Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:中国国際航空 CA975 北京〜シンガポール ビジネス

北京のターミナル3は二層構造になっており、上が到着フロア、下が出発フロアです。乗り継ぎ客には専用の通路が用意されています。

f:id:Pablo21:20170219135105j:plain

ここを通っても、保安検査は出発客と同じレーンで受けることになり、いつも混雑しています。小さい手荷物しか持っていない乗客用に用意されたファストレーンもありますが、そこもいつも大行列です。20分ほど並んでやっと出発フロアに出ました。

ラウンジはメインフロアからエスカレーターで上がったところにあります。

f:id:Pablo21:20170219154420j:plain

深夜便が多いのか、中はそれなりに混雑していました。

f:id:Pablo21:20170306224932j:plain

食事はヌードルがありましたが、出来上がったもの既にカートの上に置かれているので、食べたい人が自由に取っていく方式でした。これでは麺が伸びきってしまう気がするのですが・・・。

f:id:Pablo21:20170219154500j:plain

Sleepingと表示されている小部屋も数部屋ありましたが、全て閉鎖中。

f:id:Pablo21:20170219154435j:plain

元々乗り継ぎ時間が短いため、ラウンジ滞在は20分くらいでゲートへ向かいました。ゲートに着くと、下に降りるエスカレーターが。これは嫌な予感がします。

f:id:Pablo21:20170219154535j:plain

やはり、バスゲートでした。2月の北京は寒さが堪えます。

f:id:Pablo21:20170219154552j:plain

機材はA330-300。逆ヘリンボーン型やスタッガード型といった流行りのタイプではありませんが、座席はフルフラットになります。

f:id:Pablo21:20170219153929j:plain

足元のスペースも十分。パーソナルモニターも、内容は別としてサイズは十分です。

f:id:Pablo21:20170219154225j:plain

2-2-2 x 5列の配列。この便の搭乗率は50%以下といったところで、ラッキーなことに隣りも空席でした。

f:id:Pablo21:20170219153949j:plain

窓から外を見ると、隣りには「中国国際航空内蒙古公司」と表示された機材。中国国際航空の子会社でしょうか。今まで見たことがありませんでした。

f:id:Pablo21:20170219154116j:plain

このフライトでも離陸前にクルーが食事のオーダーを取りに来ます。深夜便でもしっかり食事が出てくるのは中華系エアラインの特徴。さすがにこの時間に食事を摂る気はしないので、メニューだけ見て遠慮しておきました。

f:id:Pablo21:20170219154033j:plain

日付が変わって0時過ぎに定刻通り出発。水平飛行になるとすぐ座席をフルフラットにして眠りにつきます。

頭上のコンパートメントには厚手の生地の毛布があります。"First Class Only"と書いてありますが、この機材にはファーストクラスはないので使っても問題ないのでしょう。これはかなり快適でした。

f:id:Pablo21:20170219154147j:plain

北京からシンガポールまでは約6時間。定刻より少し遅れて、6:50頃にチャンギ空港に到着しました。

f:id:Pablo21:20170219154403j:plain

1日目:中国国際航空 CA168 羽田〜北京 ビジネス

今回の出国便は、日本発のビジネスクラス運賃が格安なことで有名な中国国際航空。羽田からの最終便は19:30発で、公式サイトによるとチェックインカウンターのクローズは40分前とのことなので、残業無しで仕事を終えることができればギリギリ間に合う時間帯です。

当日は18:30頃にチェックインカウンターに着きました。ビジネスクラス用のレーンが開いていたのでそこからカウンターへ進もうとしますが、1カ所しか設置されていないビジネスクラス用カウンターは、中にスタッフはいるものの既に"CLOSED"の表示。何か別件の対応に追われているようでした。

それでも、隣のエコノミーカウンターが空いたらそこに案内してもらえるだろうと待っていましたが、空いたと思うとそこのスタッフはエコノミーレーンに並んでいる次の乗客を呼んで手続きを始めてしまい、少し驚かされました。これではいつまでも私の番が回ってきません。結局、こちらからカウンター内にいたスタッフに声をかけると、あからさまに面倒くさそうな顔をしながら"CLOSED"の札を片付けて対応してくれました。

スタッフはJALの制服を着ていましたが、よほど日本の空港とは思えない応対で、初っ端から中国国際航空の洗礼を受けます。

f:id:Pablo21:20170219134734j:plain

ゲートは141番。2014年に増築された部分にある、国際線ターミナルで一番端にあるゲートです。他にこの周辺のゲートを利用しているエアラインがないのか、人のいないがらんとした通路を歩いてゲートまで進みます。

f:id:Pablo21:20170219134749j:plain

搭乗。機材はA321で、ビジネスクラスの座席はアメリカ国内線のファーストクラスと似たようなものでした。ほぼ満席で、乗客の大半は中国人です。

f:id:Pablo21:20170219134839j:plain

座席の操作は手動式。慣れるには少しコツが要りました。

f:id:Pablo21:20170219135045j:plain

アメニティはありませんでしたが、スリッパは準備されていました。昨年搭乗した中国南方航空の大連→仁川線という短距離フライトでもスリッパは用意されていましたが、中国の航空会社は国際線であれば距離に関係なく常備しているのか、それとも偶然でしょうか。

着席するとウェルカムドリンクのサービスがあり、それが一巡すると機内食のメニューが配布されます。食事と飲み物でそれぞれ1冊ずつ。

f:id:Pablo21:20170219134854j:plain

前菜が数多く記載されており、どれかを選ぶのかと思っていたのですが、メインしか選択肢を聞かれませんでした。ちなみに、この日のメインは魚と牛は搭載していないとのこと。実質、鶏もしくは野菜炒めの2択です。

f:id:Pablo21:20170219134910j:plain

ドリンクメニュー。中国のエアラインらしくお茶の種類は豊富です。もちろん、アルコールも搭載しています。

f:id:Pablo21:20170219134925j:plain

配られる新聞はおなじみのCHINA DAILYです。

f:id:Pablo21:20170219134940j:plain

国籍別の中国への入国者数トップ10。日本が1位かと予想していましたが、1位は韓国でした。韓国人は日本人と違い、72時間以内の乗り継ぎでない限りは必ず中国への入国にはビザが必要となるはずですが、それでも日本より多いとは。

f:id:Pablo21:20170219145442j:plain

離陸後、食事がサーブされます。メニューに記載されていたやけに種類の多い前菜は、こういうことでした。

f:id:Pablo21:20170219134956j:plain

 食後はプーアル茶

f:id:Pablo21:20170219135011j:plain

てっきりパーソナルモニターは無いのかと思っていたら、ひじ掛けの下にありました。それなりに最近のシステムが搭載されていますが、エンタメはほぼ中国人向けのもののみです。

f:id:Pablo21:20170219135026j:plain

次の便への乗り継ぎがあるので遅延だけが心配でしたが、ほぼ定刻通りに北京へ到着しました。

 

2017年1月 カーボベルデ旅行 まとめ

年末年始の旅先は、日本ではほぼ無名のカーボベルデ。日本語のガイドブックは当然皆無なのですが、驚いたことにLonely Planetすらカーボベルデ編はなく、辺境専門のガイドブックシリーズBradtのお世話になることに。

ただでさえ情報が少ない国への旅行ということで不確定要素は多かったのですが、実際旅行が始まると、往路のフライトで預けたバックパックが届かず荷物無しでの旅行になったり、サハラ砂漠から吹く季節風のせいで国内線のフライトが欠航したため急遽予定を変更したりと、想定外のハプニングが続いた旅行になりました。

 

【フライト】

ソウル発券が安かったBA/IBでラスパルマスまで往復し、そこから先はビンテルで別手配。プライアから先はTACVでフォゴ島までの往復チケットを押さえていたのですが、悪天候にて欠航となってしまいました。

往路の羽田からロンドンまではAviosを使ったアップグレードで、BAのファーストクラスに初めて搭乗。座席は他社ビジネスを少し良くした程度ですが、落ち着いた雰囲気と気さくなクルーで良い印象のフライトでした。アップグレードに必要なのは30,000 Aviosと日系に比べてお得なので、また乗る機会があれば試してみようと思います。

カナリア諸島の地域航空会社ビンテルも今回初搭乗。カナリア諸島に行かない限りは目にすることもない地味な航空会社ですが、機内食に独自色を出していたり隣国の国内線に進出したりと今後の動向が気になる存在です。

ちなみに、購入はしていたものの欠航となってしまったTACVの国内線は、その後何度かのメールと電話のやりとりを経て、無事全額クレジットカードに返金されました。コールセンターのオペレーターもアフリカの地域航空会社とは思えない丁寧な対応で、今回は搭乗することはなかったものの、好感が持てるエアラインです。

f:id:Pablo21:20170215214027g:plain

 

【旅行記】

1日目:ブリティッシュエアウェイズ BA8 羽田〜ロンドン(LHR) ファースト

1日目:イベリア航空 IB3617 ロンドン(LHR)〜ラスパルマス ビジネス

2日目:ビンテル・カナリアス NT6800 ラスパルマス〜サル島 エコノミー

2日目:ビンテル・カーボベルデ NT805 サル島〜プライア エコノミー

2日目:フォゴ島行きフライト欠航

3日目:フライト欠航の結末

3日目:プライア街歩き・年越しイベント

4日目:シダーデ・ヴェーリャ観光

5日目:セラ・マラゲータトレッキング

6日目:ビンテル・カーボベルデ NT804 プライア〜サル島 エコノミー

6日目:ビンテル・カナリアス NT6801 サル島〜ラスパルマス エコノミー

6日目:イベリア航空 IB3833 ラスパルマス〜マドリード ビジネス

7日目:イベリア航空 IB3170 マドリード〜ロンドン(LHR) ビジネス

7日目:ブリティッシュエアウェイズ BA7 ロンドン(LHR)〜羽田 ビジネス

7日目:ブリティッシュエアウェイズ BA7 ロンドン(LHR)〜羽田 ビジネス

帰りはビジネスクラス利用なのでコンコルドルームは使えません。ワンワールドエメラルドステータスで入室可能なギャラリーズファーストラウンジへ。

f:id:Pablo21:20170209225812j:plain

コンコルドルームと同じくテラスもありました。

f:id:Pablo21:20170209225832j:plain

トイレに興味を引くポスターがありました。インペリアルエアウェイズは1939年まで運航していたBAの前身である航空会社で、見事に大英帝国の領地を航空路で結んでいます。当時はロンドンからシドニーまで何時間かかったのでしょう。

f:id:Pablo21:20170209225756j:plain

ヒースローのターミナル5はメインターミナルの他にサテライトとして5B、5Cがありますが、マドリードと違い使用ターミナルの規則性はよくわかりません。今回は5Cのゲートからの出発なので、メインターミナルから地下を走る連絡列車に乗ってゲートへ向かうと、既に搭乗は始まっており並んでいる人はいませんでした。

f:id:Pablo21:20170209225848j:plain

お馴染みのClub Worldシート。今回は最後列を事前指定しました。窓側なので後ろ向きです。

f:id:Pablo21:20170209225904j:plain

窓側に座るときは、最後列を選ぶと通路に出るときに通路側に座っている人を跨がなくていいのでオススメです。

f:id:Pablo21:20170209230001j:plain

ただ、この日はガラガラでビジネスクラスの搭乗率は20%程度。横を見ても誰も座っていませんでした。これであればどこの座席を選んでも大した違いはありません。

f:id:Pablo21:20170209225940j:plain

隣の座席との間にはディバイダーがありますが、離着陸時は下げておく必要があります。席に座った時の視線は下の写真のような感じになり、隣りが埋まっていると距離感が近すぎるのがこのシートの欠点です。

f:id:Pablo21:20170209225919j:plain

時間通りに離陸。

f:id:Pablo21:20170209230015j:plain

パーソナルモニターは横から引き出します。クラブワールドのシート自体はずいぶん昔から変わっていない気がしますが、モニターは最新版に更新されており不便はありません。

f:id:Pablo21:20170209225916j:plain

座席操作ボタンはディバイダーの下。文字が無くとも直感で操作できます。

f:id:Pablo21:20170209225932j:plain

アメニティはいつもの巾着袋入り。

f:id:Pablo21:20170209225949j:plain

離陸するとすぐに食事です。ロンドン発は10:45ですが、東京の時刻に合わせて1食目が夕食。

f:id:Pablo21:20170209230329j:plain

2食目は到着前に朝食がサーブされます。

f:id:Pablo21:20170209230400j:plain

ドリンクメニュー。

f:id:Pablo21:20170209230415j:plain

1食目、まずはいつものout of Africaナッツから。

f:id:Pablo21:20170209230009j:plain

前菜は和食の盛り合わせを選びました。

f:id:Pablo21:20170209230029j:plain

メインは牛フィレ。これも和風です。

f:id:Pablo21:20170209230046j:plain

デザート

f:id:Pablo21:20170209230102j:plain

乗客が少ない割にはスローペースのサービスで、食事が終わったのはロシアに差し掛かろうかという頃。ただ、朝の羽田到着に備えて寝ておきたいという人でも、食事が終わってから到着まで8時間近く睡眠時間を確保できるので、これくらいのゆったりとしたサービスでも多分問題はありません。

f:id:Pablo21:20170209230116j:plain

私も羽田到着後はそのまま仕事へ向かう予定なので横になりました。ディバイダーを上げますが、JALのスカイスイート等とは違いディバイダー上部が透明になっているため、通路を歩く人からの視線を完全に遮ることはできません。これはクルーが乗客の様子を見渡しやすくするためでしょう。

f:id:Pablo21:20170209230134j:plain

ヨーロッパ時間だとまだ昼過ぎなのですが、前夜にマドリードで十分な睡眠時間を確保できなかったこともあり、すぐに熟睡。目が覚めるともう日本海

f:id:Pablo21:20170209235329j:plain

もう到着まで50分を切っていますが、私が目覚めたのに気づいたクルーが朝食はどうするか確認に来てくれました。もちろんサーブしてもらうようお願いします。どうやら朝食のタイミングでまとめて乗客を起こすことはしないようです。こんな到着直前でも対応してくれたのは、乗客が少なかったからかもしれません。

まずはパン、フルーツとスムージー

f:id:Pablo21:20170209230234j:plain

メインはせっかくのブリティッシュエアウェイズなのでイングリッシュブレックファストに。イングリッシュブレックファストといえば豆のイメージがありますが、それは入っていませんでした。

f:id:Pablo21:20170209230254j:plain

新潟県から本州上空に入ったあたりでちょうど日の出。

f:id:Pablo21:20170209230313j:plain

富士山がくっきりと観測できる中、羽田空港に着陸しました。

f:id:Pablo21:20170209230345j:plain

到着後は到着ロビーにあるシャワー室で汗を流し、そのままオフィスへ出勤して日常生活へと戻りました。

 

 

7日目:イベリア航空 IB3170 マドリード〜ロンドン(LHR) ビジネス

朝6:55発のフライトに乗るため、5:20頃に空港に戻ってきました。この時間はカウンターもがらがらです。

f:id:Pablo21:20170209213657j:plain

すぐにチェックインは完了。ファストトラックがあるようなので、案内表示に沿ってそちらへ進みます。

f:id:Pablo21:20170209213715j:plain

どうやらここが入り口のようですが・・・

f:id:Pablo21:20170209220510j:plain

残念ながらオープンは5:45からとのこと。仕方がないので来た道を戻り、一般レーンから制限エリアへ入ります。この時間は一般レーンでもまったく混雑していないので、そもそもこんなに早く来る必要がなかったかもしれません。

f:id:Pablo21:20170209213745j:plain

制限エリアも閑散としています。店はいくつかのコーヒーショップを除きほぼ全てクローズ。

f:id:Pablo21:20170209213816j:plain

バラハス空港内のターミナル4は、シェンゲン域内線用のメインターミナルと域外線用のサテライトターミナルにわかれています。ただ、イギリス・アイルランド路線に関しては扱いが少々複雑で、ブリティッシュ・エアウェイズはサテライトターミナルを利用する一方、イベリア航空はメインターミナルを使っています。よって、今回利用できるラウンジも、域内線用のダリVIPラウンジでした。

f:id:Pablo21:20170209213801j:plain

中は広々、シャワー設備もあります。

f:id:Pablo21:20170209213832j:plain

朝ということで、フード類はこんなもの。

f:id:Pablo21:20170209213848j:plain

メインターミナルの端に、出国審査ブースを境に一部区切られたエリアがあり、そこがイギリス・アイルランド路線用のエリアです。ここにアイリッシュパブを配置しているのは確信犯でしょう。

f:id:Pablo21:20170209213907j:plain

搭乗開始。ビジネスクラスは10席のみにも関わらず、優先搭乗には結構な人数の列ができました。

f:id:Pablo21:20170209213929j:plain

機内誌でおもしろい記事を発見。イベリア航空の昨年11月の定時運航率が世界一、子会社のイベリアエクスプレスもLCC部門で世界2位(欧州1位)だったとのこと。一昔前は遅延のイメージが多かったイベリア航空ですが、最近は信頼できるキャリアになりました。

f:id:Pablo21:20170209223000j:plain

上海線と成田線の就航で極東路線に戻ってきたイベリア航空。この2路線限定の機内販売もあるようです。

f:id:Pablo21:20170209214043j:plain

離陸したのは7時過ぎですがまだ真っ暗。スペインはヨーロッパでもかなり西側に位置しますが、東側に位置するポーランドセルビアと同じ中央ヨーロッパ時間を採用しており、この時期の日の出はなんと8時半頃。

f:id:Pablo21:20170209223749j:plain

ビスケー湾に到達するあたりで明るくなってきました。上空では地上よりも日の出は少し早くなります。

f:id:Pablo21:20170209223806j:plain

機内食はエコノミークラス用かと勘違いしてしまうような残念なクオリティ。

f:id:Pablo21:20170209214100j:plain

今回の旅行で乗ったイベリア航空3路線のうち、最初の2路線はイベリアエクスプレス運航便でしたが、最後のこのフライトだけがイベリア航空本体運航でした。エクスプレス便は全員が20代と思われる若いクルーでしたが、この便のビジネスクラス担当(男女1名ずつ)はともにパッと見50代。きっと待遇はかなり違うことでしょう。

他の欧州キャリアと同様、今後短距離線はエクスプレス運航が増えていくのでしょうが、利用客としては、どちらに乗っても同じレベルのサービスが維持されるのであれば問題ありません。

ロンドンに上空に差し掛かる頃にはすっかり明るくなりました。

f:id:Pablo21:20170209214120j:plain

BA王国のターミナル5に到着です。

f:id:Pablo21:20170209214140j:plain

 

 

 

6日目:イベリア航空 IB3833 ラスパルマス〜マドリード ビジネス

制限区域内の乗り継ぎができず、一度区域外に出てしまったため、再度出発ロビーから入って保安検査場を通過。ファストレーンは閉まっていて使えませんでした。

f:id:Pablo21:20170208202846j:plain

イベリア航空ラスパルマスに自社ラウンジを持っておらず、Sala Galdosという共用ラウンジが指定されていました。プライオリティパスでも利用可能なようです。夕方の時間帯は数名しか利用者がいませんでした。

f:id:Pablo21:20170208202903j:plain

ヨーロッパの地方空港のラウンジとしては標準的な設備でしょうか。

f:id:Pablo21:20170208202923j:plain

外にはテラスもあります。

f:id:Pablo21:20170208202939j:plain

搭乗時間が近づいてきたのでゲートへ。案内標識にはスペイン語・英語と並んでドイツ語が表記。北部ヨーロッパの寒い地域に住む方々に人気の避寒地なだけあります。

f:id:Pablo21:20170208202957j:plain

ゲートに到着。優先搭乗が始まったので乗ろうとしますが、各々の搭乗順序を待っている乗客が無秩序にゲート前を埋め尽くしているため、ここを抜けるのに一苦労。

f:id:Pablo21:20170208203029j:plain

今回もイベリア・エクスプレスの機材です。

f:id:Pablo21:20170208203047j:plain

ちょうど夕暮れ時の離陸。雲の上から顔を覗かせているのは多分隣のテネリフェ島にあるスペイン最高峰のテイデ山でしょう。

f:id:Pablo21:20170208203102j:plain

離陸後に水平飛行に入ると、私の後ろの列に座っていた子連れ夫婦のところに、エコノミー区画から、仕切りのカーテンを越えて何人かの女の子たちが代わる代わるやってきては写真を一緒に撮っていました。後でこっそりクルーに聞いたところ、どうやら夫の方がスペインの有名な俳優とのこと。クリスマス休暇をカナリア諸島で過ごしていたのでしょう。

それにしても、エコノミーから客が入ってくるのを止めようともせず放っておくのはやはりラテン系のエアライン。それでも、家族でオフを過ごしているにも関わらず感じよくファンに接していた俳優はさすがでした。

機内食往路のロンドン〜ラスパルマス線と全く一緒。ただ、往路と違い選択肢は無くこれ一択でした。

f:id:Pablo21:20170208203137j:plain

カバの種類は別物。

f:id:Pablo21:20170208203121j:plain

その後何事もなく、定刻でマドリードに到着しました。

マドリードの空港では、往路にロストバゲージとなった荷物を受け取ることになっています。荷物受け取り場のカスタマーサービスに行くと、裏側の関係者以外立ち入り禁止エリアにある一時保管場所に通されました。そこで、旅行初日に羽田で預けて以来やっと私のバックパックと再会。クレジットカードの付帯保険で保険金請求をするのに必要な書類だけ、忘れずに発行してもらいます。

荷物を受け取って到着ロビーに出たのは23時ちょっと前。この日は空港近くのクラウンプラザを予約していました。空港とホテル間の無料送迎サービスがあるので、ホテルに電話したところホテルシャトル専用乗り場があるからそこで待っていろとのこと。案内表示を見ると、確かにその表示があります。

f:id:Pablo21:20170208203153j:plain

ただ、乗り場は当然外。真冬の深夜のマドリードで外で待つのは結構きついです。車が到着するまで15分ほと待ちました。

f:id:Pablo21:20170208203209j:plain

車のドライバーはルーマニア人の移民男性。かなりお喋りな人で面白かったのですが、冗談か本気かチャウシェスクを賛美するようなことを少し話し始め、反応に困ります。

ホテルに到着したのは23時半。チェックイン時に翌朝の空港までの車も手配しておきます。翌日のフライトは6:55発なので、車は5時で予約。部屋は少しアップグレードしてくれたようでしたが、結局4時間程度しか睡眠時間は確保できませんでした。

f:id:Pablo21:20170208203224j:plain

6日目:ビンテル・カナリアス NT6801 サル島〜ラスパルマス エコノミー

乗り継ぎ時間は1時間20分。国内線から国際線への乗り継ぎでこの時間だと空港によっては少し心配になりますが、この空港では全く問題ではありません。到着便を降機してから10分ほどで保安検査・出国審査を通過して国際線の出発ロビーに到着。

出発ロビーだけ後から増築されたのか、新しい建物です。配管むき出しの造り。

f:id:Pablo21:20170208203352j:plain

オンタイムで搭乗開始。ビンテルは今回利用した4区間全て時間通りでした。規模は小さいですが信頼できるエアラインです。

f:id:Pablo21:20170208203407j:plain

ターミナルの正面に駐機。バスに乗るまでもなく、歩いて機体までアプローチ。

f:id:Pablo21:20170208203424j:plain

事前座席指定では最前列は選択不可だったのですが、前日のオンラインチェックイン時に選ぶことができました。NTというのはビンテル・カナリアスの2レターコード。リージョナルエアラインにしては立派な機内誌を作っています。

f:id:Pablo21:20170208203702j:plain

離陸してすぐ、サル島の最大都市エスパルゴスの上空を通過。島の中心都市が海岸沿いではなく内陸部にあるのは珍しい気がします。

f:id:Pablo21:20170208203459j:plain

街の端に向かうにつれて、だいぶアフリカらしい街並みになりました。

f:id:Pablo21:20170208203541j:plain

サル島はサンティアゴ島と違い緑が全く無い島でした。

f:id:Pablo21:20170208203601j:plain

機内食は生ハムがチョリソーに変わったのと、パテの種類が違う以外は往路とほぼ同じ内容。短距離線のコールドミールでは、下手にサンドイッチなどを出すよりもこちらの方が地域色が出ており、良い試みです。

f:id:Pablo21:20170208203623j:plain

ずっと大西洋上空を飛行しますが、途中で遠くにアフリカ大陸がうっすら見えました。ちょうどヌアディブ半島あたりです。

f:id:Pablo21:20170208203642j:plain

2時間半でラスパルマスに到着。バスでシェンゲン域外の到着ゲートまで運ばれ、入国審査を済ませます。カウンターが2つしか空いていませんが、乗客はほとんどEUパスポート保持者なので時間もかからず、さっさと通過することができました。

そのまま乗り継ぎ用の通路へ進もうとしたところ通行止め。面倒ですが、一度制限区域外に出て再度入り直す必要がありました。

f:id:Pablo21:20170208203716j:plain