週に3便のマレーシア航空の夜行便は、東南アジア行きの夜行便の選択肢が少ないワンワールドユーザーには便利なフライト。金曜日の夜に仕事を終えてから、東京駅発のバスに乗って成田空港へ直行しました。
カウンターはエコノミーは行列でしたが、ビジネスは列もなくすぐにチェックイン。今回もいつもの短期弾丸旅行ですが、旅行先で登山をする予定なので荷物が多くなり邪魔になりそうだったので、バックパックごとカウンターで預けてしまいました。
JAL便利用のときは、南側の保安検査場に設置されているJAL専用のファストレーンがあるのでそちらを利用していましたが、今回は北側の保安検査場にあるワンワールドの優先レーンを初めて利用。中の造りはどちらも変わりありませんでした。
深夜便が多い羽田と違い、成田の夜はフライトも少なく静かです。ファーストクラスラウンジも朝や夕方のピーク時の混雑が嘘のよう。人が少ないせいか、ラウンジのスタッフが一人一人の席を周ってシャンパンを勧めたりしていました。
出発ゲートは97番。このフライトはいつもサテライトの一番奥のこのゲートを使っている気がします。ついでに言うと、このゲートにたどり着く少し手前でやけに欧米人の多い搭乗ゲートの前を通り過ぎ、どこの航空会社かと確認してエミレーツのゲートと気づくのもいつも同じです。
今日の機材。成田便にはA380がアサインされることはないので、必然的にA330になります。
今回は右側最前列の一人席を指定。前回乗った左側の一人席と比べると専有スペースが広くなるのはメリットですが、窓が遠くなってしまうのが景色を楽しみたい場合には難点。人によって好みが分かれるところでしょう。両サイドに大きくスペースがあるのは昨年搭乗したBAのA321とも似ています。
最前列はモニター下がくり抜かれているのもBAのA321と同様。
ウェルカムドリンクはパイナップルジュースをもらいました。マレーシア航空でよく見かけるピンク色のグアバジュースは、残念ながら成田発では搭載がないようです。
そういえば、この日もビジネスクラスは満席でした。MHUpgradeがうまく機能しているのか、マレーシア航空のビジネスクラスはだいたいいつも満席近い搭乗率な気がします。
ゲート出発後は、夜なのであまり順番待ちも無くすぐに離陸。上昇が終わると機内食が始まります。
最初はいつも通りのサテー。
メニュー。前菜のスープは今日はそもそも搭載が無かったとのことでした。経験上、マレーシア航空ではメニューの記載どおりのケータリングが揃っていることは稀です。
前菜はJapanese Delightsを選択。一緒に出てくる蕎麦もマレーシア航空の機内食ではマストアイテム。
メインはシェフオンコールでFried Chicken with Grated Radish Sauceを事前注文。今回は待たされることなく出て来ました。
デザートはGreen Tea Paris Brestかハーゲンダッツのアイスクリーム。前者が何を指しているのか全く想像がつかず、オーダーを取りに来たクルーに聞きますが、緑茶味のスイーツだと思うけど・・・というような全く参考にならない回答を得ただけでした。試しに頼んでみると、正解は抹茶クリームを挟んだシュー菓子。味はそこそこです。
食事が終わった時点ではちょうど九州を通過した辺り。備え付けのマットをセットして横になります。
着陸準備開始のアナウンスで目を覚ますともうクアラルンプールのすぐ近く。着陸の約10分まで寝かせてもらえました。早朝到着ということもあり、この辺りは柔軟に対応されているようです。
定刻より少し早めの4:20頃にゲートに到着。入国審査はビジネスクラス用レーンですぐに済みましたが、今回は荷物を預けたためそれが出てくるのを15分ほど待ちます。その後の税関検査は早朝にもかかわらず長蛇の列で、結局外に出るまでにまた10分ほど時間がかかってしまいました。