まずはシャルルドゴールからオルリーまで移動。直通バスがあるとのことで、表示に従って進みながら探します。
しっかりとわかりやすい看板が出ていました。
以前はエールフランスが運営していた空港バスも、現在は運営会社が変わり現在はLe-Bus Directという名称になっています。待合室はありますが、スタッフや他の乗客含め誰もいません。
チケットも自動券売機で購入。オルリー空港まで21ユーロと結構強気な値段設定です。
待合室には誰もいませんが、モニター上の表示を見ていれば乗り遅れることはありません。オルリー空港行きは青の3番。30分おきに出ている様子。
モニターの表示通りにバスが来て乗車。バスが来るとどこからともなくスタッフが現れて、荷物の積み込みは手伝ってもらえます。
バスの乗客は10人ほどでした。無料Wi-Fiも飛んでおりなかなか快適。
空港を出てすぐの車窓は農業国フランスらしい風景。
セーヌ川を渡ってパリの南側へ。
少し渋滞に引っかかりましたが、50分ほどでオルリー空港に到着しました。今回利用した南ターミナルは北アフリカ方面への便が主流のため、聞こえてくる言葉もほぼフランス語のみ。
ロイヤルエアモロッコのチェックインカウンター。カサブランカのみならずモロッコの地方都市へも数多く直行便を出しており、オルリー空港では一大勢力となっています。ちなみに、ここで乗客を捌いているスタッフも英語は不可でした。
夕方の出発便一覧。モロッコ以外もアルジェリア、チュニジア、マダガスカルと仏語圏の都市が並びます。
昨今の欧州の情勢を反映したポスター。オルリー就航便の行き先から推測できたことですが、EUパスポート以外の列に並んでいるのはほとんどアラブ系ばかりでした。
フランス入国から約2時間で出国です。CDGからの移動が順調に進み時間が余ってしまったので、出国後はプライオリティパスで入れるSalon Icareへ。
いくつかの航空会社の指定ラウンジにもなっているようです。オルリーらしく、乗るのが心配になるようなエアラインばかり。
ラウンジ自体はプライオリティパスで入れるラウンジとしては普通のレベル。ワイン、ソフトドリンク、パン、チーズ、クラッカー等が置いてあります。利用者が少ないからか、奥の区画はチェーンで閉鎖されていました。
2時間ほどラウンジで時間をつぶしたあと、ボーディングパスに記載の時刻よりも20分ほど早いタイミングで搭乗開始とのアナウンスが流れたのでゲートへ向かうと、すでにファイナルコールとなっており、ゲートの列も完全に捌けています。
しかしボーディングブリッジに入ると長蛇の列。どうやら機内準備が整っていないのに搭乗を始めていたようです。結局、ゲートを通過してから搭乗するまで10分以上かかりました。
隣りもその奥も全てロイヤルエアモロッコ。この時点で夜9時を過ぎていますが、それでもまだ明るいのがヨーロッパ。
搭乗した後は地上で少し待たされ、離陸した頃にはもう夜。
ロイヤルエアモロッコはパリからカサブランカへの便を1日5便飛ばしており、この便が最終便。機材繰りによってはB787が投入されることもあるのですが、この日はB737-800でした。ビジネスクラスの乗客は1名でしたが、エコノミークラスはほぼ満席です。
水平飛行に入ると機内食の時間。男性クルー2人組が配膳していきます。私をアジア人と認識すると、しっかりと英語でbeef or chicken?と聞いてきたのには驚き。エールフランスのフランス人クルーだったら有り得ないことでしょう。
チキンを受け取ると、蓋に貼ってあるシールは鶏の絵になっています。これなら英語や仏語がわからなくても安心です。
開けてみるとチキンと人参入りのピラフです。なかなか美味しく食べられました。
食後は時差による疲れから寝落ち。
出発時の少しの遅れを取り戻して定刻でカサブランカに到着。空いているゲートはあるのになぜか沖止めでした。