シンガポールでの乗り継ぎは6時間。ここは街に出て美味しいものでも食べようと思って意図的に長い乗り継ぎ時間を確保していたのですが、筋肉痛が予想以上でとても街に出て行くような元気はありません。仕方なく空港で時間をつぶすことに。
マレーシア航空の到着はT2、JALの出発はT1です。T2には大したラウンジもないので、スカイトレインに乗ってさっさとT1へ向かいます。
T1に移動し、まずはカンタス航空のラウンジへ。カンタスのラウンジはシドニーとロサンゼルスで利用したことがありますが、どちらも完成度の高い施設だったので期待度も高めです。
内部は広々とした作りのラウンジ。シドニーやロサンゼルスと違い、ファーストクラスとビジネスクラスのエリアは分かれていないのが少し残念。
iPad片手に映画を見ながら時間をつぶした後、夕食の頃合いになったのでダイニングエリアへ。
ビュッフェ形式の食事がサラダ、メイン、デザート類と充実しているのに加え、オーダー式の料理も一品用意されています。この日はラクサだったので、それを頂くことに。
特徴的だったのはこのカート。ビールやワインがこのカートに載せられており、スタッフの方がカートを転がしながらダイニングエリア内を周っています。
食後はシャワー。深夜便が多いためシャワー利用客も多いことを見越しているのか、シャワーブースが20以上設置されており、待ち時間なく利用することができました。
水圧が若干弱めだったのが気になりましたが、浴びるのに特に支障はないレベル。
まだ搭乗までは時間があったので、カンタスラウンジの隣にあったブリティッシュエアウェイズラウンジに移動することに。
BAらしいスタイリッシュなデザインのラウンジ。カンタス側より面積も狭く、食事の種類もカンタス側よりは劣っているので、余程BAの雰囲気が好きな人向けといったところです。
ようやく時間になりゲートへ。
ゲートに着いたタイミングでちょうど優先搭乗が始まりました。機材はB777-200ER。
スカイスイートIII。昨年導入されたこの新シートを遂に体験できることに。
画面は17インチ。本元のスカイスイートよりは少し小さいですが、距離が近いため大きさは十分。
足元のスペースはキャセイやカタールの逆ヘリンボーン型シートに比べると狭め。快適性は劣りますが、長距離の主力路線には従来のスカイスイートを投入した上で、それを補完する東南アジア線等の中距離線用のシートということであればこれくらいで十分でしょう。
収納スペースがあるのはグッドポイント。
フットレストが無い分、シート操作パネルはシンプル。
羽田までのフライト時間はスケジュール上で6時間半で、到着予定が朝6時。到着後に予定がある場合は、離陸したらすぐフルフラットにしてギリギリまで寝るのが必勝パターンでしょう。JALの深夜便では離陸前に朝食で起こすかどうかクルーに確認されますが、ここで起こしてもらうように頼むといつも相当早い時間に起こされ食後に微妙な時間が余るため、寝ていたらパスしてもらうようにお願いしておきます。
離陸して水平飛行に入った後はすぐに横になり、目覚めたのは紀伊半島沖。
この時点で到着まで45分ほどで、周りは既に食事も終えている様子だったのですが、私が起きたことに気づいたクルーの方から朝食はどうしますか?と聞かれたので急いでもらうことに。
洋食も和食もまだ余っているとのことだったので、今回は和食を選択。すぐに用意してもらいました。10分ほどで食事をさっさと終え、着陸態勢に入るタイミングまでには片付けまで無事完了です。
定刻より少し早く羽田に到着。
到着フロアのシャワールームを30分待ちで利用し、そのまま着替えていつも通り仕事場へ向かいました。