Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:スリランカ航空 UL403 コロンボ〜チェンナイ ビジネス

コロンボの空港と言えばこの仏像。仏像に背中を向けての写真撮影は禁止であることを案内する看板も立っています。

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そして、新型コロナウイルス騒動ではこんなサインボードも。この当時はまだ中国のみが問題になっていたので、英語よりも中国語で大きく記載されていました。

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コロンボでのスリランカ航空の指定ラウンジはSerendib Lounge。ワンワールドのエリートステータスでは入室出来ず、ビジネスクラス利用客のみを対象としているラウンジです。

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ラウンジ内部は撮影禁止ということが明示されていたので、窓側から撮影した外の景色のみ。ラウンジ自体は狭くかなり混雑していたのですが、大きい窓で外に面しているため、あまり圧迫感はありませんでした。

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13:40出発のフライトで、13:00頃にゲート前に着くと既に表示はFinal Call。ただし、実際はまだ搭乗開始にすらなっていません。早く乗客をゲートに集めたいのでしょうが、これを続けていると逆に狼少年になってしまう気もします。

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ゲート通過時に、インド政府からの要請ということでこのようなペーパーを渡されました。過去14日以内に中国を訪れた乗客は、空港到着時に申告するようにという内容です。

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また、裏面は到着客全員が提出しなければならない申告書になっています。あまり体裁が整っておらず、感染の拡大を受けて急遽準備したような雰囲気。

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機材はA320ビジネスクラスは4列16席が設定されており、8割ほどは埋まっていそうな様子でした。

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ウェルカムドリンクの配布もあり。

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飛行時間が1時間ほどしかない短距離路線のため、機内食のオーダーも離陸前に取られます。こんな短距離路線でも4種類から選べるとは、スリランカ航空さすがです。

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その後、詳細は不明ながらチェンナイ空港の滑走路が閉鎖されたとのことで、しばらく離陸せずに待機。今回はこの先の乗り継ぎも無いので、気長に待つことが出来ます。

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結局定刻より45分ほど遅れて離陸。

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離陸するとすぐに、事前にオーダーを確認された機内食がサーブされます。今回はラムコフタを選びました。ワンプレートで簡易的ですが、この距離を考えればホットミールがサーブされるだけでも十分優秀。

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ジャフナ半島上空。スリランカ内戦時には反政府勢力の拠点になっていた地域です。

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食後はインド人の乗客が、自分のスマホで見ている動画の音声を大音量で流し出したりと、インド行きらしいフライトを堪能。ビジネスクラスだったおかげかある程度はまともなインド人もおり、しっかりと注意をしていたのは流石でしたが。

ほとんど遅れを取り戻せないまま、40分遅れでチェンナイ空港に到着。昨年倒産したジェットエアウェイズの機体が1機ポツンと放置されていました。

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シンガポールからやって来たIndiGo便の隣りに駐機。降機すると、あちらの便での到着客は1人ずつ健康状態のインタビューを受けているようで、かなりの行列が出来ていました。

こちらの便は、ボーディングブリッジでスタッフに申告書を渡して両手のアルコール消毒を受けたらOK。

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イミグレーションまでの通路はかなり長い距離。5分以上歩いた気がします。

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スリランカ航空の機内では入国カードが配られなかったので、入国審査場で入手して記入。今回はe-Visaを事前申請していたので、入国はスムーズでした。

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預け荷物受取場に両替所やATMがあるのでここで現金を入手。ここをスルーして外に出てしまうと、もう両替所やATMは無さそうだったので要注意です。

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外に出ると、インドの空港にしては随分想像よりもマイルドな雰囲気。南インド北インドの違いかもしれません。

チェンナイはUberが使えるので、それでサクッと市内へ向かいました。

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2日目:スリランカ航空 UL403 バンコク(BKK)〜コロンボ ビジネス

JALで到着して、スリランカ航空への乗り継ぎ。乗り継ぎカウンターは航空会社ごとにエリアが指定されており、スリランカ航空はWEST-2が割り当てられています。

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ただ、この時点での時刻は朝5時前。搭乗便は9時発なので、まだスリランカ航空のカウンターはオープンしていませんでした。幸いボーディングパスは日本で入手済なので、また後でカウンターには立ち寄ることにして、とりあえずラウンジで時間を潰すことにします。

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バンコクにあるワンワールド系のラウンジは3つ(JALカタールキャセイ)。ただし、早朝に到着するとオープンしているラウンジを見つけるのに一苦労でした。

まず、最初に見つけたのはJAL。錦織選手のボードが立ち塞がっており入場できません。

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どうやら5:45オープンとのこと。まだ1時間弱あり、待つには少し長い時間です。

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続いてカタール航空を見つけましたが、こちらもクローズ。

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こちらは6:25オープンでした。JALより更に遅いので使えません。

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最後に見つけたのがキャセイパシフィック航空のラウンジ。幸い、朝5時でもこちらはオープンしていました。

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ラウンジ内部は羽田、台北、ヒースロー等と統一された雰囲気。ヌードルバーも健在です。

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ということで、ここで朝食。ワンタン麺と点心をもらいました。ワンタン麺はスープがあっさりしていて朝に食べるにはちょうどいい味。

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乗り継ぎ時間はたっぷり4時間あるので、食後はソファに座ってゆっくり。コロナウイルスの影響でキャセイ便が減便しているのか、ラウンジ内部はほぼ人もおらず快適です。

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2時間ほど前になったら再びWEST-2の乗り継ぎカウンターへ戻り、オープンしていたスリランカ航空のカウンターに立ち寄り。目的地であるインドのビザ確認を受け、ボーディングパスも新しいものに交換してもらいました。

ボーディングパスと一緒に受け取ったインビテーションによると、一応スリランカ航空の指定ラウンジはMIRACLE LOUNGEのようです。プライオリティパスでも入場出来るので、あまり有り難みはありませんが。

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その後は再びキャセイのラウンジで過ごし、搭乗時刻が近づいてからゲートへ。優先搭乗のサインも無く混乱気味のゲート前でしたが、乗り継ぎカウンターで手続きをしてくれたスタッフが私を見つけると優先で案内してくれ、真っ先に搭乗することが出来ました。

この日の機材はA320neo。

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シートは普通のリクライナー。

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今回は1Aに陣取りました。この席の場合パーソナルモニターは前方の壁に付いているのですが、座った時の自然な目線よりも少し上の方にモニターが位置しており、見づらいのが不便。どういう意図を持った配置なのか、謎です。

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2017年に就航した比較的新しい機体なだけあり、モニター自体は解像度も良い新型が採用されています。言語は日本語も選べました。

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ウェルカムドリンク。朝だからかジュースか水のみで、アルコールの選択肢はありません。

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続いてアイマスクと靴下が配られました。アメニティ類はこれだけで、特段ポーチ等は無いのが少し残念。

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離陸前にメニューも配られます。

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内容を見てみると、どうやら朝食仕様のようです。それでもメインの選択肢が4つもあるのは感心。

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アルコールメニュー。ワインのエチケットが、ボトルをデジカメで撮影しただけじゃないかと思われるような適当な写真を使っているのはツッコミどころ。

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お茶は8種類。さすがセイロンの航空会社です。

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 エプロンにはタイ航空のA380が2機並んでいるのを発見。残念ながら、タイ航空はこの巨艦をあまりうまく使いこなせている印象がありません。

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離陸後は機内食。テリヤキチキンを選びました。ワンプレートでサーブされ、3時間超のフライトの食事としては少し寂しい気もします。

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食後のお茶も、メニューにはあれだけ選択肢が並んでいたにも関わらず、ポットから注がれる1種類のみしかありませんでした。さすがに頼めば別の種類も出してくれるのでしょうが、あれ?という感じ。

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バンコクからスリランカはほぼ真西。東海岸側からセイロン島上空に差し掛かるあたりで、 降下開始です。

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着陸前に再びドリンクとおしぼりのサービスがありました。

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到着前に配られたのは、コロナウイルス対策として乗客の健康状態を記入する書類。過去14日以内に訪れた国等を申告しなければいけません。ただ、クルーに確認したところ入国の場合のみ提出が必要ということで、乗り継ぎでは記入不要でした。

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スリランカの内陸部は意外と山がちで、2,000m級の山々が連なっています。

日本人観光客にはキャンディやシギリヤなどの文化三角地帯が人気な一方で、欧米人にはエッラやアダムズピークなどの山岳地帯が人気。私も今回は乗り継ぎのみですが、近いうちにここを目的地とした旅行もするつもりです。

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コロンボ・バンダラナイケ空港に到着。残念ながら沖止めでした。

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ただし、バスはビジネスクラス用で1台準備してくれていたので、エコノミー客を待つことなくさっさと移動。コロンボの空港はチャンギ型で保安検査を各ゲート前で行うため、バスから降りてターミナルに入れば、すぐに出発フロアです。

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1日目:JAL JL727 関空〜バンコク(BKK) ビジネス

関空からのJAL便での出発は、台北行きに搭乗した時以来、3年半ぶり。

前回はお盆真っ只中なのでカウンターも大混雑でしたが、今回はガラガラ。相変わらずファーストクラス・エメラルド会員用の優先カウンターはありませんが、これなら気になりません。

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深夜から翌朝にかけての関空出発便一覧。こう見るとレガシーキャリアはドバイ(EK)、シンガポール(SQ)、バンコク(JL)、香港(HX)くらいで、ほとんどLCCばかりというラインナップです。普段利用している成田・羽田とはかなりの違いがありますが、東京に比べて近隣アジア諸国からの観光需要が大きいのでしょう。

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チェックイン後はサクララウンジへ。相変わらず入り口の外までカレーの匂いが漂ってきます。

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その匂いに誘われ、私もカレーで夕食。羽田・成田のラウンジカレーと同じかと思いきや、違う味だったのは意外な発見でした。

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あまり広くないラウンジですが、利用客のほとんどはビュッフェエリアでワイワイ賑やかに過ごしているので、奥の方へ進めば随分と座席に余裕があります。東京発着便ほど、JGC会員の比率も多く無いのかもしれません。

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36番ゲートから出発。乗客は99%日本人のようです。

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搭乗。この便にはフルフラットになるSKY SUITE仕様の機材は採用されておらず、1世代前のシェルフラットネオシートです。ビジネスクラスの乗客もほぼ全員日本人中年男性という、いかにもバンコク線らしい乗客構成でした。

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今回の座席は1A。着席すると、珍しいタイ人の白服クルーが流暢な日本語で、「隣席は空けておりますのでご自由にお使いくださ〜い」とご丁寧に教えてくれました。ExpertFlyerでチェックしても、確かにブロックされています。

これだけ埋まっているにも関わらず、ほぼ毎回隣席ブロックをしてくれるのはさすがJAL。ありがたいことです。

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離陸前におしぼりのサービス。ウェルカムドリンクはありません。

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関空からバンコクまでは約6時間。出発前にラウンジで食事も済ませているので、機内食はパスしてひたすら眠ることにします。

到着が近づきクルーに起こされたのは着陸25分前。特段頼んでいないにも関わらず、目覚めのオレンジジュースを持ってきてくれました。

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早朝5時のバンコクに到着。相変わらずこの空港は冷房がキツめで夜行便で寝起きの体にはかなり寒く感じます。

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1日目:JAL JL229 羽田〜関空 エコノミー

久しぶりの国内線で出発なので、羽田空港の第1ターミナルへ。成田と逆でわかりづらいですが、羽田ではJALがT1、ANAがT2です。

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関空行きの最終便は21:10発。20時前に空港に着きましたが、国内線だとこの時間帯は既に閑散としています。

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国際線乗り継ぎ用カウンターでチェックイン。JALスリランカ航空を組み合わせた、羽田⇒関空バンコクコロンボ⇒チェンナイという旅程だったので、ボーディングパスは4枚にもなりました。

ちなみに、ボーディングパスを発券するだけで、スタッフ5人がかりであーでもないこーでもないとコンピューターをいじりながら、20分もの時間を要しました。いくら複雑な旅程とはいえ、JALスタッフの能力の低さを感じずにはいられません。JALは愛想の良い接客なら満点だと思いますが、それ以前に航空会社としての基本的なところはしっかり押さえてもらいたいものです。

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チェックイン後は、ここを通ってラウンジへ直行。滅多に使わない国内線ですが、この導線は便利です。

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羽田のダイヤモンド・プレミアラウンジには、国内線にもかかわらずシャワールームがあるのが良いところ。これから向かう関空では、逆に国際線サクララウンジでもシャワーが無いので、ここでシャワーを浴びておけるのはかなり助かります。

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シャワー後はラウンジで軽く腹ごしらえ。カレーパン、おにぎり、スープと、前回利用時とほぼ変わりのないラインナップです。

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この日の出発ゲートは23番。ゲートに着くと既に優先搭乗は終了していました。

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機材がB737-800の単通路機なので、やはりボーディングブリッジで渋滞発生。

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エコノミークラスですが、非常口後ろの多少スペースが広い席を確保。この席に座ると、手荷物は全て頭上の棚に上げないといけないのが少々面倒ですが、国内線の距離であれば大した問題にはなりません。

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週末前の最終便ということもあって、満席のフライトです。離陸後はいつの間にか寝落ちしてしまいました。

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関空に到着。SkytraxでWorld's Best Airport for Baggage Deliveryに5年連続で選ばれているとは知りませんでした。Skytraxの信頼性が云々という話はありますが、成田や羽田を差し置いての首位は誇れる実績でしょう。

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関空には国際線乗り継ぎ用の導線は無いので、一度出口から一般エリアへ。その後エスカレーターを上がって国際線のチェックインカウンターが並ぶ出発ロビーへと向かいます。

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2020年1月 西アフリカ旅行 まとめ

年に1度は訪れているアフリカ。今回は貧しい国がひしめくアフリカの中でも、とりわけ最貧国に分類されている3カ国のリベリアシエラレオネギニアを訪れました。日本でも知名度の低い国々ですが、2014年のエボラ出血熱大流行の震源地ということで、名前はそれなりに知られているかもしれません。

エボラ出血熱以外でも、それぞれの国で長く続いた内戦や腐敗した政治など、負のイメージばかりが先行する3カ国ですが、今やエボラも内戦も過去のもの。

政治腐敗については、今でもこうした国々の発展を妨げる大きな弊害であることは事実ですが、今回の旅行中には警官や国境職員等に賄賂を払わされるようなシーンは一度も無く(要求される場面はいくつかありましたが。)、少なくとも旅行者にとっては幾分か状況は改善されています。

こうした国々に長く滞在したいかと問われると考えものですが、短期間に訪れる分には、事前に想像していたよりも旅行障壁は随分と低くなっていることを実感出来ました。

 

【フライト】

いつも贔屓にしているワンワールドはアフリカに弱いので、今回の旅行では往復共に初めて搭乗する航空会社を利用。往路はエチオピア航空(ET)、復路はエールフランス(AF)でした。

ETは、遅延もありアディスアベバでの乗り継ぎが45分となったにも関わらず、到着便の機体から出発便も機体までダイレクトにバスで移動するスムーズなフローは見事なものでした。アディスアベバのラウンジが使えなかったのが残念ですが、今後もETを使う機会はあるはずなのでその時までお預け。

AFは、さすがフランスの航空会社らしく機内食に力を入れていることが感じられました。機材は当たり外れがありますが、パリから羽田の区間は新型シートが採用されており快適。また、ヨーロッパからの帰国便で現地を深夜発・日本に夕方着というフライトの利用は久しぶりでしたが、食後に自然に眠りに就けるので体内時計の調整もしやすく、随分楽でした。

 

旅行記

2020年1月 西アフリカ旅行 ビザ取得編(リベリア・シエラレオネ・ギニア)

1日目:エチオピア航空 ET673 成田〜仁川 ビジネス

2日目:エチオピア航空 ET673 仁川〜アディスアベバ ビジネス

2日目:エチオピア航空 ET921 アディスアベバ〜アクラ ビジネス

2日目:ASKY航空 KP20 アクラ〜モンロビア エコノミー

3日目:モンロビア町歩き 廃墟巡り、外国人居住区

4~5日目:リベリア〜シエラレオネ 陸路国境越え

5~6日目:フリータウン滞在 (1) 市内観光

6~7日目:フリータウン滞在 (2) タクガマ・チンパンジー保護区

7日目:エールフランス AF596 フリータウン〜コナクリ プレミアムエコノミー

8日目:コナクリ滞在 (1) 市内観光

9日目:コナクリ滞在 (2) ロス諸島・カッサ島

9日目:エールフランス AF596 コナクリ〜パリ(CDG) ビジネス

10日目:エールフランス AF1228 パリ(CDG)〜ボローニャ ビジネス

11日目:エールフランス AF1313 ミラノ(LIN)〜パリ(CDG) ビジネス

11日目:エールフランス AF274 パリ(CDG)〜羽田 ビジネス

 

 

11日目:エールフランス AF274 パリ(CDG)〜羽田 ビジネス

ターミナル2Eの乗り継ぎ用出国審査は人がほとんどおらず、あっという間に通過。75分の乗り継ぎでしたが、余裕で出発フロアに到着しました。

搭乗開始まで一息つこうかと、とりあえずエールフランスのラウンジへ。

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ところが、入り口からこのような混雑。内部は座る椅子が見当たらないほどの大混雑でした。

スタッフによる清掃も間に合っていないのか、使い終えた皿や食べ残しが数々のテーブルに放置されていたり、地下に位置するので天井も低く息苦しかったりと、良いところが全くないラウンジだったので、早々に退散。エールフランスハブ空港ということで期待していただけに、かなりガッカリでした。

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ということで、ゲート前のベンチで待機。こちらの方がよっぽど人口密度も低く快適です。

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搭乗開始。乗客は日本人が大半のところ、スカイチームなのでJGCSFCの影響も無いはずですが、優先搭乗客がかなり多かったのには驚きました。意外とスカイチームのエリートステータスを持つ日本人も多いのでしょうか。

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ちなみに、この便でも搭乗開始と言っておきながら、ゲート通過後には通路で機内準備が整うのを待つはめに。パリ発のエールフランス便は今回の旅行で2便乗りましたが、どちらもこのような待ち時間があったので、CDGでは機内準備が整わずとも搭乗開始のアナウンスをするのは普通の運用なのかもしれません。

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通路で10分以上待たされた後、ようやく機内へ。数日前に乗った便と違い、この便のシートは逆ヘリンボーン型の最新式です。機材もB777-300ERとかなり大型のものを使っており、エールフランスにとっての羽田線の重要性が感じられます。

座席にはハンガー、スリッパ、ブランケットが事前に配置されていました。ハンガーは自分でジャケットを掛けておけば、クルーが離陸前に回収してくれます。

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足元は広々。あとはフルフラットにした時に敷くようなマットレスがあれば言うことなしなのですが。

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モニターは枠が大きいせいで、画面は少し小さめ。

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今回の席はビジネスクラスの最前列だったので、すぐ前方はファーストクラス。離陸前はカーテンが開いていたので、自席から覗き見ることが出来ました。エールフランスのファーストにも一度は乗ってみたいですが、特典での発券はハードルが高すぎます。

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座席に着くと、まずはアメニティポーチと免税品冊子の配布。

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続いてウェルカムドリンク。シャンパンもありましたが、なぜかオレンジジュースを取ったようです。

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エールフランスの安全ビデオはモデル5人が出演。黒人やアジア人も含めて人種間の配慮はしっかりと為されている一方、性別は5人とも当然女性、というのがいかにもフランス的な気がしました。

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機内食メニュー。パリを23:20発というフライトなので、1食目は軽めかとも思いましたが、どうやら離陸後にはしっかりとした夕食が出てきます。そして羽田へは19:20着なのですが、到着前の食事は"朝食"。

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ワインはシャンパン1種と白赤が各2種。フランスの航空会社だからと言って、特段ワインのセレクションが充実しているわけではありませんでした。

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離陸後、水平飛行に入ると機内食サービスのスタート。まずは以前の便でも気に入ったチーズビスケットとOTSUMAMIが配られます。

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今回は食に乏しい西アフリカを中心とした旅行だったので、せっかくのパリ発のエールフランス便にも関わらず和食を選んでしまいました。和食はチーズ、デザートが付かないため、代わりということで前菜と一緒にチョコレートが配られます。

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和食のメインは豚の角煮。前菜を含めても、白米と漬物以外はハズレも無く、外国の航空会社にしては頑張っている和食です。少なくともBAよりは随分まともでした。

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その後、本来和食をオーダーした人には付いていないはずのデザートですが、数が余っていたのか、クルーの方にぜひどうぞ、と言われたのでありがたくもらいました。緑茶と一緒にもらってこれで食事終了。

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片付けまで済んだのはエストニア上空あたりでした。羽田まではまだ9時間というあたり。

東京時間だと朝の10時ですが、パリ時間だと既に深夜2時なのでここらで就寝。

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5時間ほど寝て東シベリア上空で起床。ギャレーの方へ向かうと、このような小さなカウンターが用意されており、カップヌードルやキッシュが置いてありました。キッシュは見本が置いてあり、実際はクルーに頼むと温めたものを持ってきてくれるようです。

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目覚めた後は映画を見て過ごします。ペルーのコメディ映画を見ていたのですが、じゃんけんをするシーンで、スペイン語でもJan-ken-pon!と言うのは知りませんでした。後で調べたところ、ペルーでは日系移民の影響で日本語がそのまま広まったようです。

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羽田まで残り2時間弱という辺りで、到着前の朝食のサービスが開始。

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ヨーロッパでも大陸側の航空会社らしく、朝食はかなりあっさり。朝からヘビーなイングリッシュブレックファストを出してくるBAとは対照的です。

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定刻より少し早い19時頃に羽田に到着。この時間帯の到着便は少ないのか、珍しく混雑に遭遇せずに入国審査までたどり着くことが出来ました。

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11日目:エールフランス AF1313 ミラノ(LIN)〜パリ(CDG) ビジネス

イタリアでの1泊2日の滞在は、現地在住の友人に会った程度で大した観光もしていないので省略。

年末年始の休暇も終わりに近づき、日本への帰路に就くためリナーテ空港にやって来ました。

ミラノの玄関口として長距離便が数多く発着しているマルペンサ空港と違い、このリナーテ空港は欧州域内便に限った運用をしているため、こじんまりとした雰囲気。ターミナルの建物も天井が低く、ずいぶん古い印象です。

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エールフランスのチェックインカウンターは並んでいる人も少なく、すぐにチェックイン完了。当然パリから羽田への乗り継ぎ便までスルーでチェックイン可能でした。

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チェックインカウンターで、保安検査はファストトラックがあるとの案内がありました。探してみると、工事中のエリアの裏にひっそりと。まあ、一般レーンでも大した混雑は無かったので支障なさそうでしたが。

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ラウンジは、同じスカイチームメンバーのアリタリア航空が運営するCASA ALITALIA。ゲート前のエリアの2階部分にあります。

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このラウンジは昨年にリニューアルオープンしたばかり。床面積は小さいですが、見通しが良いせいかあまりぎゅうぎゅう詰めにされている感はありません。

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ミール類は欧州域内便のみと思えば十分な内容。アルコールやお茶・コーヒー等のホットドリンクは、ビュッフェコーナーの後ろにあるバーカウンターで注文する形式でした。

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搭乗便のゲートはラウンジからは少し遠く、スタッフ用かと思わせるような裏道風の通路を通り抜けた先です。

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辿り着いてみると、バスゲートでした。左右のカウンターで優先レーンと一般レーンをそれぞれ捌いていますが、優先レーンの乗客が1人何かに引っかかってしまい全く進まず。

かと言って優先レーンに並んでいる客を一般レーンに回して先に通すというような配慮も皆無な国民性なので、仕方なく一般レーンに自ら並び直しました。

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並び直しのせいで1台目の優先バスも逃してしまい、2台目のバスで向かいます。2台目のバスは最終搭乗者が現れるまで出発を待つのですが、その間ドアがずっと開きっぱなしなので、凍える中を待つ羽目に。

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この便も昨日のボローニャ線と同じA319。エールフランスのヨーロッパ線の中では主要路線の一つでしょうからもう少し大きい機材を使っても良い気もしますが、意外と小ぶりな機材でした。

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ただしビジネスクラスの設定は5列・20席と、1列・4席だったボローニャ線よりはかなりビジネスヘビー。この便の搭乗するビジネス客は私を含め4人しかいませんでしたが、きっとパリからミラノに来る便がかなり埋まっていたのでしょう。

座席には昨日と同じくボトル水とおしぼりがプリセット。

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ミラノの街灯りを横目に離陸。

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この便も機内食は選択肢無しの1択のみでした。こうした軽い内容でもチーズを欠かさないあたりはさすがエールフランス

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食後にお茶を頼むと、しっかり陶器のカップでサーブしてくれました。しかもティーバッグ受けの紙コップ付き。

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到着前には、私を含むパリでの乗り継ぎ時間が短い乗客に対して、口頭での出発ゲートの確認と、このようなターミナルマップの配布がありました。今回の乗り継ぎは75分なので、確かにあまり余裕がありません。昨日朝のCDGでの乗り継ぎは85分あったにも関わらず、ロストバゲッジに遭っているので尚更。

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定刻が22:05着のところ、少し早着し21:50には降機出来ました。クルーも、これなら乗り継ぎは余裕ね、と太鼓判。聞いてみたところ、羽田への乗り継ぎは私しかいないそうでした。

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妙に宇宙基地感のあるターミナルを、再び小走りで次のゲートへと向かいます。

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