Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

3日目:インレー湖周辺サイクリングツアー

ニャウンシュエ滞在2日目は、自転車に乗って周囲の村々を巡るツアーに参加します。催行しているのはGrasshopper Adventuresというツアー会社で、前日の夕方にオフィスで申し込み。25kmのサイクリングの他、ボート移動やカヤックのアクティビティも含まれた内容で80ドルでした。

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当日朝は8:00にオフィス集合。スイス人夫婦、ドイツ人男性との4人グループにガイド1人でツアーが始まりました。

オフィスを出て10分ほどでオフロードへ。スイス人夫婦は自転車に慣れているようですが、ドイツ人男性は普段あまり乗り慣れていないのか、デコボコ道に苦労している様子。

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観光客にとってみればスリリングなオフロードでも、地元住民にとってみれば生活に根付いた道路。子供たちもここを歩いて通学しています。

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自転車で村の路地まで入っていくので、ローカルな生活を間近に見ることが出来るのがこのツアーの魅力。小学校はどうやら朝礼中のようでした。

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竹藪を疾走。気分爽快です。

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脱穀作業をしている女性に遭遇。まだまだ機械化が進んでおらず、この台の上に稲穂を叩きつけて脱穀を行っていました。かなり力のいる作業です。

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とある村では、たまたま結婚式の前祝いイベントをやっているところに出くわしました新郎の家族が村人全員に食事を振舞っています。

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外から覗いていると、一緒にどうぞと招かれたのでお邪魔することに。ガイドに聞いた所、本当に偶然で別にツアーに組み込まれているわけではないとのことですが、こうやって見知らぬ人でも歓迎してくれることにミャンマーのホスピタリティを感じます。

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食事はカレー類が中心。完全に現地人仕様なので激辛です。

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会場の脇では若者達が鶏をさばいている真っ最中。宴は夜まで続くのでしょう。

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ほかにも、米を原料にした蒸留酒の製造現場を見学したり。

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イスクラッカー(煎餅のようなもの)を作っているところを見学したり。

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サイクリングをしながら社会科見学的な要素もあり、飽きないツアー構成になっています。

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4時間ほど走った所でボートに乗り換え。個人用の椅子に座布団まで用意されており、現地住民の乗り合いボートに比べるとかなり快適に移動できます。

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自転車もボートに格納して一緒に移動。

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快晴で気持ちの良い天気です。ボートに乗っていると風が当たるため暑さはそこまででもないのですが、直射日光をそのまま受けるので日焼け止めは必須。

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水上農園の脇を通過。水上でも苗木が順調に成長しているのは不思議な光景です。

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再び陸地に戻ってサイクリング。今度は用水路沿いを進みます。

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牛飼いのおじさんが、牛を用水路で水浴びさせていました。

こうした場面で現地の人たちと少し会話をしたいときに、現地ガイドがいると通訳してもらえるので大助かりです。昔から1人でフラッとする方が好きなのですが、最近はガイドツアーの良さもわかるようになってきました。私も老けてきたということかもしれません。

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蓮の葉に囲まれた、絵になる僧院。時期が時期なら蓮の花が咲き誇って美しい風景が楽しめるようです。

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再びボートへ。ここでサイクリングは終了です。

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水上レストランに移動して遅めのランチ。

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野菜中心のヘルシーな料理。サイクリングで良い汗をかいた分、ビールも進みます。

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シメは昨日に続きシャンヌードルでした。

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レストランに飾ってあり、思わず目に入ったのがこの写真。かの有名なアウン=サン=スーチーの父であり、ミャンマー独立の父であるアウン=サン将軍の肖像でした。彼が国民に今でも愛されていることがよくわかります。

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食後はカヤックに初挑戦。ところが、ドイツ人とペアを組んだのですが、彼も初めてということで、お互い頑張ってもなかなか思った方向へ進むことが出来ません。結局、後半は見かねたガイドに引っ張ってもらうことになってしまいました。

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しかし、引っ張ってもらうのはそれはそれで楽チン。水上集落の中を一周したのですが、周りの風景を思う存分楽しめました。

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水上ポストなんてものも。水の上で暮らすなんて想像がつきませんが、水道・電気を含めインフラは意外と整っているようでした。

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長い1日も終わり夕暮れ時。ボートで一路ニャウンシュエまで戻り、大満足のツアーも終了です。

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 この日の夕飯はロンプラオススメのレストランSin Yaw Bamboo Restaurantで。ビールも含めて9,000チャット(=約650円)也。

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2日目:ニャウンシュエ散策

ヘーホー空港からタクシーに乗って、インレー湖観光の拠点となるニャウンシュエの町までは45分ほど。町の入り口には料金所が設置されており、観光客はインレー湖一帯への入域料として15,000チャット(=約1,000円)で入場券を購入する必要があります。

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今回泊まったのはMotel Albumという安宿。中心部からは歩いて5分ほどの距離です。バンガローのような独立型の部屋がいくつも並んでおり、2泊で約6,000円ほどでした。

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部屋はまあこんなもの。シャワー、トイレも部屋に付いています。朝晩は涼しいのでエアコンは使わずにすみました。

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ここの宿は自転車を無料で貸してくれるのが良いところ。チェックインを済ませたら早速一台借りて町の探検へ出かけます。

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ちなみに、この自転車も日本からの中古品のよう。自動車だけでなく自転車までミャンマーに中古を輸出していたとは知りませんでした。

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ニャウンシュエの中心部。信号は1ヶ所しかなく、田舎の村らしい落ち着いた雰囲気です。

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川沿いに出ると、地元民を乗せたボートがひっきりなしに走っています。インレー湖岸の各村との往来に使われる、この地域の主要交通手段です。

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自転車を飛ばしてやってきたのは、市街地から2kmほど北に向かったところにある僧院。ロンプラ曰くShwe Yaungwhe Kyaungという名前なのですが、難しすぎて発音できません。

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ちょうど新婚カップルが記念写真の撮影中でした。雑誌のモデルかと思うほど気合いが入った撮影です。どうやら、この丸い窓が人気らしく新婚さんの定番の撮影地のよう。

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その横では暇そうな見習い僧たち。ここは僧院なので、このくらいの幼い僧侶を多く見かけました。

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いつの間にか観光客がどんどん集まってきて、そのまま新郎新婦の撮影大会に。嫌がるかと思いきや、彼らもまんざらでもなさそうです。

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僧院は自由に内部立ち入りが可能。ただし、靴と靴下は脱がなければいけません。短パンも禁止です。

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中にはいくつもの仏像。一つ一つに意味があるのでしょうが、ガイド無しで来てしまったのでさっぱりです。

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ここの僧院では子猫が何匹か飼われていました。まだ生まれたばかりなのか本当に小さいですが、人間には慣れているようです物怖じする気配は全くありません。

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この僧院のもう1つの見所は、隣りにあるこの建物。外観はパッとしないので通り過ぎてしまいそうになりますが、中に入ることができます。

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内部にあるのは無数の小さなブッダ像。人もほとんどおらず、静かな環境で荘厳な空気が流れていました。

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このブッダ像は、1つ1つが世界各地の信者からの寄付を表しているようです。近隣諸国だけではなく、欧米や日本からの寄付もいくつもあります。

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ガラスのモザイクも独特のセンスです。無数のブッダとこうしたモザイクが相まって、不思議な空間を作り出している面白い所でした。

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花嫁はここでも撮影中。

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再び市内。子供達が球技に熱中しています。セパタクローでしょうか。

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ニャウンシュエ市内も、建物の間に急にこうした朽ちゆく遺跡のようなものが現れたりします。ここは夜になると、誰が供えたのか火のついた蝋燭が立っていました。

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夕飯はナイトマーケットで。

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まずはこの地域で有名なシャンヌードル。モヒンガーよりもあっさりしていて、これも日本人の口に合う味です。 一杯1,000チャット(=約70円)。

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ヌードル屋の次にやってきたのはバーベキュースタンド。ここに並ぶ中から適当に選んで店員に渡すと、焼いものをテーブルまで持ってきてくれるシステムです。

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ビールも注文。名前はそのままミャンマービールです。

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チキン、つみれ、野菜などを適当に選んで焼いてもらいました。ビールと合わせて5,400チャット(=約380円)。ミャンマーは東南アジアの中でも一段と食費が安いようです。

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2日目:ゴールデンミャンマー航空 Y5533 ヤンゴン〜ヘーホー エコノミー

ヤンゴン空港での国際線ターミナルから国内線ターミナルへの移動は、徒歩でも5分程度。大きなスーツケースを持っている場合はタクシーに乗ってもいいですが、今回はバックパック1つなので余裕で歩いて行ける距離です。

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国際線ターミナルを出てから右手側に伸びる歩道をひたすら歩くと、すぐに到着。こちらも国内線ターミナル同様に新しい建物でした。

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ミャンマーの国内線はたくさんの弱小航空会社が群雄割拠している状態。これだけ航空会社が多いと目当てのカウンターを見つけるのにも一苦労ですが、なんとかゴールデンミャンマー航空も見つかりました。

12番と14番の2つのカウンターを使用していますが、行き先によってカウンターを使い分けており、ヘーホー行きはこの日は12番。

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搭乗券はコンピューター出力されるものではないアナログなタイプ。座席番号はシールで、名前に至っては手書きでした。ミャンマーの国内線はまだまだシステム化が進んでいないようです。

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保安検査を越えて出発ゲート前へ。ミャンマーコンビニエンスストアなる店があり、小腹が空いた場合のスナック菓子などはここで買えそうです。

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コーヒーショップもあります。全体的にミャンマーとは思えないほど清潔で快適なターミナルです。

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国内線ターミナルに唯一あるラウンジのMingalar Sky Loungeはプライオリティパスで利用可能。早速入ってみることにしました。入り口はエスカレーターを上がったところです。

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広いラウンジ。しかも国内線にはビジネスクラスの設定があるフライトが少ないのか、ほとんど利用客もいません。

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一応、フード類もホットミールを含めて用意されています。

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開けてみると思ったより小ぶりな器で盛られているのは、やはり利用者が少ないからでしょうか。

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ミャンマー国民食とも言えるモヒンガーもしっかり用意されています。

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モヒンガーとは、魚(主にナマズを使うようです。)のダシをベースにしたスープヌードルのこと。魚の臭みはほとんど無く、日本人の舌にも合いやすいヌードルです。早速ここで一杯食べてみました。

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11:30出発予定なので11:00過ぎになってゲートに行くと、未だ搭乗は始まっておらず。それどころか、同じゴールデンミャンマー航空の7:30発マンダレー行きすらまだ出発していません。

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結局、そのあとすぐにマンダレー行きの搭乗が始まり、それが終わってヘーホー行きの搭乗が始まったのは12:00頃でした。ちなみに、同じく11:30発のタンドウェ行きは13:30まで2時間遅延とのこと。ゴールデンミャンマー航空は遅延常習犯のようです。

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ちなみに表示がvia Hehoとなっている通り、この便は経由便。ヘーホーとタチレクを経由してラーショーまで、シャン州の3都市を順番に回る各駅停車のようなフライトです。

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どうやらバスで機体まで移動するよう。2台のバスが向かい合う形で停車しているのは、1台が日本の中古車、もう1台が韓国の中古車で乗降扉の位置が逆になっているからです。

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こちらが日本の中古車。"ノンステップバス"の表示がまだ日本語のままです。

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私が乗ったのは韓国製の方でした。こちらも座席にハングルの広告が入ったまま。

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機材はターミナルの建物からかなり離れた位置に駐機していました。機材はAT72-600。最近だとフィジー航空で同じ機材に乗っており、その時と同じく機体の後ろ側からの搭乗です。

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遅延を取り戻すため、全員搭乗するとすぐにタキシングを開始してサッサと離陸。

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国内線ですが、一応機内食が配られました。パンが2つという質素なものですが、まさか機内食が出るとは思ってもいなかったのでびっくり。

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ヘーホーの付近も一面の畑。この地域はもっと山がちなのかと思っていましたが、そうではないようです。

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晴れ渡ったヘーホー空港に着陸。当然ボーディングブリッジなどは無く、降機したら歩いてターミナルまで向かいます。

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小さな空港。国内線専用です。

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空港の建物に入ると、なぜかイミグレーションブースがありました。パスポートにスタンプを押されるわけではなく、意図は不明です。

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ここで事前にアレンジしていたタクシーのドライバーと合流し、一路インレー湖の湖岸に位置するニャウンシュエへ向かいます。

 

2日目:シンガポール航空 SQ998 シンガポール〜ヤンゴン ビジネス

関空からの便がターミナル3に着いたので、まずはヤンゴン行きの便が出るターミナル2まで移動。Skytrainですぐに移動できるので何も苦労はありません。

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11月ですが既にチャンギのターミナルはクリスマス仕様。世界屈指の高評価の空港なだけあって、細かいところまで手が込んでいます。

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ターミナル2に移動したあとは、シンガポール航空のシルバークリスラウンジへ。

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関空でシャワーを浴びられなかったので、まずはここでリフレッシュ。朝の時間帯でしたが、シャワーブースは待つことなく利用できました。

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シャワー後は軽く朝食。お粥や点心、スクランブルエッグなど、朝食として必要なものは一通り揃っています。

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そしてラクサを作ってくれる専用ブースも。

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せっかくなのでラクサをお願いしました。ココナッツの風味が効いた南国風のスープヌードルで、シンガポールでの朝食の定番です。

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食後はソファーでゆっくり。椅子がたくさん並ぶだけで、シンガポール航空の世間での高評価とは対照的にラウンジの造りはイマイチです。

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ヤンゴン行きのゲートはかなり奥の方にあるF42。遠いと思って少し早めにラウンジを後にしたのですが、出発まで30分以上あるのに既にLast Callすら終わってGate Closingになっていました。

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動く歩道を辿ってひたすら奥へ。

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ラウンジから10分弱かかって到着。幸いゲートはまだ平常通り空いています。ゲートが遠いので乗客がやって来るのに時間がかかるのを見越して、早めにGate Closingの表示を出していただけなようです。

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搭乗。関空便と違い、旧型の短・中距離線用シートです。これからは少しずつこのシートがスタッガード型に置き換わっていくのでしょう。

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ウェルカムドリンクはオレンジジュース。特に手元にメモを持たずとも自然とMr.◯◯と名前で呼んでくれるのは、さすがシンガポール航空です。

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私が日本人と見るや、日経はいかがですか?と日本語新聞を持ってきてくれました。ちょっとしたことですが、このようなpersonalizedなサービスを受けると、シンガポール航空の高評価の理由も自ずと納得です。

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ビジネスクラスの搭乗率は50%ほどでドアクローズ。程なくして離陸です。

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離陸してすぐ見えたのがウビン島。シンガポールには既に何度も行っていますが、まだこの島を訪れる機会がありません。次回こそは行ってみたいものです。

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マレーシア側は森林伐採による開発が進んでいます。

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機内食メニューをチェック。メインは洋食(オムレツ)、タイ料理(チキン)、シンガポール料理(キャロットケーキ)と3種類用意されています。

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タイ料理を選びました。サーブしてくれる時にクルーの手元がブレたのか、カトラリーを包むナプキンにチキンのソースが付いてしまったのはご愛嬌。もちろんしっかりとお詫びの言葉があるので、嫌な気分はしません。

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パンは中にパイナップルが入ったもの。機内食でサーブされるパンはプレーンなものが多い中で、珍しい気がします。

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ミャンマー上空に入ると、一面に耕作地が広がります。肥沃な大地のようです。

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2時間半ほどでヤンゴンに到着。今回搭乗の機材は、シンガポール航空の東南アジア線では定番のA330-300でした。

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ターミナル内部はかなり綺麗。ヤンゴン空港の利用は約9年ぶりなのですが、その間に国際線ターミナルは新しくなったようです。

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到着時に買い物ができる免税店までオープンしています。もっとも空港利用客の大半である外国人観光客をターゲットにしたようなラインナップではないので、店内に客はほとんどいませんでしたが。

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到着ロビーに出たら、まずはSIMカードの入手。到着ロビー正面にtelenorとooredooの2社がブースを構えており、それぞれ話を聞いたところooredooのプランの方が安かったのでそちらにしました。

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2GBに40分の通話も付いて3,500チャット(=約250円)。ポケットWifiローミングの値段と比べものにならないほどの激安です。

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ターミナル自体は新しくなりましたが、ターミナルの外は白タクドライバーもたくさん待ち構えるなかなかの混沌ぶり。市内へ行くのであればGrab1択でしょうが、今回は国内線ターミナルまでの移動なので歩いて向かいます。

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1日目:シンガポール航空 SQ623 関空〜シンガポール ビジネス

関空の出発ロビーは以外と静か。24時間空港ですし深夜便が多く飛んでいるのかと思いきや、羽田とは比べものにならないほどの静けさです。就航便の大半が中国・韓国・台湾と言った短距離線なので、深夜便としては成立しにくいのかもしれません。

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シンガポール航空のカウンターは一番端。既に出発の1時間前ということもあって、ここのカウンターもほとんど人はおらず撤収寸前といった感じでした。

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チェックイン時、カウンターのスタッフに座席を変更してもらえないかとの申し出を受けました。元々予約していた15Aに対し、変更先として提案されたのは20A。どちらもA列でありつつも、以下の座席表の通りスタッガード型のため、15Aは窓のすぐ横なのに対して20Aは通路に近い側という違いがあるためお断りしました。

ちなみに、この提案時にスタッフが「どちらも窓側で変わり無い同じシートなので」と言って変更するように促してきたのには少し不信感を覚えます。プライバシー感も全く違いますし、明らかに同じではありません。

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チェックインで、ボーディングパスと一緒に2枚の紙を渡されました。1つはこのファストレーン利用カード。

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そしてもう1枚がラウンジインビテーション。基本はJALサクララウンジが指定されているようですが、よく見ると「がんこ寿司」「プロント」「タリーズコーヒー」の3店のどれかでの2,000円券としても利用可能なよう。こういったシステムは他の空港では見たことがなく、初めての経験です。

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出国後、まず目に入ったのはがんこ寿司。ただ、この時間になると寿司類は全て売り切れとのことでした。ラーメンやらカレーやらを食べる気にもならず、ここはパス。

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続いてやってきたのはサクララウンジ。カレー臭が凄まじく、入り口の周囲にやってきた時点でかなりの匂いです。日本人であれば知っている匂いですが、外国人からしたら思わず顔を顰めてしまうのではないかというほど。

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中を覗いたところ、この時間でも結構な混雑。内部も狭いですし正直匂いもキツいので、ここもパスしました。

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結局、最終的にやってきたのはタリーズアサイーヨーグルトなるドリンクを買って、ゲート前で飲むことに。

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それでも随分2,000円券が余ってしまうので、残りはこの辺りのスナックから適当に選びました。大したラウンジが無い空港においては、このようにショップで使える金券とラウンジ券を選べるようにするのは良い取り組みかもしれません。

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関空の深夜便はこんなもの。正確にはこれにプラスして反対側のウイングから出発するエアアジアのホノルル線やバンコク線がありますが、羽田に比べるとかなり貧弱です。TGなどは最近中部発の深夜便就航の宣伝をしているのでてっきり関空発は既にあるのかと思っていたら無いのは驚き。需要は十分ある気がするのに、何故でしょう。

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本日搭乗する機材はB787-10。シンガポール航空がローンチカスタマーとなって今年4月に運航が開始されたばかりの最新鋭機材です。

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機内へ。シンガポール航空ビジネスクラス乗客とスターアライアンスゴールドの優先搭乗順をしっかり分けてくれているので、大人数のゴールド会員とバッティングすることなく先に搭乗出来ます。他のエアラインもこのようにしてほしいのですが。

座席はこのようなスタッガードタイプ。一人旅であればこのように窓側に座席があり、通路側に物置が配置されているタイプの席が断然おすすめです。12,15,17,19列目のAとKが該当します。

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足元の広さはまあこんなもの。SQの他機材と比べると詰め込み感は否めませんが、短・中距離線用のシートであることを勘案すれば仕方ないでしょう。前世代のA330のシートに比べればフルフラットになっているだけでも十分な改善です。

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座席の横に大きな物置スペースがあるのはスタッガード型シートの特徴。

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ここの扉は開閉することが出来、中にはヘッドホンとメニューブックが入っていました。

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扉の脇から出てくるのは鏡。限られたスペースをうまく活用しており、詰め込み型にしてはよく設計されたシートです。

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座席横ににはシート操作ボタン。ANAのシートと少し似ているでしょうか。

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スリッパの配布もあります。日本人には嬉しいサービス。

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ウェルカムドリンクはパイナップルジュースをもらいました。

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深夜の出発。この時間帯でも整備員さんは手を振ってくれました。

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セーフティビデオに続いて流されたのは、この座席特有の3点式シートベルトに関する案内。この画面表示の通り、離着陸時のみ3点を装着していれば水平飛行中は普通の2点のみで問題ありません。

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最新機ということでエンタメシステムも当然最新。今までに無いほどのなめらかなタッチでスムーズな操作が出来ました。

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離陸後、機内食メニューをチェック。

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開くと1ページ目に出てくるのが花恋暦というSQの和食メニューの紹介。和食には相当力を入れていることが伺えます。

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花恋暦の内容はこちら。

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加えて、洋食/中華の選択肢もあります。メニューに書いてある通り、離陸後もしくは到着前の好きなタイミングで食事をもらうことが可能なのですが、基本は朝食を前提にしたメニューになっています。

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私はまだ夕食を済ませていなかったので、離陸後すぐにサーブしてもらうことにしました。まずは温められたナッツからスタート。

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深夜便ということでサービスもテキパキしており、すぐに運ばれてきます。

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ライスヌードルを選択。アジアンな感じの胃に優しいテイストで、深夜に食べるには最適でした。

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食事が終わってもまだ沖縄の手前あたり。食後はすぐに就寝します。

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目が覚めたらもうシンガポールの直前。4時間半ほど眠れました。

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朝4時半でも明るいシンガポール。写真が少しブレていますが、シンガポールフライヤーもしっかりと確認できます。

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まだひっそりとしたチャンギ空港に到着。

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1日目:ANA NH97 羽田〜関空 エコノミー

今回は関空発の国際線で出国のため、まずは羽田から国内線で移動。この日は羽田までのアクセスに蒲田駅発のバスを使ってみました。

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降ろされたのは随分と人気の無いバス停。今後も蒲田駅近辺で用事が無い限りは使うことは無いでしょうが、京急やモノレールに比べると空いているので悪くありません。

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関空までのフライトはJALにちょうど良い時間のフライトが無かったのでANAで。よって今回は第2ターミナルです。

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関空から先は別切りのシンガポール航空なので、一応国際線乗り継ぎカウンターに行って、スルーでの荷物預けが可能か確認してみたのですが答えはNo。別切りとはいえ、同じスターアライアンス同士の乗り継ぎでも荷物をスルーしてくれないとはがっかり。ワンワールド同士で無くてもスルーしてくれるJALとは対照的です。

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ANAではラウンジ入室資格も無いので、保安検査通過後はゲート前で大人しく待機。どうやらこのフライトはオーバーブッキングになったらしく、後続便への振替ボランティアを募集していました。30分後の便への振替で協力金1万円という気前の良いオファーで、募集のアナウンスがかかるやいなや10名以上の乗客がカウンターへと殺到していました。

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その後到着便の遅延とのことで30分ほど定刻より遅れて搭乗開始。関空での乗り継ぎ時間が1時間40分しか無いので少しやきもきさせられました。

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搭乗。B777が満席です。ANAはこの時間帯に関空便もB777で複数飛ばしており、B738が1便だけのJALに比べると座席供給量にかなりの差がありますが、それでも満席にできるのはさすが。

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国内線なので、1度乗ってしまえば特記事項は何もなし。エコノミーなのでただ座って時が過ぎるのを待つだけです。30分の遅延はきっかりそのままで関空に到着しました。

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2018年10月 カザフスタン旅行 まとめ

久しぶりの中央アジア。好きな地域ではあるのですが、日本から近い割にはアクセスが悪く、サラリーマンの弾丸旅行との相性はあまり良くないので、随分と訪れることが出来ていませんでした。

その中でも今回渡航先に選んだのはカザフスタンの最大都市アルマトイ。実質2日間滞在し、初日は市内観光、2日目は郊外の景勝地を訪れました。本当ならば首都アスタナ等の他の都市にも足を伸ばしたいところですが、弾丸旅行ではこれが限界です。

また、今回は往路の乗り継ぎを利用して、ついでにソウルも観光。ソウルはトランジットでは何回も訪れたことがあるのですが今回やっと観光目的での訪問を果たせました。これでやっと渡航国数に韓国も加えられます。

 

【フライト】

往路はルフトハンザのFFPであるMiles&Moreの特典航空券を片道発券。実はMiles&Moreでは極東と中央アジアが同一地域として括られており、ビジネスクラス片道が27,500マイルというかなりお得なマイル数で発券可能です。今回はこれをうまく利用することが出来ました。

復路はアルマトイ発のアシアナ航空の激安運賃(ALA-JFKの往復で15万円)で発券した航空券の第1レグを利用して仁川まで行き、そこから先は大韓航空の釜山乗り継ぎで戻りました。アシアナの2レグ目以降は年明けに利用予定です。

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旅行記

1日目:ANA NH867 羽田〜金浦 ビジネス

1~2日目:乗り継ぎでソウル観光 元祖馬山ハルメアグチム、戦争記念館、又来屋

2日目:アシアナ航空 OZ577 仁川〜アルマトイ ビジネス

3日目:アルマトイ滞在 (1) 市内散策

4日目:アルマトイ滞在 (2) チャリンキャニオン国立公園

4日目:アシアナ航空 OZ578 アルマトイ〜仁川 ビジネス

5日目:大韓航空 KE1113 金浦〜釜山 エコノミー

5日目:大韓航空 KE713 釜山〜成田 ビジネス