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とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記

8日目:コナクリ滞在 (1) 市内観光

コナクリで泊まった宿は、町の中心であるカルーム地区にあるResidence Sandervalia。ホテルでは無く、チュニジア人の夫妻が営むアパートメントスタイルの宿でした。このような商業ビルの上階に入っており、ビルのエントランスには警備員もいるのでセキュリティ面でも安心です。

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部屋は簡易キッチンとシャワー付き。この清潔さで朝食も付いて1泊70ユーロは、コナクリではかなりリーズナブルだと思います。

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部屋からの眺めはこんなもの。これでもダウンタウンなので、コナクリの中ではかなり落ち着いた方です。

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朝食はコンチネンタルスタイル。ギニアはこれまで訪れたリベリアシエラレオネと違いフランス語圏の国なので、文化もかなりフランスの影響を受けています。フランスパンやクロワッサンは前の2ヶ国では全く見かけませんでした。

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到着した翌日は、とりあえず町歩き。まずは両替をして現地通貨を入手することから始めます。

カルーム地区のメイン通りには路上両替商が大勢おり、外国人が通ると必ず声をかけてくれるのですが、カモにされるのも心配だったので"CHANGE"の表示がある銀行へ。

ところが、中に入ってスタッフに両替をしたいということを伝えると、少し待っていろと言われ、なんと驚いたことにスタッフは外から路上の両替商を1人連れて来たのでした。銀行のスタッフの目前ということで、両替商も正規レートで両替してくれたので結果オーライだったのですが、色々ツッコミどころのある両替でした。

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現金を手に入れたら、次はSIMカード。前日に空港に着いた時に、既に22:00頃と遅い時間だったせいかSIMカードの販売ブースは閉まっており手に入らなかったのです。

これも同じくカルーム地区にある通信会社Orangeのショップへ。店員は完全にフランス語オンリーでしたが、なんとか無事入手出来ました。日本円にして数百円程度で1GB単位の通信が出来るので、今やローカルSIMは旅の必須アイテムになりました。

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必要な装備を整えたら市内観光開始。とはいえコナクリも他の西アフリカ諸国の首都と同様、ほとんどまともな見所はありません。とりあえずロンプラに載っていた国立博物館へ行ってみました。

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敷地内で目に付くのは、たくさんの彫像。どれもこれも白人がモデルになっているものばかりなので、植民地時代は町のあちこちにあったものを、独立後は目障りになったのでここにまとめただけなのかもしれません。

例えばこれは、フランス植民地となった際の初代総督バレイ。

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こちらも仏領ギニアの歴代総督の1人、ポワレ。農耕を行う黒人の上に立つ白人という構図が印象に残ります。

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こちらは独立後の初代大統領セク・トゥーレ。アフリカ現代史の少し齧ったことがあれば、必ず聞いたことがある名前でしょう。アフリカでもいち早く独立を勝ち取り、当初はガーナのエンクルマと並んでアフリカの英雄でしたが、その後は恐怖政治を行い政敵や一般市民を数多く虐殺したという歴史があります。

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肝心の博物館の展示については、敷地内にいくつも建物はある一方で、現在展示品が置いてあるのは一室のみで、ギニア各地の伝統衣装や儀式で使われる楽器等がいくつか並んでいるだけ。写真撮影は不可でした。入場料は10,000フラン(=約100円)と安いのでまあ良いのですが、無理して入る必要は全くありません(外に置いてある銅像だけなら入場料不要)

維持管理があまりされていないようで、敷地内では鶏が走り回ります。

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これも外に放置されていたニンバと呼ばれる伝統的なマスク。入り口の看板に描かれていたイラストもこれです。

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これで見所はほぼ終わったので、あとはぷらぷら町歩き。

コナクリには警官が多く、目をつけられて呼び止められると、あれやこれやと難癖をつけて賄賂を要求してくるので注意が必要です。私も1度ほど捕まり、パスポートと居住者用のIDカードを見せろと言われました。パスポートはあるがIDカードは旅行者なので持っていないというと、それは問題だと言わんばかりの態度。こちらも毅然とした対応が必要で、最後にはパスポートを警官の手から奪い返してその場を後にしたのですが、こういうことがあると、ただ歩くだけで疲れます。

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ギニアの現在の英雄、ナビ・ケイタ。サッカーが大人気のこの国において、自国の選手がリバプールのようなビッグクラブでプレーしているのは大きな誇りらしく、ケイタを知ってるか?という質問は何度も受けました。

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モスバーガーをパクったかのようなファストフード店。オーナーは中国人でした。

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ここは中国かと見間違うほど、漢字を前面に押し出してくる中華ホテル。

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街中に何軒もある中華系スーパーに入れば、置いてある商品もほぼ全て漢字パッケージの中国製。リベリアシエラレオネに比べてもギニアは一段と中国人のプレゼンスが大きい印象でした。

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欧米駐在員向けのスーパーを経営しているのはだいたいレバノン系。こちらはヨーロッパからの輸入品がズラっと並びます。中華系にしろレバノン系にしろ、地元産品の取り扱いが全くないのは、いかにギニアのローカル産業が未発達かということの証でしょう。

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ムスリム人口が多いギニアですが、レバノン系スーパーはアルコールの取り扱いもあります。フランス文化圏なのでワインが主流ですが、ビールコーナーを見てみるとサッポロビールが置いてありました。

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カルーム地区からバイタクで15分ほど走った先にあるのは、グランドモスク。サハラ以南のアフリカでは最も大きいモスクということで、堂々たる偉容です。ここにはあの初代大統領セク・トゥーレの墓もあるらしいのですが、残念ながらムスリム以外は入れないということで、この距離から建物を眺めるのみでした。

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モスクを眺めていると甲高い警笛が鳴り響き何事かと思いきや、モスクに隣接して線路が敷かれており、そこを貨物列車が通り過ぎるところでした。ギニアに鉄道が整備されているとは知りませんでしたが、後で調べたところ旅客運送はしていないそうです。

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1日目の町歩きはこんなところ。翌日はコナクリ沖にある離島へと向かいます。