乗り継ぎ用のセキュリティチェックを通過して出発フロアへ。そのままラウンジへ直行します。
実はエミレーツのドバイのホームラウンジを利用するのは初めてです。噂に違わず、とてつもない規模のラウンジでした。あれだけA380を運用しているのだからラウンジ利用者も多いはずで、大規模な施設が必要になるのは当然ですが、今まで訪れた世界各地の空港ラウンジでもここの広さは桁違い。
フードコーナーも1カ所ではなく、ラウンジ中に何カ所も設置されています。
ただ、置いてあるフード類の内容はどこも基本的に同じ。
しかし、広いからといって設備が充実しているかというと、必ずしもそうではなく、シャワーなどは非常に簡素。ドライヤーは個室内には設置されておらず、トイレの洗面台横に設置されているものを使うしかありません。
奥の方にはシャンパンバーもありました。この辺りまで来ると静か。
なんと、COSTA COFEEまで入っています。コーヒーもパンも当然無料。
ラウンジの外は、深夜でも免税店が大賑わい。これぞドバイといった光景です。
余裕を持ってラウンジを出たつもりでしたが、空港が広すぎ、ゲートに着いた時にはもうファイナルコール。
搭乗。今回の機材はA380ですが、直接2階部分へ接続されているボーディングブリッジはありませんでした。
そのため、1階で搭乗してから階段を上がって2階へ。深夜2:40発のフライトですが、クルーの挨拶がGood morningなのには若干の違和感があります。
ANAと似たスタッガード型のシートです。一見豪華ですが、もう既にA380が導入されて10年近く経つこともあり、読書灯が壊れて点灯しなかったりと、シートの細かい部分では年季が感じられるところも。
座席脇には飲み物のストックがあるのですが、常温のため水を除いては余り実用性はありません。
私の座っていたエリアの担当はブルゾンちえみにそっくりの日本人だったのですが、斜め前に座っていた日本人の中年女性客が座席を窓側に変えてくれないか?と頼んでいたものの、「満席なので無理です。どうしても窓側が良ければ、自分で窓側に座っている乗客と交渉して下さい。」とあしらっていたのはさすが外航のクルー。JALやANAのサービスに慣れている人からすると耐えられないでしょう。
離陸。A380の2階席は外が見えにくいのが難点。
食事メニュー。このページを読むと、随分と格式高い懐石料理がサーブされるのかと思いきや、実際はそんなことはありません。
離陸後にサーブされるのは簡単な軽食。
到着前の食事はドバイ時間に合わせて朝食のようです。
離陸後の食事は寿司。ドバイ発なので想定できたことですが、機内食の寿司はあまり美味しいものはありません。
デザートのエッグタルト。
食事が終わってもまだ東京までは8時間あります。
窓のシェードはボタン式。
食後は眠さもピークなのですぐに横になり、北京上空近辺でクルーに朝食だと起こされるまで眠ることが出来ました。
起こされたはいいのですが、なかなか食事は出て来ず、やっと持ってこられた時にはもうソウル上空。A380はただでさえビジネスの座席が多く、この日は満席だったので準備に時間がかかるのは理解できるのですが、それならもう少し遅くまで寝かせてほしかったというのが正直なところ。
朝食は和食の懐石弁当を選択しました。ドバイ搭載の和食ということでそこまで期待をしていなかったせいか、10日間和食から離れていたせいか、満足できる内容でした。
食事が終わる頃にはもう朝鮮半島も通り過ぎて、日本が近づいてきています。
到着前に斜め前の例の日本人中年女性客のところにクルーが寄ってきたので何かと思いきや、ツアー添乗員からの伝言を伝えに来ていたようでした。以前JALに乗った時は、エコノミー客であるツアー添乗員が堂々とビジネス区画に入り込んでツアー客に挨拶していたことに違和感を覚えたのですが、エミレーツはその辺りはしっかりしているようです。
田園風景が見えてきたら成田への着陸も間近。
成田に到着。降機した瞬間に感じる蒸し暑い空気で、日本に戻ってきたことを実感します。これで夏休みの旅行も無事終了です。