Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:イキトス市内散策 (1) SIMカード購入、レティシアへのルート下調べ

イキトスで宿泊したのは、Booking.comで評判の良かったCentral Bed & Breakfast。名前の通り、街の中心であるアルマス広場(Plaza de Armas)のすぐ近くで立地は最高です。

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外観は少し古臭いですが、内部は清潔で快適。朝食込みで1泊35ドルとお手頃の宿でした。

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宿に荷物を置いたら町歩きへ。

イキトスの町中の道路では、自動車の代わりにモトタクシーが主役です。アマゾンの奥地にあり他の都市と道路で繋がっておらず、アクセス手段は飛行機か船のみという陸の孤島の当地においては、自動車を見かける機会はあまりありません。

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最初にやって来たのは、SIMカード購入のために訪れたペルー最大の通信キャリアであるClaroのカスタマーセンター。チャージであれば町中の商店でも出来ますが、SIMカード購入は通信会社のオフィスまで行かないといけないということで、ここまでやって来ました。アルマス広場から徒歩10分程度。

入り口で機械から整理番号を引いて自分の番号が呼ばれるのを待つ、日本の銀行と同じ方式。平日の昼間でしたが意外と混んでおり、20分ほど待たされました。

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SIMカード代は5ソル(=約150円)。それに自分で選んだプラン代を払います。残念ながらスタッフはあまりプランに詳しく無いようでしたので、自分で事前に調べて行くほうが良いでしょう。

データ通信のプランはClaroのウェブサイトで確認でき、私は10ソルで1.5 GB(有効期間:10日間)のものを選びました。支払いは現金のみ。

SIMを買っている間に雲行きが怪しくなって来たので宿に一時避難。一気に豪雨になりました。熱帯アマゾンらしい気候です。

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1時間ほどで豪雨も止み、再び外出。続いては、イキトスから次の目的地であるコロンビアのレティシアまでの行き方を確認するために、アルマス広場のすぐ近くにある観光案内所へ行きました。

レティシアはイキトスからアマゾン川をずっと下って行った先の、コロンビアとペルーの国境を越えたすぐ先のコロンビア側にある町です。国境のペルー側にあるサンタロサという町まで船で行くらしいことは事前に調べていたのですが、詳細を教えてもらいに行ったところ、以下の紙をもらうことが出来ました。

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これによると、選択肢としては①スローボート、②スピードボート、③フェリーの3つがあるようです。それぞれの違いは以下の通り。

①スローボート 

所要時間 2.5~3日
料金 70ソル (=約2,100円)
出航日  不定(通常は日曜以外で週数日)、出航時刻は19時頃
船のタイプ 大型フェリー (複数隻運航しているが、どれも古い) 
事前予約 不要
座席タイプ 座席なし、ハンモック持参(フェリーによっては個室あり。)
特徴 貨物運搬がメイン。固定スケジュールは無く、便によって様々な集落に立ち寄るため、時間が読みにくい。

②スピードボート

所要時間 10~12時間
料金 150ソル (=約4,500円)
出航日 月曜・水曜・金曜・日曜、朝5時乗船、5時半発
船のタイプ 小型ボート
事前予約 前日までに必要
座席タイプ 座席のみ
特徴 乗客運搬がメイン。時刻表通りの運航。

③フェリー

所要時間 10~12時間
料金 外国人220ソル (=約6,600円)、ペルー人80ソル
出航日 火曜・木曜・土曜、22時半乗船、24時発
船のタイプ 大型フェリー (2017年導入の新型)
事前予約 前日までに必要
座席タイプ 座席のみ
特徴 乗客運搬がメイン。時刻表通りの運航。1隻で廻しているため、不定期に船体メンテナンスに伴う欠航が発生する。

観光案内所のスタッフによると、基本的に外国人観光客は②のスピードボートを利用し、現地人はサンタロサまで行く人は③のフェリー、途中の集落に行く人は①のスローボートというのが普通のようです。

私もスピードボートを勧められましたが、今回はハンモック船でアマゾン川下りをするのが旅の主目的の1つ。ここはぜひスローボートに乗りたいところです。スローボートの出航日についてスタッフに確認すると、それは港で聞いてみないとわからないということでしたので、早速港へ向かうことにしました。

港まではモトタクシーで3ソル(=約60円)。窓ガラスが無いので、排気ガスに晒され続けるのが辛いところ。

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イキトスにはいくつも埠頭があるのですが、スローボートが出航するのはランサ港(Puerto Ransa)。少し前まではPuerto Pesqueroという別の港だったようで、頻繁に変更があるようです。(観光案内所でもらった紙にもPuerto Pesqueroの名前が書かれていました。)

ランサ港の様子。貨物運搬が主体のスローボートとあって、港も乗客向けというよりは貨物ターミナルのような雰囲気です。

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周囲の人に国境行きのスローボートについて訊ねていると、一週間の出航予定が書かれたホワイトボードまで連れて来てもらえました。

ENTRADAが到着、SALIDAが出発を意味しています。最初に記載されているのが船舶名で、その次のカッコ書きが行き先。この週の国境(Frontera)行きは水曜(Miercoles)以外に毎日午後7時半発で出航することが確認出来ました。この日が金曜なので、翌日発の便に乗ることにします。

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明日以降のスケジュールも固まったところで、この日は活動終了。時差ボケもあるので、ホテルでゆっくりして過ごしました。