乗り継ぎ用の保安検査を通って出発フロアへ出たら、まずはこちらのロイヤルオーキッドスパへ。タイ国際航空のビジネスクラス利用客はここで30分のマッサージを受けることが出来ます。
マッサージは1時間待ちとのことだったので、とりあえず受付だけ済ませて、向かいにあるロイヤルシルクラウンジで待つことにしました。
注意書きを読むと、どうやらここのロイヤルシルクラウンジはスターアライアンスゴールドでは利用できない様子。ワンワールドではあればカタール航空のドーハラウンジが有名ですが、スターアライアンスにもこのような例外規定のあるラウンジがあるとは知りませんでした。
中は鰻の寝床のような細長い造り。スターアライアンスゴールドを排除している割には特別感は無く、多くの利用者で混雑していて微妙な感じです。天井が低いのも圧迫感があります。
しかも、やけに蒸し暑いなと思ったら空調が故障しているのでした。バンコクの気候でこれはさすがにヒドいと言わざるをえません。
ロイヤルシルクラウンジは早々に後にして、早めにロイヤルオーキッドスパに戻ってきました。ここの待合スペースでアポイントの時刻まで待つ方がよっぽど快適です。
30分のマッサージは肩か脚の選択が可能。前日はニュージーランドでトレッキングをこなしたばかりだったので、脚をお願いしました。施術後は暖かいジンジャーティーをサーブしてもらって、Feedback Formを記入しながら搭乗開始までゆっくり待機。
この日の羽田便のゲートはC10。ラウンジからは5分ほど歩きました。
搭乗開始時刻に合わせて来たのですが、少し定刻より遅れている様子。この日の機材は大型機のB747-400なので、待合スペースもベンチはほぼ全て埋まっておりかなりの混雑です。
結局予定より20分ほど遅れて搭乗開始。シートは旧型のライフラットです。
ボタン周りを見るとJALのシェルフラットネオによく似ています。
アメニティポーチはMANDARINA DUCKというあまり聞いたことのないブランド。前便で配られたラコステとは距離によって仕様を分けているようです。
B747の2階席はA380と同様に、窓側に大きな収納があるのが良いところ。ショルダーバッグ等であればすっぽり入るサイズです。
ウェルカムドリンクは水。睡眠導入剤を飲んで、離陸後にすぐ眠れる体制を整えます。
機内食は離陸前にオーダーを取りに周ってきました。サーブのタイミングを聞くと到着の2時間前とのこと。もう少し遅く出来ない?と聞くと、1時間前に起こしてあげる!、と出来るクルーの対応だったので、それでお願いしました。メインは一番寝起きに食べやすそうな雑炊をチョイス。
ちなみに、離陸してからすぐ食事がしたい人には、オールデイダイニングも用意されています。
離陸。バンコクから東京までの飛行時間は5時間を切る程度しかありません。
睡眠導入剤効果で熟睡し、クルーに起こしてもらったのは予告通りちょうど1時間前。周囲の乗客はだいたい食べ終わっている様子。
もう準備してあったのか、すぐに朝食が運ばれてきました。予想通り、寝起きでも食べやすいさっぱりした味付けです。
食事が終わって降下が始まる頃、ちょうど日の出を迎えました。
この狭いキャビンが特徴的なB747の2階席。どんどん引退が進むジャンボですから、もう何回も乗れないかもしれません。
海ほたる。朝陽が東京湾に美しく反射します。
出発が少し遅れたものの、それを巻き返してほぼ定刻で羽田に着陸しました。
相変わらず朝の羽田は大混雑。シャワールームは100分待ちです。この後は一旦自宅に戻り、身支度を整えてから通常通り出勤しました。