Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2016年旅行まとめ

年の瀬になったので、一応今年の海外渡航をまとめてみました。5月以前の旅行はこのブログでは記事にしていないのですが、今後時間がある時にアップしてみるつもりです。

1月:キューバ

2度目のキューバ。学生の時に1ヶ月かけてサンティアゴからハバナまで横断して主要な見所は訪れたので、今回はトレッキングに焦点を当て、カストロゲバラキューバ革命を起こすために潜んでいたシエラマエストラ山地の革命軍基地Comendancia de la Plataの跡や、キューバ最高峰のPico Turquinoを歩きました。

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2月:フィリピン (110カ国目)

東アジア・東南アジアの国々は近いからいつでも行けるので、後回しにしがちですが、ようやく110カ国目でフィリピンへ行ってきました。行き先は世界遺産の棚田が有名なルソン島のバナウエ。3泊4日の行程のうち2泊は夜行バス車中泊というハードな日程でしたが、観光客も少ないオフシーズンでゆっくりできました。

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3月:ネパール

カトマンズ近郊のナガルコット、チャングナラヤン、バクタプルへ。未だ地震の痕があちこちに残っており、道沿いには仮設テントも見られましたが、カトマンズ周辺は観光客が旅行する分には問題なさそうでした。いつか時間をとってヒマラヤトレッキングで再訪したいところです。

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5月:ソマリランド (111カ国目)、ジブチ (112カ国目)

ゴールデンウィークは、以前から気になっていたアフリカの角へ。未承認国家ソマリランドと隣国のジブチを旅しました。久々に全く観光産業が発展していない地域を訪れ、ソマリランドでは町を歩くだけで現地の人々からジロジロ見られるあの感覚を再び体験し、学生時代のバックパック旅行を思い出すワイルドな旅になりました。

また、当初はおまけ程度に考えていたジブチも、アッベ湖・アッサル湖ツアーでは地球上とは思えないような不思議な景色を目にすることができ、期待以上でした。

2016年5月 ソマリランド・ジブチ旅行 カテゴリーの記事一覧

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6月:中国、韓国 (113カ国目)

中国は広い国土に見どころが散らばっており、フライトも豊富にあるので何度も行っています。今回の行き先は遼寧省の大連。実質3日間で、大連市街に加えて日露戦争の戦跡である旅順近郊をぶらぶらしました。短期間で気軽に行ける旅行先として中国にはこれからもお世話になりそうです。そして乗り継ぎ1泊ではありますが韓国も初訪問しました。

2016年6月 中国旅行 カテゴリーの記事一覧

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7月:ペルー

今年の夏休みはペルー。世界でも有名なトレッキングルートベスト10には入るであろう、サンタクルストレックに挑戦してきました。短期間での旅行となったため行く前はうまく高山に慣れることができるか心配でしたが、無事に高山順応に成功し雄大な景色を満喫しながら3泊4日の道のりを無事完歩。ガイドやパーティメンバーにも恵まれ、満足できる夏休みでした。

2016年7月 ペルー旅行 カテゴリーの記事一覧

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8月:マレーシア

ジャングルトレッキングをする予定が、人数が集まらなかったため催行されず、ただの食べ歩きになってしまったクアラルンプール旅行。それでも、ワンタンミードライ、チキンライス、肉骨茶など数々の美味しいマレーシア料理を現地の安い値段で満腹まで食べられることができ、結果良しとなりました。

2016年8月 マレーシア旅行 カテゴリーの記事一覧

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9月:ロシア

モスクワ(2回)、イルクーツクカリーニングラードに続いて5度目のロシアは、ヴォルゴグラードへ行きました。ロシアは、共産主義の残り香を感じる独特の街の雰囲気が好きで何度もリピートしまいます。まだまだサハリン、極東、アルハンゲリスク、ムルマンスクなど行きたい地域が多いので、今後も定期的に訪れることになりそうです。あとはビザの取得が楽になってくれれば言うことなしなのですが・・・

2016年9月 ロシア旅行 まとめ

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11月:インド

以前にはムンバイに1度行っただけなので、インドは今回で2度目です。学生の頃からなんとなくインド恐怖症気味で、いきなり穴場スポットに行くのは怖いので、今回は無難に王道の世界遺産であるエローラ・アジャンタを訪れました。インド人が面倒なのは中東で勤務していた経験から知っていたのですが、衛生環境等は予想ほどひどくなく意外と耐えられそうだったので、次はもっと奥地を開拓してみたいところです。

2016年11月 インド旅行 まとめ 

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11月:オーストリア(出張)

急に入った海外出張。ほとんど観光をする時間はなく、見られたものといえばホテル近くのクリスマスマーケットくらいでした。 

2016年11月 オーストリア出張 カテゴリーの記事一覧

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以上、2016年の海外渡航は合計10回でした。訪問国は新しく4カ国増え、合計では113カ国・地域。急な転勤がない限り、来年も同じくらいのペースで続ける予定です。

復路:ANA NH224 フランクフルト〜羽田 ビジネス

往路と同様、長い地下通路を歩いてコンコースBへ戻ってきました。ルフトハンザのストライキのせいで、ターミナル内もがらがらです。

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スターアライアンスゴールドは持っていないのでセネターラウンジには入れず、ビジネスラウンジへ向かいましたがここもがらがら。おかげで待たずにシャワーを使うことができました。それにしても、ここは天下のルフトハンザのハブ空港ラウンジとは思えない質素な造りです。

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往路に続いて、復路もエンタメの調子が悪いとのことで搭乗開始が30分ほど遅れました。どうやら、ANAとはあまり相性が良くないのかもしれません。

そのまま出発も少し遅れて9時半過ぎに離陸。安定飛行に入るとすぐ夕食がサーブされます。

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1食目の後にアラカルトがあるのは往路と同じ構成。

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アミューズシャンパンでもこのグラス、、、

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復路は和食です。ビジネスクラス最後列だったので、帰国便で人気の和食はすでに残っていないかもと思っていたのですが、運良くもらうことができました。

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メインは鰈煮おろし。機内食にしては珍しく薄めの味付けでした。

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デザートとフルーツ。

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羽田に着いたらそのままオフィスに出社なので、食後はすぐに寝て十分な睡眠時間を確保します。

目が覚めたらもう極東ロシアでした。7時間くらい寝続けていたようです。

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到着前の食事は一風堂ラーメン。トイレに行く時にギャレーの中が見えたのですが、クルーの方が一風堂のロゴが入ったカップ麺を開封して器に移し替えていました。まあ、考えてみれば当然なのですが、これもただのカップ麺かと思うと少し残念。

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フランクフルト線はかなりのドル箱路線なのでしょう、ビジネスクラスはほとんど日本人のビジネス利用と思われる乗客で満席でした。クルーには往復共に外国人(おそらくドイツ人)が1人乗務していましたが、日本語で問題なし。

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羽田に到着後に機材を確認すると、スターウォーズジェットでした。外国人にも人気のようで、羽田では写真を撮る人が目立ちます。

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今回は往復共に、久々にANAの長距離線でした。JALと同様、クルーの乗客への応対、機内食、エンタメ等でどちらも日本人向けに特化したサービスの提供にプライオリティを置いていることは間違いなく、この日系エアラインのサービスで違和感なくリラックスできれば、間違いなく生粋の日本人でしょう。

 

 

復路:オーストリア航空 OS125 ウィーン〜フランクフルト ビジネス

ウィーン滞在中は、ホテルとオフィスの往復でほぼ終わってしまいました。辛うじてできた観光らしいことと言えば、ホテルの近くの広場で開催されていたクリスマスマーケットに立ち寄ったことくらい。零度を下回る寒空の下でも、現地の方々はホットワインを飲みながら屋外で楽しんでいました。

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そしてあっという間に帰国日。17:10発のフライトだったので、市内で遅めのランチを終えてから15時頃にウィーン空港へ向かいました。オーストリア航空が発着する第3ターミナルは出発ロビーに入るとずらっと自動チェックイン機が並んでいます。

実は、当初の予定では復路もフランクフルトまでルフトハンザ便の予定だったのですが、前日の時点で、ルフトハンザの搭乗予定便はストライキで欠航のため一便前のオーストリア航空に振り替えたとの連絡を東京本社のフライトアレンジ担当から受け取っていました。

同様の振替乗客が多いせいか、座席指定画面を見てみると短距離線にもかかわらず大型機材での運航のようです。小型機材の似非ビジネスシートと違い、短時間とはいえ本物のビジネスシートに座れるのはラッキー。

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オーストリア航空のシェンゲン域内線ラウンジは、保安検査後にゲートとは違う方角に向かわなければたどり着かず、少しわかりづらいところに位置しています。

シェンゲン域内線用なので、食事はチップス等の簡素なもののみです。それでも内部はかなり混雑しており、16時頃には座席は全て埋まり、座る場所が無く立って過ごしている人も見受けられるほど。完全にキャパシティオーバーでした。

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搭乗時刻が近づきゲートへ。奥に長いような構造のターミナルですが、幸い一番手前のF01ゲートからの出発です。

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着いてみると、機材が大型機に変更になったせいかゲートは大混乱。この写真を撮った時にはビジネスクラスの搭乗が始まっているのですが、きちんと整列されていないので、搭乗の順番を待っているエコノミーの乗客の壁に阻まれ、なかなか前に進むことが出来ません。

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結局、ビジネス客らしい大柄の白人男性が人混みを掻き分けて進んでいったので、その方の後ろにくっついて何とか搭乗。

機内に入るとやはり長距離線用のシート。スタッガードタイプで、窓側は1列毎にペアシートとソロシートが交互に並んでいます。シートコントロールボタンやテーブル等の座席周りはアメリカン航空B767と同じタイプのものでした。このテーブル、アメリカン航空と同様にボタンの下から回転しながら出てくるのですが、コツを掴むまでは戻し方がわからず苦労します。確か、グッと下に押し込むのがポイントです。

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成田線からは撤退してしまいましたが、まだパーソナルモニターには日本語が残っています。

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残念ながら映画を見るほどの時間はないので、機内誌でも読みながら時間をつぶします。ドニプロ、クラスノダールポドゴリツァ、シビウなど東欧への路線網は評判通り充実している一方で、イスタンブールを含めトルコ線が皆無なのは興味深いところ。

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オーストリア航空は長距離線であればDo&Coとの提携でシェフも乗務しているのですが、残念ながらサービスは短距離線仕様。それでも1時間半のフライトには十分です。

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短距離でしたが、思いがけずに初のオーストリア航空長距離線ビジネスシート体験となりました。 

 

 

 

往路:ルフトハンザ LH1242 フランクフルト〜ウィーン ビジネス

普段ワンワールドをメインで乗っていることもあり、フランクフルト空港を使う機会はそんなにないせいか、何度来てもここの空港の構造が把握できません。

今回は、シェンゲン圏のイミグレーションを越えたあと、案内板に沿って進んでいくと長すぎて終わりの見えない地下通路に出ました。

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地下通路を越えて別ターミナルに出てからもしばらく歩いてようやくウィーン行きのゲートに到着。

乗り継ぎが70分だったこともあり、到着するとすぐ搭乗が始まります。ドイツ人は列に並ぶ習慣があるものと思っていましたが、この便の搭乗を見る限りそうでもないようです。

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座席はヨーロッパ域内線ビジネスクラスではおなじみの、エコノミーの中間席を潰しただけのシート。前から5列がビジネス用に割り当てられており、辺りを見渡した限りビジネス利用客の約半数は日本人のようでした。全員きっと同じANA便からの乗り継ぎでしょう。長距離線からの乗り継ぎならまだしも、ヨーロッパ域内線だけの旅程だったら、わざわざ追加料金を払ってビジネスにする必要は感じません。

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ウィーンまでのフライト時間は80分ですが、機内食はしっかり提供されます。

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食後はお茶も。しっかりとしたカップで用意されました。

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飲み終わるころには着陸態勢に入り、あっという間にウィーンに到着です。

往路:ANA NH223 羽田〜フランクフルト ビジネス

最近は完全にドメスティックな仕事をしていたのですが、ふとしたことで急に出張に行くことになりました。行き先はオーストリア。久々の海外出張です。

社会人になって以降は専らJALをはじめとするワンワールドキャリアに乗る機会が多く、ANAに乗るのは久しぶり。モノレールの改札を出ると自然に左に進みそうになりますが、今日は右です。

ANAは最近昼間の北米線も始めたせいか、朝の羽田のチェックインカウンターにはビジネス用も含め行列が出来ていました。幸い預け荷物はないので、自動チェックイン機でさっさとチェックインを済ませます。

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中央の保安検査場は混んでいたので、北側の方へ回るとほとんど並ばずに通過出来ました。そのまま、北側の保安検査場から近い、増設された方のANAラウンジにも初潜入。キャセイのラウンジの下です。

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メインのラウンジではなかったせいか、ラウンジ内はそこまで混んでいませんでした。窓側に座ると駐機中の機材がよく見えます。

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搭乗時間の5分前にゲートへ。こちらが本日の機材、B777-300ERです。

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定刻になっても搭乗が始まりません。どうやら、故障している座席があるとかで、少し待たされます。すかさずアナウンスがあるのはさすが日系です。

結局、定刻から20分ほど遅れて搭乗開始。左側のボーディングブリッジ入り口にはファーストクラスの表示が直張りされていますが、ここのゲートはANA専用ということなのでしょうか。

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ANAの長距離線は、基本的にこのスタッガードシートです。JALのスカイスイートに比べると、足先の部分が前の座席の下に入るので狭苦しさがある一方、座席の横にある広い個人スペースは便利。ワンワールドだとイベリア航空が使っているシートに似ています。

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こちらが座席横の個人スペース。ウェルカムドリンクは離陸前にサーブされ、オレンジジュースかシャンパンからの選択だったのですが、プラカップ・・・。

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機内食

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1食目以降にアラカルト→到着前に和食か洋食のセットはJALと同じ流れ。

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まずはアミューズから。

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メインは洋食にしました。これはアペタイザー。

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メインは牛フィレステーキ。十分すぎる量です。肉は若干火が通り過ぎていましたが、機内食であれば仕方ないでしょう。

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デザートはパスしました。

食後、クルーが各席を周りながら食後酒を配っていたので、ベイリーズをもらいました。帰りの便も同じくクルーが周っていたので、これはANAの決まりなのかもしれません。

ちなみに、ロックで飲もうと思い、配りに来たクルーの方に「アイスも一緒にもらえますか。」と聞いたところ、氷ではなくアイスクリームを持ってきたのはANA流の渾身のボケだったのでしょうか。

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午前発のフライトなのであまり眠くはないのですが、ヨーロッパとの時差を考えて食後は少し横になります。JALと同様、ベッドパッドが備え付けられていました。

目が覚めたのはこの辺り。半分を少し過ぎたあたりです。

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外を見るとシベリアの大地。緯度が高いため、遅い時間ではないのに夕暮れのような景色です。

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小腹が空いたので、鶏玉子丼と野菜スープをもらいました。野菜スープというからには野菜がごろごろ入っているのかと思いきや、具は何も無し。鶏親子丼もあまり味がせずイマイチでした。

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その後は映画を見ながらぼーっと過ごします。Jardin de Amapolas(邦題:ケシ畑の小さな秘密)という2012年のコロンビア映画が入っていたのでそれを鑑賞しました。JALだと機内エンタテイメントにスペイン語圏の映画が入っているのは見たことがないのですが、ANAはこれに加えてスペイン映画も1本入っており好印象です。もしかしたら、メキシコシティ就航後はもっと増えるかもしれません。

ちなみに、モニターのサイズはJALの23インチに対してANAは17インチなのですが、その分座席からの距離が近いのであまり小さいとは感じませんでした。

ヘルシンキを過ぎた辺りで、クルーが到着前の食事のオーダーを取りにきます。

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先ほど丼を食べたばかりだったので、フルーツだけもらいました。

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上空で出発の遅れを取り戻し、ほぼ定刻通りにフランクフルトに到着です。

 

 

 

 

2016年11月 インド旅行 まとめ

学生の頃からなるべく避けていたインド。衛生状況が最悪、大気汚染が深刻、人が信用できないなどのネガティブイメージが先行しており、今まではわずかにトランジットでムンバイに2泊したことがあるだけでほぼ未踏の地でしたが、今回ついに旅行先として選んでみました。

結果としては、学生時代に安ドミトリーを転々として駅でなかなか来ない電車を待つような旅と違い、今回のように中級ホテル宿泊、車はチャーターといった社会人弾丸旅行スタイルの旅であれば全く問題なく(むしろ楽しく)過ごせました。そして、そうした旅行でもお金が大してかからないのがインドのいいところ。ビザもアライバルで簡単に取れるようになったことですし、近いうちにリピートするかもしれません。

 

【フライト】

往路はJALの直行便でデリーに入り、そこからジェットエアウェイズの国内線でムンバイを経由してアウランガーバードへ。

また、前回のロシア旅行で来年のワンワールドエメラルドも確定したので、復路はワンワールドにこだわらずタイ航空のファーストクラスを選択。タイ航空はバンコクのラウンジこそ少し期待外れでしたが、その他の地上サービス、機内サービスはとてもよかったです。特にバンコク発の機内食はタイ料理のセットメニューが最高でした。 

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【旅行記】

1日目:JAL JL749 成田〜デリー ビジネス

1日目:インドアライバルビザ取得@デリー

1日目:ジェットエアウェイズ 9W312 デリー〜ムンバイ エコノミー

2日目:ジェットエアウェイズ 9W313 ムンバイ〜アウランガーバード エコノミー

2日目:アジャンタ洞窟

2日目:アウランガーバード市内観光

3日目:エローラ洞窟

3日目:ダウラターバード要塞

3日目:ジェットエアウェイズ 9W7149 アウランガーバード〜ムンバイ エコノミー

3日目:タイ国際航空 TG318 ムンバイ〜バンコク ビジネス

4日目:タイ国際航空 TG676 バンコク〜成田 ファースト

4日目:タイ国際航空 TG676 バンコク〜成田 ファースト

スワンナプーム空港での地上サービスが評判のタイ航空ファーストクラス。乗り継ぎ便だとどのような対応なのか期待していたところ、ムンバイからの到着便のボーディングブリッジに私の名前が記されたプラカードを持っているスタッフが待機してくれていました。

スタッフについてボーディングブリッジを抜けると、専用カートが待っています。それに乗って乗り継ぎ用の保安検査場へ。

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朝のヨーロッパ便到着ラッシュの時間帯にかぶってしまったため、乗り継ぎの保安検査場は今までに見たことのないほどの長蛇の列でしたが、スタッフにエスコートしてもらうことでその行列もパス。

保安検査場からはファーストクラスラウンジまではすぐだったので、歩いてエスコートしてもらいました。

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当初は2時間半ほど乗り継ぎ時間があったのですが、ムンバイからの便が遅延してしまったため、ラウンジに着いた時点で出発予定時刻の1時間前。本来はファーストクラスであれば1時間のマッサージが受けられるものの、今回は時間がないためパス。食事もアラカルトでいろいろ頼めるようでしたが、次のフライトがすぐなことを把握されているのか、飲み物しかオーダーを聞かれませんでした。このラウンジは楽しみにしていただけに、少し残念です。

スタッフはたくさん配置されており、個々の乗客に対して目は行き届いている一方、狭い間隔で椅子がたくさん並んでおり、天井が低いこともあって少し狭苦しい印象のラウンジでした。

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結局ラウンジの滞在は15分ほどで、スタッフからそろそろ搭乗が開始されますと声がかかり、そのままゲートまで案内されました。5分ほど歩いてゲートへ着くと、ちょうど優先搭乗が始まっておりそのまま機内へ。

ファーストクラスは2階最前方に12席配置されており、この日の乗客は10人となかなかの搭乗率です。座席周りはJALのファーストと似た印象。

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シートコントロールはスタイリッシュなデザイン。左下のボタンは使う機会がなかったのですが、何だったのでしょうか。

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ウェルカムドリンクはシャンパンかオレンジジュースから選択。シャンパンをもらいました。箱入りのチョコレートも一緒に配られます。

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TG名物、RIMOWAのアメニティです。

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Wi-Fiの無料アクセスカードももらいました。20MBのみなので、一瞬で使い切ってしまいます。

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機内食メニューは豪華なカバーに入って手渡されます。さすがに持ち帰れません。

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開くと飲み物と食事のメニューが入っています。

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ワインメニュー。

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その他飲み物。シャンパンはDom Perignonです。

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食事メニュー。出発してすぐにメインの料理、到着前に軽食がサーブされます。また、これ以外にもファーストクラスの利用者はタイ航空のホームページから事前に食事を予約することができます。

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搭乗終了後、荷物の積み込みが終わっていないとのアナウンスがあり、結局15分ほど遅れて離陸。A380の2階席は窓が遠く、外の写真は少し撮影しづらいです。

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離陸してすぐに、食事がスタートします。

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今回は、タイ料理のセットメニューを事前予約してみました。タイ料理というと現地の屋台で食べるような手軽なイメージだったのですが、こうやってファーストクラスの機内で各皿ごとにサーブされると全く別物のようです。トムヤムクンに大きな唐辛子がごろごろ入っていたのは少しきつかったですが、全体的にどれも美味しく、今までに食べた機内食の中でも指折りの満足度でした。

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タイ料理のセットコースを選ぶと、デザートもタイ風のものがサーブされます。

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食後に少し機内を探検。A380の2階最前方のトイレは噂通りの広さです。

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便座の反対側にはソファまであります。

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トイレの反対側にはラウンジスペース。

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1階へと続く階段は封鎖されていました。

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バンコクからの帰国便は気流の影響で進みが速く、5時間台で成田に着きます。あっという間に日本が近づき、到着前の軽食の時間。焼うどんをもらいました。

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2食目がサーブされるのはこの辺り。

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着陸前に、ファーストクラス担当のクルー3人が全員揃って各席を周り、最後の挨拶をしていました。みなさん年齢はかなり上の方ですが、タイのイメージそのままの穏やかでゆったりとした人当たりがいい方ばかりで、最後まで良い印象です。

出発の遅れを引きずったまま、15分遅れで成田に到着。久々の第1ターミナルはやはりANA機が目立ちます。

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