羽田から到着して、次の乗り継ぎ便はオークランド行き。乗り継ぎ時間は7時間あるので、入国して観光しようかどうか迷ったのですが、シンガポールはいつでも来る機会があるので今回はラウンジへ直行しました。
今回入室資格があるのは、シンガポール航空のスイート又はファーストクラスで出発する乗客だけが利用できるThe Private Room。入り口はビジネスクラス乗客用のシルバークリスラウンジと同じです。
入り口で搭乗券と羽田でもらったプライベートルームへのインビテーションを提示すると、奥の方へとアテンドしてもらえます。連れて行かれるままに、スターアライアンス他社のファーストクラス乗客が利用可能なファーストクラスラウンジを通り抜けて更に奥へ。
一番奥にあるのがプライベートルーム。広さはそれほどでもありませんが、入室条件が厳しいだけあり、利用客がほとんどおらずとても静かな空間です。また、シルバークリスラウンジと違い、窓に面しているので開放感があるのも良い雰囲気。
席に着くと、スタッフがメニュー片手にドリンクの注文を取りに来てくれました。これ以外にもお茶は別メニューになっており、紅茶、中国茶が多く揃っています。
これ以降もカップが空くとおかわりを持ってきてくれたりと、利用客数が少ないからこその気配りの行き届くサービスは流石というところでした。
ただし、ソフト面はしっかりしているものの、ハード面では大した設備があるわけでもありません。シャワールームも独立しておらずトイレの中にある形式のは微妙。同じアジアのファーストクラスラウンジでも、カバナのあるCXやマッサージのあるTGに比べると一段落ちる印象です。もちろんファースト乗客で無い利用者で溢れかえっているJALやANAとは比較になりませんが。
食事をしたくなったら、隣接するダイニングスペースへ。
ここの食事は基本的にオーダー式。小腹が空いた時はQUICK BITES。
しっかり食べたい時には、前菜とメインをそれぞれ選ぶことも可能です。種類は豊富で、他にオーダー式でこれだけの選択肢を用意しているのはドバイのエミレーツラウンジくらいではないでしょうか。
"DINNER"と表示されていますが、18:30以前のLUNCHメニューも内容はほぼ変わりありません。スタッフ曰く、DINNERになるとメインの上から3つ目のロブスターが増えるくらいの違いだということでした。
インド系の利用客も多いシンガポールらしく、ベジタリアンメニューも充実。
一応ビュッフェコーナーもありますが、ここに置いてあるのはクッキー、ナッツやチーズなど、つまみになるようなものくらい。
7時間もあるとさすがに暇なので、少し空港内をぶらぶら。ターミナル1まで足を伸ばして、サボテン庭園までやって来ました。屋内は冷房が効いていて少し冷えるので、このゆうに外気に触れられるスペースがあると良い気分転換になります。
チャンギでの乗り継ぎ客向けに用意されている無料の市内ツアー。この空港は既に数え切れないほど利用していますが、そういえば一度もこのサービスを利用したことがありません。2時間半しかないのでマリーナベイ周辺くらいしか周れないでしょうが、それでもこうした無料ツアーがあると乗継客の満足度は上がるはず。チャンギ空港が利用客からの評価が高い一因であることは間違いないでしょう。
ターミナル2からターミナル3に戻ろうとしたところ、ターミナル間移動のスカイトレインが運行停止しており、シャトルバスに変更になっていました。新施設Jewelの建設に伴うオペレーションの変更のようです。
バスからの車窓は撮影禁止だったのですが、大型機を間近に見られるので飛行機好きには丁度良い暇つぶしになりました。