仁川から金浦への移動は、普通はバスか鉄道の2択になります。今回は乗り継ぎ時間も十分ありますし、ゆっくり座って行きたかったのでバスを選びました。
鉄道は現金(もしくはICカード)のみですが、バスはクレジットカードが利用可能なのも利点。到着ロビー外の有人チケット売り場で購入しました。運賃は5,000ウォン(=約500円)です。
韓国のバスはこのように窓ガラスに行き先がプリントされているケースが多い気がします。バス乗り場にたくさんのバスが並んでいても、これなら迷いません。金浦空港を経由してソウル市内まで行くバスのようでした。
今回のバスは4列シート。それでもこの通りガラガラだったので全く問題無し。
30分ほどで金浦空港に到着。まずは国際線ターミナルに停車した後に、国内線ターミナルに着きました。
金浦空港の国内線利用は初めて。まずはチェックインフロアへ向かいます。
カウンターの前には自動チェックイン機が並んでいます。とりあえずこれでチェックインに挑戦。
今回のルートは金浦⇒釜山⇒成田という乗り継ぎ旅程なのですが、チェックイン機では国内線区間のみチェックインが出来ました。レシートのような見た目ですが、これでもきちんとしたボーディングパス。
続いて、国際線のボーディングパスも受け取るために有人カウンターにやってきました。釜山経由で成田行きだと伝えると、あまりそういうケースは無いようか少し手間取っている様子。まあ、普通の人は金浦⇒羽田の直行便に乗るでしょうから、このルーティングがレアケースであることは容易に想像できます。
カウンタースタッフが電話で他の部署と連絡を取り合ったりすること5分ほどで、無事乗り継ぎ便のボーディングパスも印刷されました。こちらはきちんとした台紙に印刷。
そして嬉しいことに、金浦での国内線ラウンジのインビテーションまで一緒にもらえてしまいました。この区間はエコノミーなのでラウンジアクセスは無いかと思っていたので、これはラッキー。
仁川までのアシアナ便の遅延の可能性を考えて余裕のある乗り継ぎにしていたため、まだ出発まで3時間ほどあります。なので、空港隣りのロッテモールで適当に時間つぶし。
モール内の韓国料理屋で適当に早めの昼飯を済ませました。それにしても、このモールには日本料理の店がいくつもあり、韓国での和食の人気を感じます。
ロッテモールの入り口近くの地下鉄駅改札前にあったのは、なんと竹島(韓国名:独島)の模型展示。この領土問題に関する韓国人の執念は日本の比ではないようです。
1時間ほど前に空港に戻ってきて、そのまま制限エリアへ。
ここにも竹島の展示がありました。
"Dokdo is a source of pride for the people of Korea"とのこと。韓国側としては領土問題は存在しないというスタンスなので、当然そのことには言及されていません。
ラウンジは保安検査を越えてすぐの左手側、階段を登った2階にあります。
内部はまあ日本の地方空港の国内線ラウンジレベルといったところでしょうか。羽田に比べるとかなり小さいですが、金浦空港の利用客も羽田空港に比べるとかなり少ないので、身の丈にあったサイズだと言えます。
フード類はクラッカーがあるくらいで、他はドリンク類のみ。
搭乗時刻になりゲートへ。金浦空港自体は歴史のある空港ですが、最近改築でもしたのか国内線ターミナルの内装は近代的。
ゲートに着くとほぼ搭乗は済んでおり、並ぶことなく機内へ。搭乗開始時刻は出発予定時刻の15分前に設定されていることからも想像できる通り、日本の国内線と同水準のスムーズな搭乗が行われているようです。
タキシング中に見えたB747。金浦からは済州便に投入されています。今時国内線でB747をガンガン飛ばしているのなんて、韓国くらいのものではないでしょうか。
離陸。金浦空港は都会に位置しているかと思いきや、飛び立つ方向によってはすぐに田畑の並ぶエリアもあるようです。
開発中の新興住宅地。東京以上に人口集中が激しいソウルですから、こういったニュータウンがいくつもあるのでしょう。
機内サービスはドリンクのみ。この辺りは日本の国内線と一緒です。
そういえば、私にドリンクの確認をする時、クルーは自然に英語を使っていました。日本人と韓国人の見た目はなかなか見分けがつかないことも多いと思いますが、私にだけ韓国語ではなく英語を使ってきたのは驚きです。きちんと座席番号毎の国籍まで把握しているとは感心。
羽田〜伊丹より近い金浦〜釜山。1時間であっという間に釜山に到着しました。
釜山空港の国内線到着ロビーはかなりこじんまりとした造り。ここから歩いて国際線ターミナルまで移動します。