は日本の高級店並み。
夕飯には台湾といえばおなじみの小籠包。これを食べただけでも台湾に来た甲斐があるものです。
食後はこれも台湾定番のかき氷。
台湾名物を一通り味わってこの日は終了です。