Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

ロシアビザ取得プロセス(2018年現在)

今回のお盆休みの旅先はサハリン。一昔前は日本領だったので国内旅行で行けたところですが、当然現在ではロシアビザの取得が必要です。

2年前にヴォルゴグラードに旅行に行った際は時間が無かったために代行業者に頼んでビザを取得したのですが、今回は久しぶりに自ら申請をしてみることにしました。

ロシアビザの取得手続きプロセス自体は色々なウェブサイトに情報がありますが、大まかに言うと以下の手続きを踏むことになります。

①バウチャーを入手。

②ロシア外務省のウェブサイトにて、ビザ申請書をオンライン提出。

ロシア大使館にて、印刷したビザ申請書及びパスポートを提出。

ロシア大使館にて、ビザが貼られたパスポートを受け取り。

以前(2010年頃)にロシアビザを自力で申請した際はオンライン申請がなく、バウチャーを直接大使館に持ち込んで申請するのみだったので、それに比べると1つフローが増えたことになります。ただし、実際にはこの8年の間に、全体を通して想像以上に難易度が上がっていたのでした。

詳細は以下の通り。

①バウチャーを入手。

8年前と同じくTravelRussiaという旅行代理店のウェブサイトで入手。当時は8.05ユーロでしたが、ルーブル安の影響か今は10.74ユーロと少し値上がりしています。日本時間の深夜1時頃に手続きすると、一晩経った同日の16時頃にはメールで届きました。

②ロシア外務省のウェブサイトにて、ビザ申請書をオンライン提出。

これは8年前には無かったプロセス。ロシア外務省のビザ申請専用ページにアクセスし、必要情報を入力して申請します。以前は紙で書いていたものがそのままオンライン入力形式に変わっただけという印象で、特段入力に困るような項目はありません。申請を終えたら申請書を忘れずにプリントアウト。

ロシア大使館にて、印刷したビザ申請書及びパスポートを提出。

これが一番の難関でした。ロシア大使館のウェブサイト上では9:30~12:30の間に申請受付となっていますが、実際に9:30に行ってみると、既に申請者で大混雑。番号札を取って自分の順番を待たなければいけないですが、番号札発行機も停止中です。

後からわかることなのですが、番号札は70番までしか出ないように設定されているようで、既に9:30の開館すぐの時点で受付が終わってしまっていたのでした。

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番号札を取れなかった人は、70番が終わるまでひたすら待つことになります。この日は70番の人が終わったのが12時過ぎで、2時間半ほど待ちました。

番号札を持っている人の手続きが終わったので遂に私たちの順番なるかと思いきや、ここで無情にも大使館職員からの宣告があり、「番号札の無い人は、緊急申請のみ受け付けます。」とのこと。以下の表の通り、通常は2週間待てば無料で取得できるロシアビザですが、それは番号札が無いと受け付けないとのことのよう。

11労働日以上 4~10労働日

3労働日以内

(緊急申請)

無料 4,000円 10,000円

大使館のホームページにもそのような記載は一切無いのですが、ここは東京とはいえロシア大使館。文句を言っている人も一部いましたが、そんなことはするだけ無駄です。また翌日も会社の休暇を取得できるほど暇では無いので、私は泣く泣く1万円を支払い、なんとか申請を済ませました。

8年前は時間内であれば、いつ行っても大した待ち時間も無く申請出来ていたのに、ロシアがこの8年で随分ポピュラーな旅先になったということの証左かもしれません。

ロシア大使館にて、ビザが貼られたパスポートを受け取り。

ビザ申請時に控えとして渡される黄色い紙にピックアップの日付が書かれているので、その日以降であれば受領可能。

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申請時と違い、受け取りは番号札を取る必要もないのでスムーズに終わります。所要時間5分ほどであっという間に受領完了。

 

結論

ロシアビザの申請は、番号札制度により随分と面倒になりました。無料のはずが結局10,000円かかってしまい、これなら代行業者の方が安かったことになります。今後はロシアビザを自力申請することはないでしょう。