Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

3日目:チェンナイ市内観光 マイラポール地区、マリーナビーチ

到着日に1泊したのはHoliday Inn OMR IT Expressway。チェンナイ中心部から少し南に離れたエリアに位置しますが、インドはUberが利用可能なので特段不便はありませんでした。

チェンナイはホテルが全般的に安く、このホリデイインも朝食込みで1泊5,000円ほど。

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 バスタブも付いており、文句ありません。

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部屋からの眺望はこんな感じ。高層ビルのため視界は広いですが、下に目を落とすとインドらしい街並みが広がっています。

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翌日は、TripAdvisorでも評判の良さそうだった、チェンナイの旧市街エリアであるマイラポール地区のウォーキングツアーに参加。

カーパレーシュワラ寺院の入り口前に8:30集合。朝のまだ涼しいうちに3時間でマイレポールを巡るツアーです。参加者は欧米人が他に数人のみ、クセの強いインド人もおらず一安心。

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インドの寺院ならではのこの無数の彫像。それぞれにきちんと宗教的な意味があるというのですから、どれだけ複雑な宗教なんだと思ってしまいます。

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正門から中に入ると、まず祀られているのはガネーシャ

TripAdvisorの評判が高いだけあり、今回のガイド女性の解説も、ガネーシャの頭部がなぜ象になっているのか、なぜ正門の正面にガネーシャが祀られているのか等、ヒンドゥー教徒では無い観光客にもわかりやすい内容でした。個人で訪れるとなんとなく寺院内を歩き回り建物を眺めるだけで終わってしまいますが、このツアーは参加する価値ありです、

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続いてツアーは寺院の外へ。民家の前に描かれる模様の解説をしてくれている、右側の女性が今回のガイドです。

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寺院の聖職者たちが住んでいるという、伝統的な様式の住宅も訪問。中庭を囲む形で部屋が並ぶのが特徴だそうです。

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路上でやっているインコ占い。香港やシンガポールで中華系がやっているイメージがありますが、インドでもインコを使った占いはメジャーなようです。

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その後は用意されたトゥクトゥクに分乗して次の場所へ移動。

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やって来たのはサントメ大聖堂。こちらは16世紀にポルトガル人によって建造された教会です。真っ白な壁が印象的。

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日曜日ということで、内部はミサの真っ最中でした。

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そしてここはキリスト教の12使徒の1人でもある聖トマスの墓があることで有名。

私はキリスト教徒ではないのでピンと来ませんが、12使徒の墓があるのは世界でもバチカンのサンピエトロ大聖堂、スペインのサンティアゴデコンポステラ大聖堂とここの3ヶ所しかなく、宗教的にはかなり重要な場所だとのこと。その割には知名度が他の2つにかなり劣る気はしますが。

墓のある建物の内部は撮影禁止。宗教施設らしく、かなり厳かな雰囲気ではありました。

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ツアーの最後は、食堂での簡単なインド料理で締めくくり。

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南インドの定番料理と言えばドーサ。クリスピーなクレープ生地のような感じで、クセもなく食べやすい味です。

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そしてミルクコーヒー。激甘かと思いきや、砂糖は全く入っていませんでした。南インドはあまり砂糖を入れない文化なのでしょうか。それともただ外国人向けに砂糖を抜いてくれただけかもしれません。

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ツアー終了後は、再びトゥクトゥクに乗ってマリーナビーチへ。灯台の近くで下ろしてもらいます。

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この灯台は観光客にも開放されており、1人50ルピー(=約80円)を払えばエレベーターで展望台へ昇ることが可能。カメラで写真を撮る場合は追加で25ルピーが必要なようですが、スマートフォンであればこの追加料金は不要でした。また、13時から15時まで2時間の昼休憩があるので注意が必要です。

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灯台から臨むマリーナビーチ。この通り、大都市であるにも関わらず海岸沿いには幅広い砂浜が確保されています。ただし、波が高いので海で泳いでいる人は皆無です。

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反対側を見ると波打ち際には漁船がずらっと並び、道沿いには即席の魚市場が形成されていました。

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展望台はこんな様子。灯台自体が古いこともあり、展望台もかなり手狭です。

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灯台の下には一応ミュージアムもありますが、5分で見終わるほどの大したことない内容。過去のライト等が展示されていました。

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下に降りたら、上から見えた魚市場の方へ。おこぼれ目当てか、上空には鳥が数多く舞っています。

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炎天下の中放置される魚や蟹。衛生状態が気になるところですが・・・。

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その場で魚を捌く女性。南インドでも漁に出るのは男性、市場で売るのは女性という棲み分けが為されているようでした。

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砂浜にも牛。さすがインド。

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マリーナビーチにはガンジー像もあります。杖を片手に歩くお決まりのポーズ。

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そのまま周囲を少し散策。なぜそこに?という場所で横になっている人がいましたが、インドでは日常茶飯事の風景です。

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ゴミを漁る牛もいつもの光景。聖なる動物のはずですが、こんな風にゴミ漁りをしているのは気にならないのでしょうか。

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帰りは近郊電車に乗ってホテルの方へ戻ります。近郊電車はチェンナイ市内を高架線で走っており、駅もかなり厳つい見た目。

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ただし、駅の中はテナントも入っておらずもぬけの殻で、いるのは牛だけですが。

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列車は20分に1本程度の頻度で運行。特に1等・2等といった等級分けはなさそうでした。

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ラッシュアワーではなかったため、車内は大した混雑もしておらず快適。

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この通り扉は開閉せず、常に開けたまま走行するのがインド流。少し危ない気もしますが、これはこれで涼しい風が車内を流れるので快適でした。

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