Out of Office 旅に出よう

とあるサラリーマンの週末旅行記録

7日目:ダカール町歩き (1)

ダカール滞在は丸2日。初日の町歩きは北西部のワッカム地区からスタートすることに。

ダカールは路線バス網が発達していますが、どの番号のバスがどの地区に行くのかを見分けるのは旅行者には至難の技。全ての路線が網羅されているわけではありませんが、このサイトがとても参考になりました。

路線バスでは必ず後部に車掌が乗っており、乗車したら金網越しに料金を支払います。料金を支払う際には目的地を告げる必要があるので、目的地の地区名は覚えておいた方がスムーズでしょう。

f:id:Pablo21:20170618180114j:plain

宿の近くから路線バスの43番に乗ってワッカム地区に到着。バスを降りるとすぐ、この町一番のランドマークが嫌でも目に入ります。

f:id:Pablo21:20170617221248j:plain

バスを降りてから10分ほど歩いて到着。その名もアフリカンルネサンスの像です。

f:id:Pablo21:20170617221337j:plain

2010年にセネガルの独立50周年を記念して完成した銅像で、高さは49mで像としてはアフリカ最大。基礎インフラすら未整備のこの国で総工費2,500万ユーロを費やして建設されたことで、セネガル市民の間では政治の腐敗の象徴として不評だそうです。

階段を登って像の真下までは誰でも入場可能。

f:id:Pablo21:20170617221326j:plain

6,500フラン(約1,300円)を払うと、銅像の内部に展望デッキとミュージアムに入ることができます。入場料の35%は建設時の大統領の収入になるというのはとんだお笑い種。

外国人に対しては英語ガイドが付いて説明をしてくれるのですが、その説明で驚いたのは、この銅像の設計・建設を担ったのが北朝鮮の政府系企業だということ。確かにミュージアムで流れるムービーをよく見ると、建設作業員はみんなアジア系の顔つきです。北朝鮮がこんなところで小遣い稼ぎをしていたとは意外でしたが、彼らにとっては貴重な外貨獲得手段だったことでしょう。

f:id:Pablo21:20170617221507j:plain

一通りムービーを見終わったら、エレベーターに乗って展望デッキへ。

f:id:Pablo21:20170617221610j:plain

展望デッキは男性の像の頭頂部分に位置しています。すれ違うのがやっとの狭い構造です。

f:id:Pablo21:20170617221745j:plain

外を見るとまず目に入るのはこれでしょう。なかなかインパクトのある顔です。

f:id:Pablo21:20170617221658j:plain

その奥にはダカール市街が広がります。

f:id:Pablo21:20170617221712j:plain

反対側には空港も。今の空港は住宅街の中にあるため、現在内陸部に新空港を建設中とのこと。

f:id:Pablo21:20170617221622j:plain

こちらがアフリカ最西端のヴェルデ岬突端。最西端のポイントまで行こうとしたのですがたどり着けなかったという話はまた後ほど。

f:id:Pablo21:20170617221734j:plain

下に降りて、ミュージアムエリアへ。3階建てになっており、3階には銅像完成時にアフリカ各国から贈られた記念品が並んでいます。

f:id:Pablo21:20170617221833j:plain

2階はアフリカ人芸術家のアート作品集。アフリカの文化を発信する施設としたいのでしょうが、残念ながらこの銅像自体がアフリカの腐敗政治文化の象徴となってしまっており、内部の展示物が霞んでしまいます。

f:id:Pablo21:20170618165303j:plain

銅像の裏側には、完成記念式典に参加した国々が列挙されたプレートが。アフリカ内でも指折りの腐敗国家ばかりが並んでいるのは笑うところでしょうか。そしてアフリカ外からは唯一参加しているのが北朝鮮

f:id:Pablo21:20170617221351j:plain

銅像を後にして、次はダカールの北側に位置する小さな島、ンゴール島へ。Google Mapで船着場までの距離を調べると約4kmだったため、歩いて向かうことにしました。

路上で見かけた散髪屋の看板。上のモデルは某国の将軍様にしか見えない気がするのですが・・・

f:id:Pablo21:20170617221314j:plain

銀行の壁には、2025年のダカールの未来予想図が。何事も期待するだけなら自由です。

 

f:id:Pablo21:20170618173434j:plain

途中、ダカールシティというショッピングモールで休憩。

f:id:Pablo21:20170618173447j:plain

規模は小さいですが、こうしたショッピングモールがあるのはさすがセネガルガンビアギニアビサウでは全く見かけませんでした。

f:id:Pablo21:20170618173500j:plain

船着場に近づくと舗装された道が無くなり、裏路地へ。

f:id:Pablo21:20170618173523j:plain

潮の匂い、波の音がする方に歩いていくと、海岸に出ました。観光客向けというよりは非常にローカルな雰囲気の砂浜です。

f:id:Pablo21:20170618210421j:plain

フランス語はほとんど知識がありませんが、推測するに2017年4月15日から往復運賃は1000フランになったということでしょうか。ガイドブックには500フランと記載されていたので、倍増したようです。とはいえ、1000フランでも200円ですから大したことはありません。

f:id:Pablo21:20170618175911j:plain

運賃を払って救命胴衣を受け取り、10分ほど待つと乗船となりました。ご覧の通り海に入って船によじ登ることになるので、ここに行くときはサンダル+短パンが必須です。目的地のンゴール島は真向かいに見えているほどの距離。

f:id:Pablo21:20170618175921j:plain

乗っているのはほとんど地元民。現地の人々にとっては気軽な遊び場的な感覚のようです。

f:id:Pablo21:20170618175932j:plain

10分ほどでンゴール島に到着。ダカールの喧騒とは打って変わって静かな南の島で、石垣といいカラフルな花といい、沖縄を連想させる場所です。

f:id:Pablo21:20170618180020j:plain

標識のようなちょっとした部分もおしゃれ。

f:id:Pablo21:20170618180032j:plain

ベンチもモザイクタイルです。芸術家が多く住んでいる島ということもあり、島全体がアーティスティックな雰囲気。

f:id:Pablo21:20170618180007j:plain

5分歩けば反対側の海辺に出てしまうほどの小さな島です。

f:id:Pablo21:20170618175945j:plain

島の端まで来ました。人もおらず波音だけが聞こえる環境で、のんびりと贅沢な時間を過ごせる場所です。ベンチに座ってリラックスすれば、東京での日常の疲れがすっと取れていく気がします。

f:id:Pablo21:20170618215353j:plain

目の前は大西洋。空も晴れ渡って文句なし。

f:id:Pablo21:20170618220039j:plain

しばらく休憩したあと、ダカール側に戻ってアフリカ最西端の場所を目指すことにしました。事前に仕入れた情報では、最西端のポイントはHotel des Almadiesというホテルの敷地内にあるということでGoogle Mapsを頼りに向かっていくと、無事看板を発見。

f:id:Pablo21:20170618180044j:plain

ところが、ホテルの前まで来ると目に入ってきたのは大きなSheraton Dakarの看板でした。どうやら、Hotel des Almadiesは閉業となり、現在新たにシェラトンとして再オープンするための工事中の様子。警備員に話を聞きましたが工事中ということで当然敷地内には入れてもらえず、最西端は断念せざるをえませんでした。

f:id:Pablo21:20170618175859j:plain

1日歩き回り、最後は47番のバスで帰路につきます。 夕方のラッシュ時と重なり、1時間半ほどかけて宿にたどり着きました。