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とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記

7日目:コスタリカ最高峰・チリポ山登山 (1) 登山口からクレストネス小屋まで

チリポ山は標高3,820mでコスタリカの最高峰。今日から2日かけて山頂を目指します。

初日は標高1,500mの登山口から3,393mのクレストネス小屋(Base Crestones)まで、標高差約2,000m、距離にして14kmを登っていきます。

山頂の標高は富士山とほぼ変わりませんが、富士山は登山口である五合目の標高が既に2,300mあり、頂上までの距離も7kmほどしかないので、富士山よりは少し難易度が上がるイメージです。

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サンヘラルドの村から登山口までは1.5kmほど。登山口までは前日に宿でタクシーをお願いしており、4:30に迎えに来てくれました。タクシー代は5,000コロン(=約900円)かかったので、歩いても良かったかなと思います。実際、帰りは登山口から宿まで歩いて戻りました。

軽く準備体操をして、4:50に登山開始。

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日の出前なのでまだ真っ暗。ヘッドライトは必須です。

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このコースは1km毎に標高が記載された看板が設置されているので、自分がどこまで進んだか分かりやすいのが良いところ。それぞれのポイントには名前も付いています。

5:26、1km/1,739m地点・Los Monosを通過。最初の1kmはいきなり急登続きでした。

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5:30過ぎになると少しずつ明るくなってきました。奥の方で街明かりが広がっている辺りがサンイシドロでしょう。

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5:53~6:00、2km/1,890m地点・Fila Cementerio de la Máquinaで休憩。1時間毎に10分弱を目安に休憩を取って行きました。

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だいぶ明るくなってきました。天気も良さそうで一安心。

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2km〜3kmにかけては牧草地の横を通ります。まだこの辺りは私有地です。

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6:24、3km/1,900m地点・El Jilgueroを通過。この辺りは傾斜がなだらかで歩きやすいのですが、結果としてまだ2,000mを超えていません。

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4km地点の直前で国立公園への入り口に到着。ここから先はSINACで入山料を払った人しか入れず、火器類の利用やテント泊も禁止といった注意書きが並んでいます。

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6:46~6:55、4km/2,192m地点・El Quetzalで休憩。やっと2,000m超えですが、今日のゴールである3,393mはまだまだ。

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出発する時刻が早かったせいか、他の登山客とは全くすれ違いません。それでも、登山道は一本道で迷いようもないので安心。

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7:20、5km/2,393m地点・Los Roblesを通過。1kmで200m上がると結構急な傾斜です。

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一昨日まで歩いていたコルコバードのジャングルと違い、こちらではほとんど生き物に出くわすことはありません。唯一出会ったのはこの鳥くらい。

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7:45、6km/2,513m地点・El Rualdoを通過。2km, 4kmと休憩を取っていましたが、ここから先はしばらく平坦な道が続くことと、7km過ぎに休憩所があるとのことなので、そこまで歩き続けることにしました。

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8:00、7km/2,519m地点・Llano Bonitoを通過。この1kmで6mしか標高を稼いでいないことからもわかる通り、この区間は楽々です。

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8:06、7km地点を通過して比較的すぐに休憩所・Refugio Llano Bonitoに到着しました。今日の行程が14kmなので、ちょうど中間地点です。

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緊急時を除いて宿泊は出来ませんが、スタッフが1人常駐しており小さなショップで必要なものの補充が可能です。スタッフは6日交代で勤務しているとのこと。山の中で1人で6晩も過ごすなんて貴重な経験でしょう。

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取り扱い品一覧。クッキー、ナッツ等のスナック類から爪切り、歯磨き粉、絆創膏、頭痛薬まで意外と豊富に置いてあります。

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軽食も可能。朝方はまだ涼しく休憩すると体が冷えるので、温かい飲み物は助かります。

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トイレも綺麗。

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休憩していると、下山してくる荷物運搬のロバ使いとすれ違い。

彼らは深夜にサンヘラルドの村を出発して暗い中を登って早朝にクレストネス小屋に到着し、そのまま荷物を積み替えて下山して午前中のうちにはサンヘラルドに戻るとのことです。登山客向けのポーターサービスに加え、クレストネス小屋での食料等もありますから、ロバも目一杯荷物を積んで大変そう。ここで一休みすることも無く、あっという間に去って行きました。

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30分ほど休憩し、8:40に再度スタート。クレストネス小屋でのランチタイムは14:30までなので、それまでには到着しないと昼食を食べ損ねてしまいますので、それを目標に。ここまでの7.5kmを3時間ちょっとで歩いたので、そのペースで進めば問題無く到着出来そうです。

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8:58、8km/2,600m地点・Cuesta del Aguaを通過。

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9:29-9:38、9km/2,817m地点・Barbas de Viejoで休憩。休憩所を出てからここまでの2kmは急登が続き、なかなかキツいパートでした。

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9km地点の名称であるBarbas de Viejoはお爺さんのヒゲという意味で、この近辺に生えるそのような見た目の木(草?)から付けられているとのこと。確かに少々変わった風貌。

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10:04、10km/3,022m地点・Las Cañuelasを通過。引き続き急登は続きますが、その甲斐あって、やっと3,000mを越しました。

Las Cañuelasの英語名The Bambooからもわかる通り、この一帯には竹やぶが広がっています。

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3,000mを超えると植生が一気に変わって高い樹木は姿を消し、視界が開けるようになりました。こうやって見ると高くまで登ってきたものです。

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10:26~10:37、11km/3,090m地点・Los Quemadosで休憩。Quemadosとは燃やされたという意味で、1990年代にこのエリアで発生した山火事に起因する名前です。火器類の持ち込みが厳しいのはこういう背景があるのかもしれません。

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3,000mを超えた後は傾斜も緩やかになり、なだらかな道が続きます。景色が良いこともあり、快適に歩けるパートです。

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10:51、コース上にある小山のMonte sin Feの頂上を通過。山火事の影響は今なお残り、このエリアでは不自然に枯れた木が目立ちます。

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11:00、12km/3,118m地点・El Jardínを通過。あと2kmです。

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11:14~11:20、12.5km付近で休憩。

ここから始まるのが、最後の急登であるCuesta de los Arrepentidos。その名も"後悔する者たちの坂"。名前からしてキツい登りであることは容易に想像が付きます。登り始める前に軽く休んで息を整えました。

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ここでは飲み水の補給も可能。最後の登りに備えて水分補給も十分行えます。

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11:29、13km/3,183m地点・Los Arrepentidosを通過。

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ひたすらこのような傾斜の登りが続きます。空気が薄くなっていることもあり、この日最大の難所でした。

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そして12:05、ようやく14km!

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本日のゴール、クレストネス小屋はもうすぐそこです。

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12:10、3,393m地点・El Páramoに到着しました。登山口を出発してから、休憩を含めて7時間20分でのゴールです。

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小屋に着いたらまずはチェックイン。既に支払いは済ませているので、名前を告げるとスタッフがリストと突合して確認するだけです。その後、一通り施設の説明(食事の時刻、トイレは共同、シャワーは水のみ、など)を受けると、すぐに部屋へと案内されました。

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部屋は4人定員で、2段ベッドが2つ置かれています。幸いこの夜にこの部屋にアサインされたのは私ともう1名のみで、1人1台使うことが出来ました。

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荷物を置いたらランチタイム。壁には今日のメニューが掲示されており、今日のメインはオジャデカルネ(Olla de Carne)のようです。

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食券を渡すとすぐに用意してもらえました。オジャデカルネはこの通り牛肉と野菜の煮込みのようなもの。標高3,400mの高地では温かいスープが体の芯に染み渡ります。

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2時頃には昼食を終え、次の夕食までは4時間ほど。小屋の周辺には数時間で行って帰って来られそうな散策コースがいくつかあるのですが、ジャングルトレッキングからの連続で疲労が溜まっているような気がしたので、小屋にとどまってゆっくり過ごしました。

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ちなみに、夕食はArroz Cantones=炒飯。宿泊客のうち2割くらいは食事を注文せずに持参したパンと缶詰で過ごしていましたが、やはり夜は冷えるので温かい食事はありがたいものです。

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 食後は20時前に就寝。翌日の山頂アタックに備えます。