ほとんど眠れないまま、まだ暗いうちに起床。日の出を見にchimneyへ向かいます。
アッベ湖では、猿の惑星の撮影も行われたそうです。確かに、地球上とは思えないような不思議な景色が続きます。
一度テントに戻って朝食を済ませ、同じく昨晩泊まっていたフランス人のグループと一緒に、アッベ湖の湖畔の方まで行ってみます。
途中、熱湯が湧いているところがありました。ペットボトルを突っ込むと変形してしまうくらいの熱さで、触れてしまうと大火傷になりそうなくらいです。
熱湯が湧いている周辺のみ、草が生えています。奥に見えるのがアッベ湖の水が残っている部分です。
ここから先は地盤が緩くなるので車は入れず、30分くらい歩きます。
湖畔まで近づくと、フラミンゴの大群に会えました。湖の向こうはもうエチオピアです。
車に戻り、フランス人グループとは別れて、アッサル湖へと向かいます。
途中、ディキルの町まで戻ってきたところでランチ。ソマリランドもジブチも、羊肉が定番です。
ディキルから先はずっと舗装道路です。途中、アフリカ大地溝帯にいることを感じさせる、グランドキャニオンのような景色の渓谷を通過。
そして、一番気温が高くなる午後2時過ぎ、アッサル湖に到着です。
標高が-150mで、アフリカ大陸最低地点だそうです。白い部分は全て塩で、泳ぐと死海と同じように浮くらしいのですが、やめておきました。
海水よりも塩分を多く含む湖からの潮風で体じゅうがすぐベタベタになっていきます。
湿度と潮風のせいで体感温度はこれ以上です。5分も外に出ていられず、さっさと車の中へ戻ります。
そんな過酷な環境下でも現地人は外で作業をしています。ちなみに、ここでも建設機械の操縦席にいたのは現場監督の中国人でした。
これで2日間のツアーは終わり、ジブチシティへ戻ります。
ツアー前に泊まっていた宿に戻り、空いている部屋でシャワーだけ借りた後、しばらく宿のロビーで休憩させてもらいます。その後空港まで宿の車で送ってもらい、深夜発のカタール航空で日本への帰路へと着きました。
ジブチは正直物価が高いわりに見所は少なく、誰にでもおすすめできるような観光地ではありません。私も学生の頃であれば絶対に旅先には選ぶことはなかったですが、少しお金に余裕が出来て、普通の観光地にはもう行き飽きたようなアドベンチャー好きの人にはいいかもしれません。カタール航空が飛んでいるので東京から乗り継ぎ1回で行くことができ、一般に思われているほど遠くはありません。