Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2~3日目:城山日出峰

漢拏山から済州市内に戻ったら、ホテルで荷物をピックアップしてからバスターミナルへ。ここから城山へ向かいます。

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済州島のバス路線網。この通り島内はバス路線が発達しており、大体のところにはバスでアクセス可能なため個人旅行者にも便利。しかも運賃も安価です。

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済州バスターミナルから城山まで行くのは211番と212番。空港発の111番・112番もありますが、今回はバスターミナル始発のこちらを選びました。211と212、111と112はそれぞれ途中のルートが違うのですが、最終目的地はどちらも城山なので、次に出発する方に乗れば問題ありません。

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16:40発の211番に乗り、18:00前に城山に到着。今夜の宿はCo-op City Hotelです。

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シャワー・トイレ付きで1泊39,600ウォン(=約4,000円)。ベッドだけという狭さですが、清潔感があり快適に過ごせます。

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また、ホテルの1階にはセブンイレブンが入っているのも便利。

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ホテルの前からは城山日出峰がすぐ見えます。あそこには明朝登ることにして、この日はとりあえず夕食のレストランを探しに市内へ。

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済州島の名物といえば黒豚。適当な焼肉屋を見つけたので入ります。1人前の黒豚をオーダーすると、まずテーブルに並べられたのは例の小皿類。このテーブルに乗っているもの、ビール以外は全て黒豚の料金に含まれているわけです。一人旅だと食事のバラエティに欠くケースが多いですが、韓国ではその心配はありません。

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そして出てきたのがこの肉の塊。1人前200gが鉄板にドンと置かれます。肉の脇に置かれた小皿の中にあるのは魚介類系の塩辛のタレで、これも一緒に鉄板で温めて肉につけるのが済州流だそう。

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焼いてくれるのは店員のおばちゃんの役目。こちらが放っておいても、手際よくハサミで肉をカットして食べやすいサイズに切るところまでやってくれました。これで18,000ウォン(=約1,800円)なら安いものでしょう。

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店名は読めませんが、店の前の黒豚の像が目印。店員のおばちゃんも英語は不可で愛想はイマイチなものの手際は良く、当たりの店でした。

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翌日、城山日出峰へ。済州島の最東端にあり、その名の通り日の出を見るのに適したところなのですが、6月ということで日の出は5時過ぎ。天気も曇りがちということでそこまで早起きする気力は無かったので、自然体で7時半頃に向かいました。

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入場料は2,000ウォン。但し、この注意書きを見ると、2019年7月1日以降は5,000ウォンに値上げされるのかもしれません。韓国語は読めないので想像ですが。

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この城山日出峰も昨日訪れた漢拏山と同様に世界自然遺産の構成要素の1つです。

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漢拏山に比べると登るのは随分簡単で、綺麗に整備された階段を登るだけ。途中で分岐点があり、左が往路用・右が復路用です。漢拏山と違い登山経験の無い人も気軽に訪れる場所なので、このようにしっかり分かれていた方が、混雑時も人の流れがコントロールしやすいのでしょう。

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登りがキツいと感じる人も、途中に休憩の東屋があるので安心。

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距離は短いですが、標高差が約150mあるため、最後の方はそれなりに急登。

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15分ほどで頂上に到着。頂上はこのように東向きの段状になっており、日の出のタイミングでは座って日の出を眺める観光客で混雑するようです。

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正面に広がるのは火口跡。ここは漢拏山のように池は形成されておらず、平らな台地が広がっています。残念ながら、この中に下りていくことは出来ません。

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反対側から見下ろすと城山の町。

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元々は城山の町の部分も含めて済州島本島とは離れた島だったのですが、この城山日出峰が噴火により出現して以来、少しずつ波に削られた日出峰の土砂が波に運ばれて堆積し、このように砂州となって本島と繋がったそうです。確かに、言われて見ればそのように見えなくもありません。

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下山路はこちら。こうやって見下ろすとやはり結構な標高差でした。

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奥に見える島は牛島(ウド)と呼ばれる離島。城山から船で向かうことが出来、一応観光地になっているそうです。

手前に見える建物では、1日に数回海女さんによる漁のショーが行われるそう。完全に観光客向けのパフォーマンスらしいので、あまり興味が惹かれるものでは無さそう。

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下山後、帰国便に乗るために空港に向かわなくてはいけませんが、その前にバス停近くの食堂で朝食。

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ここも韓国人のおばちゃんがキッチンも接客も1人で切り盛りする典型的な個人経営の食堂。例のごとく英語は通じませんが、メニューに写真が載っていたのと、先客の韓国人が英語を理解して通訳してくれたのでなんとかなりました。

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メニューでは下から2番目の8,000ウォンの赤いスープを注文。先客の韓国人曰く、これはキムチチゲという料理のよう。名前は聞いたことがあります。見た目ほど辛くなく美味しかったですが、スープの中には野菜と豚肉がたっぷり入っており、朝に食べるには十分過ぎるほどの内容でした。

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