帰りはビジネスクラス利用なのでコンコルドルームは使えません。ワンワールドエメラルドステータスで入室可能なギャラリーズファーストラウンジへ。
コンコルドルームと同じくテラスもありました。
トイレに興味を引くポスターがありました。インペリアルエアウェイズは1939年まで運航していたBAの前身である航空会社で、見事に大英帝国の領地を航空路で結んでいます。当時はロンドンからシドニーまで何時間かかったのでしょう。
ヒースローのターミナル5はメインターミナルの他にサテライトとして5B、5Cがありますが、マドリードと違い使用ターミナルの規則性はよくわかりません。今回は5Cのゲートからの出発なので、メインターミナルから地下を走る連絡列車に乗ってゲートへ向かうと、既に搭乗は始まっており並んでいる人はいませんでした。
お馴染みのClub Worldシート。今回は最後列を事前指定しました。窓側なので後ろ向きです。
窓側に座るときは、最後列を選ぶと通路に出るときに通路側に座っている人を跨がなくていいのでオススメです。
ただ、この日はガラガラでビジネスクラスの搭乗率は20%程度。横を見ても誰も座っていませんでした。これであればどこの座席を選んでも大した違いはありません。
隣の座席との間にはディバイダーがありますが、離着陸時は下げておく必要があります。席に座った時の視線は下の写真のような感じになり、隣りが埋まっていると距離感が近すぎるのがこのシートの欠点です。
時間通りに離陸。
パーソナルモニターは横から引き出します。クラブワールドのシート自体はずいぶん昔から変わっていない気がしますが、モニターは最新版に更新されており不便はありません。
座席操作ボタンはディバイダーの下。文字が無くとも直感で操作できます。
アメニティはいつもの巾着袋入り。
離陸するとすぐに食事です。ロンドン発は10:45ですが、東京の時刻に合わせて1食目が夕食。
2食目は到着前に朝食がサーブされます。
ドリンクメニュー。
1食目、まずはいつものout of Africaナッツから。
前菜は和食の盛り合わせを選びました。
メインは牛フィレ。これも和風です。
デザート。
乗客が少ない割にはスローペースのサービスで、食事が終わったのはロシアに差し掛かろうかという頃。ただ、朝の羽田到着に備えて寝ておきたいという人でも、食事が終わってから到着まで8時間近く睡眠時間を確保できるので、これくらいのゆったりとしたサービスでも多分問題はありません。
私も羽田到着後はそのまま仕事へ向かう予定なので横になりました。ディバイダーを上げますが、JALのスカイスイート等とは違いディバイダー上部が透明になっているため、通路を歩く人からの視線を完全に遮ることはできません。これはクルーが乗客の様子を見渡しやすくするためでしょう。
ヨーロッパ時間だとまだ昼過ぎなのですが、前夜にマドリードで十分な睡眠時間を確保できなかったこともあり、すぐに熟睡。目が覚めるともう日本海。
もう到着まで50分を切っていますが、私が目覚めたのに気づいたクルーが朝食はどうするか確認に来てくれました。もちろんサーブしてもらうようお願いします。どうやら朝食のタイミングでまとめて乗客を起こすことはしないようです。こんな到着直前でも対応してくれたのは、乗客が少なかったからかもしれません。
まずはパン、フルーツとスムージー。
メインはせっかくのブリティッシュエアウェイズなのでイングリッシュブレックファストに。イングリッシュブレックファストといえば豆のイメージがありますが、それは入っていませんでした。
新潟県から本州上空に入ったあたりでちょうど日の出。
富士山がくっきりと観測できる中、羽田空港に着陸しました。
到着後は到着ロビーにあるシャワー室で汗を流し、そのままオフィスへ出勤して日常生活へと戻りました。