まずは国際線ターミナルから国内線ターミナルへ移動。2つのターミナルはそれぞれ向かい合う形で建っていますが、やはり規模には格段の差があります。
案内表示に日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語までは東京でも良く見ますが、それに加えてロシア語があるのは新千歳ならでは。
国内線ターミナルへ移動する前に、国際線側の出発ロビーを覗いてみました。ちょうどアシアナ航空がチェックイン受付中。
新千歳からは日系は国際線を飛ばしていないため、全て外航のみ。それでも各国のハブ空港だけでなく、大邱や高雄といった地方都市にもルートがあり、路線網はそれなりに充実しているようです。
国際線側から国内線側は歩いて5分ほど。連絡通路にはいろいろな施設があり、ロイズの施設もその1つ。
ガラス張りのチョコレート工場が併設されており、中でチョコレートが制作されていく過程を見学可能。カメラを手に興味津々の外国人客も多く、この試みはなかなか成功しています。
そして北海道といえば札幌ラーメン。ラーメン道場なるものもありました。空港自体が一つの娯楽施設のような印象です。
国内線側に到着しました。ほとんど外国人ばかりだった国際線側から来ると、これでやっと日本に戻ってきたような気分。
チェックインカウンターは左右にわかれており、左がANA系、右がJAL系。今回は右へ。
ちょうどお盆の期間だったこともあり、一般のチェックインレーンはかなりの行列。
それでも時期柄仕事で乗る人は少ないのか、JGCカウンターはガラガラでした。
そのJGCカウンターよりさらに奥にあるのが、ファーストクラス客用の優先カウンター。羽田と同じく別室扱いです。
実は今回の旅程では、元々はユジノサハリンスクからの便が遅れる可能性を考慮して、乗り継ぎ時間に余裕を持った19:00発の便を予約していました。しかし当日はロシアからの便もオンタイムで到着し、チェックインカウンターに着いたのは16:30頃。
カウンタースタッフに早めの便に変更してもらえないかと聞きますが、チケットのルール上出来ないとのこと。米国では国内線は当日であれば前便への変更が無料で可能ですが、日本にはそのようなシステムは無いようです。
チェックイン後はそのまま直結のラウンジへ。ファーストクラスラウンジということで、国内線ですが一応軽食類も用意があります。
自席を確保して時間つぶしの本を開いたところで、先ほどのチェックインスタッフがやって来ました。何かと思いきや、『上席と相談しまして、Pablo21様のフライトを早い時間のものに変更することが出来ることとなりました!』とのこと。ステータス効果でしょうか。ダメ元でも聞いてみるものです。
新しく押さえてもらったフライトは17:00発。交換してもらったボーディングパスを受け取ったのが16:50だったので、そのまますぐゲートへ向かいました。
直前で押さえたということもあって残念ながら座席は通路側。それでも他の座席はすべて満席という中で私の隣りのみが空席だったのでラッキーと言うべきなのでしょう。直前で2人連れ客のキャンセルでも入ったのでしょうか。
今回はファーストクラスなので機内食提供あり。メニューは座席脇に置いてありました。
この時の食事は千葉県推し。
飲み物のオーダーは離陸前に取られ、離陸して水平飛行に入るとすぐに食事のサーブが始まりました。この食事と座席でたったエコノミーの8,000円増しとは、北米や欧州の上級クラスと比べたコスパの良さにいつも感心します。
食後はせっかくのファーストなので森伊蔵を一杯。
着陸に向けた降下が始まってから最後に緑茶をもらうと、着陸時まで手元に置いておけるようにと紙コップでもらえました。
ふとJALの機内誌に目をやると、いつのまにかフリート一覧にA350とMRJが追加されていました。A350はまだしも、MRJなんて無事に就航する日が来るのでしょうか。
羽田に到着後は、入国審査も預け荷物も無いのであっという間に到着ロビーへ。到着便一覧を見ると、第1ターミナルだけでもこの便数の多さに毎度のことながら唖然とします。さすが世界4位の乗降客数は見掛け倒しではありません。