ドモジェドボ空港は国際線も国内線が同じ建物を共用しています。国際線の到着ロビーへ出たら、左へ曲がって真っ直ぐ進めばチェックインカウンターです。
S7航空のビジネスクラス用チェックインカウンターは柵で囲まれていてすぐに見つかりました。今回はモノクラスフライトですが、ワンワールドステータスのおかげでここを使えます。カウンターの中年女性は英語がほぼ通じませんでしたが、チェックイン自体はスムーズに完了。ボーディングパスと一緒にラウンジへのインビテーションも受け取りました。
続いて、ロシアで使える現地SIMカードの調達に向かいます。チェックインエリアから1階上のフロアをうろうろしていると、ちょうどいいカウンターを見つけました。
彼も英語はさっぱりでしたが、手持ちのスマートフォンを使ってgoogle翻訳で説明してくれ、ロシアらしくない愛想の良い担当者でした。ただ、ここで一つ大失敗。この後ヴォルゴグラードに飛ぶということを彼に伝えなかったため、どうやらモスクワでしか使えないSIMを購入してしまったようで、結局行きと帰りのモスクワトランジットでしか使えず。ロシアでSIMカードを買う予定の方は要注意です。
ちなみに、SIMカードの支払いにクレジットカードを使いたいというと、近くのATMに連れていかれ、ここにクレジットカードを入れて決済するようにgoogle翻訳で指示を受けます。このパターンは初めてだったので少し詐欺の可能性を疑いましたが、注意深くATMの画面を見て決済をしました。ATMは英語表示に出来るので、内容を理解出来ずにボタンを押すようなことにはならずに一安心です。
SIMカード調達を終え、制限エリアへ。国際線ターミナルと左右対称に建設されているのか、ほぼ同じ作りです。
S7航空のラウンジは目立たない場所にあります。
ラウンジに入ると、外国人乗客が受付で少々揉めていました。どうやら、乗客はワンワールドのエリートステータスカードを見せて入室しようとしているのですが、受付スタッフはインビテーションが無いとダメだと言っているよう。ワンワールドの規則ではステータス保持者はラウンジを利用できるのでインビテーションの有無は関係ないはずですが、そこはロシア。ここの利用時はチェックイン時にしっかりとインビテーションをもらっておいた方が良さそうです。
ラウンジ内部は窓が大きいせいか明るく開放的な印象。Wifiは特別な設定をしないと繋がらないようで、受付のスタッフにスマートフォンを渡すと設定をしてくれました。ラウンジのスタッフはさすがに英語が通じます。
食事もスープや甘いもの等が少し用意されています。パスタや肉料理等のしっかりした食事やビール以外のアルコールは有料のようでした。
搭乗ゲートへ。ロシア人はしっかり並ぶ民族のようです。
モノクラスフライトですが、ワンワールドエメラルドステータスのおかげで予約時に最前列のシートを指定できました。Extra Spaceと書いてある通り、少し広めです。
1時間半の短い国内線フライトですが、サンドイッチがサーブされました。チキンorチーズから選べます。
夕方のフライトなので、飛んでいるうちに少しずつ暗くなります。
到着時はすでに真っ暗でした。小さな地方空港なのでボーディングブリッジはありません。
空港の外には何もありません。タクシーカウンターで中心部のホテルまで頼むと、1,100ルーブル(=約1,800円)でした。
ホテルは鉄道駅から近いところにある、その名もホテル・ヴォルゴグラードに宿泊しました。第二次世界大戦で焼け野原になったヴォルゴグラードでは珍しい、戦前からある建物を利用したホテルです。(写真は翌朝の撮影)
部屋はダブルよりツインの方が安かったので、ツインにしました。2泊して朝食付きで12,000円はかなりお得感があります。